J-WAVE「EARLY MORLEY BIRD」や福岡LOVE FM「ELAN VITAL」等でおなじみ、かのモーリー・ロバートソンさんとGarageBand Users Clubがコラボレートします!
この度、リリースされたばかりのモーリーさんのCD「空からモーリーが降ってくる」に採録の特典リミックス用音源とは別(!)に、モーリーさんからGBUCの為だけに特別&限定のサンプル音源をご提供いただくことになりました!
[Special Event]カテゴリ内に[ i-morley : GBUC Remix Project ]コーナーを新設しましたので、皆さんのリミックス作品を同コーナーにどんどんアップしてください。
折しも先日Apple Store,GInzaで行われた授賞式で、登録リスナー数が11万人を超えると言うポッドキャスティング番組の生ける伝説「i-morley」が〈PODCASTING AWARD2006〉のポッドキャスティング優秀賞を受賞されました。(おめでとうございます! )
なんと[i-morley : GBUC Remix Project]への皆さんからの投稿作品はその「i-morley」内のBGMとしても使用していただけるかもしれませんよ!
iTunesでi-morleyを試聴・購読
以下、モーリーさんからメッセージをいただきました。
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Garageband Users Clubのみなさま、初めまして!モーリー・ロバートソンと申します。この度、GBUCとぼくのポッドキャスト「i-morley」で合同プロジェクトを立ち上げることになりました。そこで自己紹介を兼ねて、ご挨拶をさせていただきます。
ぼくは90年代からJ-WAVEなどをプラットフォームに放送の仕事を収入源としながら、音楽制作をしてきました。バンドで実演することもあれば、ラジオのスタジオとリスナーの自宅を電話でつないで、即興的なセッションで曲を作ることも多々ありました。Max/MSPなどの音響ソフトに早くから心酔し、膨大な時間をかけて自動演奏をする作品を追求した時期もあります。
90年代からずっとやりたかったことの一つに「まだ出会っていない多くの人と音声を直接交換して合作する」ということがあります。
95年頃に1〜2秒のAIFFを百個ウェブページに並べた「インスタレーション」を公開したことがありました。電子音が中心でした。それらの音を元に、誰かが音声コラージュを作ってくれることを強く望んでいました。でも当時はインフラが未熟だったため、結局数十人がアクセスしただけ。URLも異常に長かったように覚えています。しかも大半の人はAIFFを再生できないか、パソコンにそもそもスピーカーが付いていない状態だったので、統計上は失敗に終わりました。
96年にはMODというファイル形式を使って、アナログシンセから取り込んだ電子音を繰り返しループ再生する「アプリケーション」を書き出し、それをフロッピーディスクに入れて配布。タイトルは「Music for Doutor」で、ブライアン・イーノの「Music for Airports」へのオマージュでした。アンビエントな環境音がパソコン使用のバックグラウンドで鳴ることをイメージした「壁紙の音楽」でした。しかし、これも当時のMac OS 7でしか再生できないものだったため、「高価なマッキントッシュを買い、さらにOS7にまでアップグレードしたユーザー」〜つまり当時のエリート層にしか再生できないものでした。
こんな感じで、そのつど巷に出回っているフォーマットのぎりぎりのところで「多くの人と音楽を生の状態で共有したい」というゴールに向けて突っ走りました。新彊ウイグル自治区の砂漠からカプラーを電話の底につないでリアルオーディオのラジオ番組を送信したり、ランダムに動く四角形がお互いにぶつかる度に音が出るフラッシュ・アニメを開発したり...そうこうしている内にパソコン・ブロードバンド・携帯プレイヤーが普及し、Web2.0になりました。今ここに来てやっと、多くの人たちと創作の過程を共有するプラットフォームが出現しています。
そこで、そもそもの初心にかえって96年のアルバム「空からモーリーが降ってくる」を物販・iTMSともに再発し、新曲と共にその新曲のトラックをいくつか、素材音源として添付することにしました。素材トラックの冒頭にはメトロノーム代わりのメロディーを入れてあり、この四小節でBPMを合わせられるように工夫してあります。CDを購入された方には、素材トラックを著作フリーで提供しています。リミックスやサンプルを取り込んだ新曲を送っていただければ、ポッドキャスト「i-morley」を含むいくつかのメディアで紹介させていただきたいとも思っています。
加えてCDに同梱されているサンプル以外にも、新たにGBUC登録メンバー向けに新たなサンプルを収録・公開する予定です。今回の合同プロジェクトで目指したいのは、オープンで即興的な創作過程を通じて、いくつもの作品が生まれていくことです。魂を込めたサンプルを提供しますので、みなさんも自由に、無責任にぼくの素材を使ってください。
モーリー・ロバートソン
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i-morley : GBUC Remix Project 用音源
※このサンプル音源で作られ、[i-morley : GBUC Remix PROJECT]コーナー内に投稿された音源は、CCライセンスに関わらずJ-WAVE・Love FMのモーリーさんの番組内及び「i-morley」内に限り、使用許可をあらかじめ同意のこととみなされます。オンエアを望まないが作品を公開したい場合は[GARAGEBAND]若しくは[OTHER ENVIRONMENT]コーナーへの投稿をお願いします。(10/7追記)
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i-morley & GBUC REMIX Project
投稿者 | スレッド |
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gigo | 投稿日時: 2006-10-11 10:08 更新日時: 2006-10-11 11:27 |
登録日: 2004-6-2 居住地: 中央公園西半丁入る北通り下駄履き最上階北窓日照短猫付時折雨漏り環境並地下鉄バス近大通り東3丁目元馬通 投稿数: 4160 |
Re: 御礼 モーリーさん
丁寧なご返事ありがとうございます ひとつ希望を言わせてもらうと、『さらに「CC」の概念を拡張する動きにも繋がっていけるかもしれないと考えています。』ということであれば、i-morlyで使われた、このプロジェクトで作られた曲のクレジットは、たとえ第二次制作と言えども、明確に提示される事が適切と考えていますがいかがでしょう? 先日i-morlyという番組を聞いてみたところ、バックグラウンドでいくつかの曲が流されていましたが、それについての著作者についてのコメントはなかったので、ちょっとそう感じたのですが。あるいは、どこかサイト内にそれはがあったのででしたら、ご免なさい! 「「i-morley」提供のサンプルで作られ[i-morley : GBUC Remix PROJECT]コーナー内に投稿された音源は全て、そのCCライセンスには関わらずJ-WAVE・Love FMのモーリーさんの番組内及び「i-morley」内に限り、使用許可をあらかじめ同意のこととさせてください。」 ということで、割愛されてしまったのでしょうか??? 私が感じるのは、「CC」の概念を「i-morley」に限り縮小できるという、意味になってしまったのかな〜?!!!と感じています。 |
返信 | 投稿者 | 投稿日時 |
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Re: 御礼 | gigo | 2006-10-12 3:40 |