ありがとうございます。
う〜む、深いコメントに大いに納得しております。はぁ。さすがやねぇ。
何も考えずにやってしまうので、勝手に行き詰まって出られなくなってしまうことが多く、これもその口でした。うまくいってないことはわかっても、なぜなのか、どうすりゃいいのか、わかんないんですよね。

「女のブルース」が存在しにくいことは、何となく感じていましたが、やっぱりそうなんですね。ま、自分自身が聴いてきてないんだからねぇ。そりゃそうなんですわ、考えてみれば。

確かに男のブルースは、年齢関係なく｢可愛いべいべー」でいいんだけれど、女はずっとブルースしてると世の中崩壊しちゃうから。お母ちゃんがブルースしてたら赤ん坊が生きられんです。そこらへん、「おばちゃんのブルース」を確立した、大阪ブルースはもっと評価されて良いんじゃないか。おっと、話逸れた！

でも、人生にもいろいろあるわけで、女の人生にもブルースはあるんじゃないかと思うんですね。うん、だから考えたとすれば、「ブルースは男だけものじゃないでしょう？」という、ただそれだけですね。だから、そういう女のブルースをどうせなら歌ってみたいかなあと。カバーと言ってもそのままコピーするんじゃなくてね。

しかし、この曲のできには満足してなくて。
それで、いろいろといじってみたりしています。ちょっと邪道かもしれないけど、リズム的にはブルースでないアレンジにしてみたりね。
力がないうちに、ストレートなブルースで真っ正面からぶつかっても、玉砕してしまうだけだものね。ま、その玉砕もブルースではあるんだけども。

Eddieさんにも言われました。RJやるならもうひとひねりほしいなあって。ストレートにやったらそりゃRJの勝ちやもんな。そりゃそうだ。

女のブルースってのは、音楽的な見方だけだと
あまり受け入れられない事が多いですね。

て言うのは、もっとカルチャーが絡んで来るからだと思っていますが

もちろんハウンドドッグのような例外も幾つかあるけれど
エルビスという大カンバンが歌っての評価ですね。

男のブル−スは、幾つになってもウジウジと
安酒場の薄暗いスミで「Baby don't go」と女々しく（？）歌ってたけれど
女はもっと実質的に稼げる所に、いつも切り替わって
ラウンジなんかのショービジネスに近い所で
エンタテイメントな職を見つけて稼げる歌を歌うと言う
生き方の違いがすごくあったみたいですね。

この曲は、知ってか知らずにか
そういった女のブルースをすごく反影して
男のブルースとは、一線を画したポジションにありますね。
つまり音楽性よりも、カルチャーとしての女のブルースですね。
yumさんの「ME AND THE DEVIL BLUES」もそうだったんだけれど

そう言った伝統は、かなり後まであって
Skaの時に例に出したR&Bのルースブラウンにしても
若い頃の大ヒットとは別に、ある程度の年になったらいつまでも
「私のベイビーがどうのこうの」なんて歌えなくなって
ジャズボーカル的なエンタテイメントに入って行ってるんだけれど

そういった女のブルースを越えて行くには
R&Bから、さらにソールと言う歴史を待たなくてはいけなくて
エッタジェームスやアリサフランクリンで
やっと女の生涯を通した思想が出てくるんですね。

だから、なんだか、歴史的な断片を捕らえたような曲で
意識したのかどうかは知らないけれど
男のロバートジョンソンを女が歌うと言うカルチャーの
路線にはしっかり乗っていると思うよ！！

ロバジョンと言う言い方に、尊敬は感じられないけれど

Little Queen of Spades
Music by Robert Johnson
Lyrics by yum (original lyrics by Robert Johnson)

I'm a little queen of spades, and the men will not let me be
Said I'm the little queen of spades, and the men will not let me be
Everytime I make a spread, hoo, cold chill just runs all over you

Well, I'm gon' get me a gamblin' man, if its the last thing that I do
Gon' get me a gamblin' man, if its the last thing that I do
A woman don't need a man, hoo, that she got to give all of her money to

Everybody said I got a mojo, said I've been usin' that stuff
Everybody said I got a mojo, said I've been usin' that stuff
I got a way trimmin' down, hoo, and I mean it's most too tough

Hey boy, since I am the queen, and you can be a king
Hey boy, since I am the queen, and you is a king
Let's we put our heads together, hoo, then we can make our money green

＜yum版の歌詞の訳＞
あたしはスペードの女王　男たちは放っておかない
あたしはスペードの女王よ　男たちは放っておいてなんかくれないわ
あたしが現れるたびに　ゾクゾクしてるんでしょ

あたしは　ろくでもない男にひっかかっちゃった　これで最後にしようと思うけど
ろくでもない男よ　もうこりごりよ
あたしの稼ぎを根こそぎ持ってっちゃうような男はいらないわ

みんなが言うの　あたしはモジョを手に入れたんだと　モジョを使ってるんだと
誰もが言うわ　あたしがモジョを持ってるって　モジョを使ってるんだって
あたしは折り合いの付け方を覚えただけよ　でも　それがたいへんだったんだから

ねえ坊や　あたしが女王様なら　あなたは王様になれるかも
ねえ坊や　あたしは女王様なんだから　あなたが王様
あたしと一緒に　がっぽり儲けようじゃないの


<Original Lyrics by Robert Johnson>

She is a little queen of spades, and the men will not let her be
Said she is the little queen of spades, and the men will not let her be
Everytime she makes a spread, hoo, fair brown, cold chill just runs all over me

Well, I'm gon' get me a gamblin' woman, if its the last thing that I do
Gon' get me a gamblin' woman, if its the last thing that I do
A man don't need a woman, hoo, fair brown, that he got to give all of his money to

Everybody said you got a mojo, 'cuz baby, you've been usin' that stuff
Everybody said you got a mojo, baby you've been usin' that stuff
You got a way trimmin' down, hoo fair brown, and I mean it's most too tough

Little girl, since I am the king, baby, and you is a queen
Little girl, since I am the king, baby, and you is a queen
Let's we put our heads together, hoo, fair brown, then we can make our money green