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yuuichik さんの日記

 
2013
2月 10
(日)
19:28
MFG(4) jun「時間の花(jun&yuuichik校長ver.)」
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本文
My Favorite GBUC(略してMFG)、4回目に取り上げる曲は、

junさん時間の花(jun&yuuichik校長ver.)【2005年 4月12日 発表】

お恥ずかしながら、ギターは私yuuichikが弾いているバージョンです。

オリジナルは、jun作詩/作曲/演奏の 時間の花です。【2005年3月1日発表】
2005年2月11日にGBUCに登録したjunさんの5作目の曲でした。


今日たまたま某所にて、久しぶりにjunさんとお話しする機会がありました。
知っている人は知っているとおり、今ではメジャーデビューを果たしたn.j.
(公式サイトは、こちら
その女性ボーカリストのjunさん。


そのリアル出会いと、KDさんの音楽スタジオで録音したこの「時間の花」。

その後、この録音を元に、kcsaitoさんのピアノなども入れて、
GBUCレーベルからのCDデビュー!という盛り上がりもあり、
2005年当時はこのGBUCでもけっこう話題になりました。

でも「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」のように、
今ではGBUCレーベルも消え(笑)、
元々のきっかけになったjun&yuuichikバージョンのこの曲も、
こうして「掘り起こす」作業をしないと、
GBUCの12,000曲以上もの発表曲の中に埋もれて見えなくなっていました。


junさんがGBUCに来た2005年2月とは、GBUC創設して1年後、
まだまだ女性ユーザは少ない頃でした。
なので「工業高校の男たちの中の女子」のような女性ユーザには、
「腹を空かせた狼」男ユーザたち(笑)が、
“こいつはどんなヤツだろう?”という「熱い」視線を送っていた時期でした。
(これは私の主観ですw)。

そんな中(?)に登場したjunさんに、最初にコメントしたのは、
東北在住の男性ユーザのじゅんさんでしたね(笑)
そうそう、じゅんさんも当時は愛娘しおんちゃんに関連した曲もたくさん発表し、
GBUCを一緒に盛り立てていたユーザでした♪


話は、女性のjunさんに戻しまして。
当時も今と同じように、あるいは今以上に「GBUC中毒」、
通称「オカ中」(GBUC創設者で管理者のokattiさんのオカから取って)になって、
曲発表やコメントのやり取りが盛んな時期でした。

どういう流れでそうなったのかは、忘却の彼方ですが、
当時KDさんが主催していたネットラジオに
junさんと私が出演することになりました。
で、単に出演してGBUC既存曲を流すだけじゃあ面白く無いと言う事で、
junさんの名曲「時間の花」をスタジオで生演奏しようかということになりました。


よく考えたら、本当に無謀なことでした。
junさんは音大を卒業しているとは言え、
自作品を人のギター伴奏で歌った経験は無かったし。
私なんか、職場の病院で専門外のレクリエーションのコーラスの時間に、
ちょっとだけギター伴奏しているぐらいの腕前でした。

しかし、「勢い」というのは怖いもので・・・。
いつのまにか、「まぁ、なんとかなるでしょう! やってみましょう」
というKDしゃんの鶴の一声に納得させられて、とんとん拍子に話は進み、
2005年 3月31日(木)当日がやってきました。

以下、当時の私の記録から、リアルドラマを再現します。

****

★時間の花【jun&校長スタジオ録音までのドキュメント】

2005年3月31日(木)の暖かい春の日
神奈川県平塚のフリースタジオ湘南でKDさんのラジオ収録


私『平塚駅に2時の10〜15分くらい前に待ち合わせしましょう』。
jun「わかりました。じゃあ赤いバラでもポケットに入れときますね」。

重いギターを抱えた私が改札を出てウロウロしていると、
目の前にバラの笑顔でニコニコしている女性が居ました。
『あ、、junさんですか?』。
「はい、junです」。
おー、思ってたイメージより大人な女性だぁ。
『いやー、やっぱり皆さんが言うように、お綺麗な方で〜』。
そう、自ら言ってたキューピー体型なんかでは無いぞっ(笑)
スリムでうらやましい。。。と思ってたら、
「校長、いい声していますねー」。
『え? いや、そんなことはないです〜』。
出会った時のやりとりで、今日の成功は約束された感じだった。


