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理想の家庭を築く人がいる。 優しい伴侶に恵まれ、可愛い子供たちに囲まれ、誰が見てもその人の存在は家庭無くしてありえないというような人。しかし時々窓の外を見やるその人の視線は、人知れず遠くをさまよう。 「旅が家」とうそぶく人がいる。 何物にも束縛されない完璧な自由とそれを守る力。人々はその後ろ姿を羨望のまなざしで見送るだけだ。しかしふと足元を見やる時、その人の目をよぎる一抹の不安を知るものはいない。 自分の居場所が、今立っている所のほかにあるような気がする…そんな人を笑える者ほど、心の底から安息の地を求めて止まなかったりする。
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