タクシーに乗り、14時にフリースタジオ湘南に入る。
ラジオの収録は15時からの予定(※実際は遅れる)。
KDさんはまだ到着してないが、
スタッフには連絡がいっていて、すぐにセッティングできる。
コントロールルーム前の一番広い録音スタジオである。
前回KKGPDのトラックダウンで来た時の話や、
今日録音する「時間の花」について話していく。


ただいきなり唱うのは、junさんも慣れていないらしい。
ならばと、用意してきた他の歌詞カードを見せる。
私が仕事でやっているコーラスで使っているものである。
まずは私が恥をさらすために「鉄腕アトム」を唱う。
途中からつられてjunさんが歌い出す。
中低域がよく響き、後半から伸びてくる特徴のある声。
『これ、作詞は谷川俊太郎なんだよね〜』。
「あー、そうなんですかー、知らなかったぁ」。
『そうだ、次この曲をjunさんに唱って欲しいんですよー』。
「え、なんですか〜?」。

次に「卒業写真」を選ぶ。
イントロ部分のメロを私が口ずさんで導入する。
junさんが唱い出す。
♪かなーしぃことーが、あるぅーとぉ〜♪・・・。
無音から最初に発する声がとても深い。
声に込めている気持ちがしっとりと伝わってくる。
しかもサビの部分で、そんなに大声にはならないものの、
気持ちの込め方が多層的になって厚みがある。
『おぉ、いいですね〜〜、すばらしい♪』。
「いえ、そんなぁ。でもいい歌ですよね」。
その次に「いい日旅立ち」を唄ってみる。
junさん、ノドも温まってきた様子。
『・・・ではそろそろやってみますか?』。
「はい、やりましょうか」。


「時間の花」。
「どうしましょうか?」。
『とりあえず、簡単にやってみましょう』。
まずは用意してきたコード譜のオリジナル通りに弾いていく。
♪どこをさがしてーもぉー、いなーいんだーね-ぇー
 しんじたくは-なーいーけ-れどーぉーぉぉぅ♪
ほぉ。。。これはmp3で聴く以上に伝わってくる声だ。
まさにライブ向きのボーカリストだな。
きっと唱うたびに状況からインスパイアされて
即興的に表現していく人だろう。

その予感は当たって、
こちらの演奏のスタイルに敏感に反応して歌い方を変えていく。
こちらもjunさんの歌の表現に沿って伴奏の感じを変えていく。
次第に、一番だけでは物足りなさを感じていく。
『間奏を入れて、サビの部分をもう一度やりましょう』。
「うん、そうしましょう!」。

その分、1番はより抑える感じで弾いていく。
1番の中のサビでは少しためるようにすることを話す。
間奏はゆっくりと抑えつつも気持ちを込めて、
次第に階段を昇っていくように、
心の声に辿り着くように弾いていく。

♪きみがのーこして-ぇー いった-じかんのはなーを〜〜
 けして-だれもぉぉ〜 わすれたりしないっ!
 しな-いからねぇぇ〜〜〜♪
『おぉ! それいい、いいよぉ!!』。
「あー、いいですかぁ♪」。
『ついにjunさんの生の言葉が出た感じがする』。
「ギターで盛り上がると自然にこう出てくる感じ」。

その後、オリジナルのキーよりも半音あげた方が
より声が出やすいことも発見する。
数回歌ってから、休憩する。
その間に、junさんとお話しする。
イタリア留学のこと。クラシックのピアノ伴奏のこと。
お母様のこと。お父様のこと。
私は自分が仕事でやっている患者さんの歌の伴奏のことなど。


そうしているうちに、KDさんが登場。
初めてこの3人で出会う。
けどなんか、会って当然のような不思議さが漂う。

KDさんに「時間の花」演奏を聴いてもらう。
《おーー、うん、いい! いいよ!》。
KDさんが喜んでくれる。
細かいコード譜の訂正などをする。
《junさん立って歌った方がもっと声が出るんじゃないかな?》。
「でも私、座って歌う方が落ち着くんです」。
『なんか家では体育座りで録音しているらしいですよ』。

実際立って歌ってもみるが、junさんは落ち着かない様子。
《自分が一番歌いやすい形でやりましょう。
よし! 今日は本格的に録音します。ブースに分かれます》。
『え! 隣どおしの方が感じが分かって良いんですけど』。
「うん、離れるとよく伝わってこないかも」。
《あとで音を加えたりするためにも分かれてた方がいい》。
録音のセッティングを
レコーディングエンジニアのPenny氏がやってくださる。
《できるだけ二人近いところにセッティングしてあげて》。
KDさんが配慮してくれる。
《ではやってみましょう。ダメならまた別の方法考えるから》。


そして本番、二人は二つのブースに分かれる。
ガラス越しにアイコンタクトを取りながら、
ヘッドフォンで自分と相手の音を確認しながら演奏していく。
“よし、今この時を大事にしよう”。

テイク1
相手の声を確認しつつ、隣に居た時のような感じで弾いていく。
時々相手の体の動きの感じを見、かつ聴きながら、
ギターを弾いていく。
・・・・最後のDコードを弾き終える。
《はい、じゃあ、一回こちらへ来て、聴いてみましょう》。
二人して、コントロールルームで今録音されたばかりの音を聴く。
恥ずかしい(*^^*) けど、こう録音されているのか・・・。
《よし、もう一回。これは消して!》。
『え、消さなくても、あとで使えるかも』。
《いーや、もうどんどん消していきます》。

テイク2
もう一度、“今共に演奏できていることに感謝しながら”。
・・・・・・。
演奏するたびに、演奏が変わるのがおもしろい(笑)
《はい、じゃあ、またこっち来て、聴いて》。
さっきよりもこなれた感じになっている。
《うん、いいねぇ。・・junさんもうこれ以上声出ない感じ?》。
「そうですね、段々ちょっと」。
《うん、これ以上歌うと返って。。よし、これでオッケー!》。
「あ、いいんですか?」。
《よしとしましょう!》。
プロのKDさんの耳には決して100%とはいかないまでも、
あとのラジオ収録などの時間も考えて、
現状ではこれで一応のオッケーなのだろう。

それでも二人にはやりとげた感じがいっぱいであった。
『「やったー!!」』
二人して、握手をし合う。


そしてひと休みのあと、
ラジオの収録が始まる。
・・・

*******

ラジオの収録も無事終わり。
そして、GBUCレーベルCDの第一弾「時間の花」発売。
ガレバンナイト。夏の終わりのセッション。ガレフェス。
そして、そして・・・。
nj メジャーデビュー・・・。


この頃には私は少しGBUCから遠ざかっていた時期だったので、
記憶があいまいですが、
「頑張って欲しいな」と思う一方で、
学生時代のサークル活動を一緒にやっていた女子が、
メジャーデビューして「遠くの存在」になっていくような寂しさも、
ちょっぴり感じていたのも事実でした。

でもでも・・・、
やっぱり一緒にオンガクをして過ごした「時間」ってタカラモノですね。
今日ホントにたまたまjunさんに声をかけたら、
そんな数年の年月を飛び越えて、楽しくお話ができました。
これはもちろん、junさんの人間的魅力の成せるわざですが♪


で、MFGに、この曲を取り上げようと思いました。
大切なjunさんとの、仲間たちとの、GBUCでの思い出を憶えておくために。
まさに「時間の花」を作った時のjunさんの説明文、
『大切な友人、そして私の大切な母、
この世を生きた人たちへ。』
のように、
今を、これからを、生きていくために。


それでは、もう一度お聴きください。
jun「時間の花(jun&yuuichik校長ver.)」
http://gbuc.net/modules/myalbum/playmusic.php?lid=6413

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投稿者 スレッド
n.j.
投稿日時: 2013-2-15 13:00  更新日時: 2013-2-15 13:00
エージェント=スミス
登録日: 2005-11-5
居住地:
投稿数: 898
 Re[2]: MFG(4) jun「時間の花(jun&yuuichik校長ver.)」
ziziさん、お久しぶりです♪
こちらに全然顔出してなくてごめんなさい。
そうだったのですねー!めちゃうれしいです!
CDも買ってくださってほんとにありがとうございますm(_ _)m

今度そちらの方に行くときにはぜひお会いできればと思います!
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