初めてアンビエントで感動した曲がこの曲だなんて光栄です。こんなこというと傲慢だと言われるかもしれませんが、実は内心、この曲に関しては、普通に売っているアンビエントのなかにいれても、相当ずば抜けているのではないかという自信があります。これはgbucの外の人にも言われたことがあります。ああ、だんだん一人で盛り上がってきたぞ（笑）。

アンビエントって個人的にはまったく聴かないのですがGBUCではじめて震えるほど感激した曲に２曲出会いました。ひとつはTF_TFさんの「無可有の郷」そしてもうひとつがこの 「transient landscape」です。これもnorick.hさんの到達点のひとつだと思います。他人の魂を揺るがせる曲を書ける才能。羨ましいです。

＞ロビンさん、ありがとう。
いやあ、深い質問＆コメントですね。
作り方はロビンさんがハウスを作るのと多分、
それほど変わらないと思います。

　このアンビエント・シリーズは、ループとの偶然的な出会いに
よるところが大きいです。でもそれで終わりではなく、ループを
聴いたときの印象から、いろいろなイメージを連想し、膨らませ、
さらにそのイメージを形にしてくれるようにループをアレンジし、
またループ同士を構成してゆきます。いつも、私は
トップダウン方式で、ほとんど頭の中でメロディやコード進行が
できた状態で始めるのですが、今回は、「あえて開かれること」、
そこに溶け込んでいくことを心がけました。
「やってみたらうまくいったのでそれを生かしていく」というのを
繰り返していきました。こういう作業は本当に楽しくって、
改めてループの魔力を認識させられました。結局この曲は、
僕が作ったことになっているけど、僕が作ったものじゃなくて、
一種のインスピレーション（霊感）が僕というフィルターを
風のように通り抜け（スピリットの語源は神の息吹で人の生命の
源です）、またいろいろな人の中を通り抜け、いろいろな仕方で
感じられ、音楽になってゆくのでしょう。ユーザーの皆さんの
コメントから、新たに「海」のイメージが得られ、
アップデートにつながったというのもそのいい例です。

　コメントへのレスということを利用していいたいことを
しゃべってますが、こういうことを話せる機会を引き出してくれた
ロビンさんに感謝です。

こういったアンビエントを構成するときって
純粋に聴いた時の美しさを求めるものですか？
それとも、何か特別な思いを込めているのでしょうか？

このような美しい曲を聴くと
何か深い詩想というか
スピリチュアルな部分で
共感できます。

＞リスとトラさん、ありがとう
この場合、「作為のない」は完全な褒め言葉ですよ。
己の欲する所に従い矩を超えず、みたいな。じじくさ。

ところで、リスとトラさんのToo Much Logicsも
聞きましたよ。すごいですね。あちらにもコメントしますね。
あっちでU2の話題が出たので、触発されてですが、
この曲のベースを作っているときに念頭に置いていたのは、
The Cure と Cocteau Twins です。

作為のない（これはアーティスト側からすると誉め言葉になってないですね、すいません）きれいな音ですね〜。
海の風景そのものが音に結晶化したような。
これほど純度が高いと、海のSEさえ記号的に思えます。
まいりました、ぺこり。

＞じゅんさん、ありがとう。
重症患者のじゅんさんを海に引きずり込んで、
症状悪化に首尾よく成功！
私も最初ぱっと3時間くらいで作って、
それからmp3プレーヤーで外で聴いたら、
のどから心臓が込み上げてくるような感じを
味わったのを覚えてます。
自分が作ったのに、自分が作ったといえないような曲です。
（それからベースの音がトランスポーズしすぎで音が壊れているので
打ち込み直したため、時間はもっとかかっています。）

＞midoさん、ありがとう
そうですね。ちょっと手をかけるとがらっと印象が変わります。
もっとよくしようと思ったら、どんどん悪くなって
どつぼにはまって、なんてこともあります。これもそのたぐいです。
一番最初に出来たショートバージョン（アップしていません）が、
粗削りだけど一番迫るものがあります。
とりあえず、今回、落ち着いて聴けるものになったので、
もう手放します。

＞Tackさん。ありがとう。
ラッセンですね。実は、そう思ってたんです。
でも即座に反応すると、いんちきくさいニューエイジおたくと
思われる恐れがあるので、黙っていました。
ちなみに、私の頭の中では、ラッセンほど透明度の高くない、
ターナーの海がイメージにありました。
もっと前は、ターナーの田園風景です。

ようやく思い出しました。
ラッセンです。
海の音が入って、ますますそのイメージになりました！
深くて透明な青。心癒されます。

　再アップ版聴きました。
　まったく新しい側面が描かれていて、別の曲ですね。
　あたりまえですが。
　ぼくとしては最初のも好きですが、これはこれなりに、
　なんといっていいか、壮大さがあって魅力的だと思うのです。
　アレンジで変わりますね。スタイリストになるんですねー。
　曲の。再アップ。ですねー。
　mido.　

一気に惹き込まれました。
どう表現していいかわからないほど好きです。
唸りながら聴かせていただきました。

＞eijiさん、アップデートなのにコメントありがとう。
いやあ、いいヘッドフォン持ってますね。
海の音ですが、ガレバンのジャムパック2のSEがいまいちで
（中音域が高くてノイズが目立つ）、
それと、それとは別の海の音を重ねました。
ところが、音の性質が違っていて、センターであわせてしまうと
どうしても違和感が残ってしまうので、少しずらしました。
その別の音源が右から左にパンしているので、結果的に、
冒頭の部分が右から押されるようになってしまったわけです。
私のヘッドフォンでは、だいたい左右均等になっていて、
右から左に波が流れるような感じで聞こえます。
これはヘッドフォンの個性にもよるかも知れません。
よろしかったらＢＧＭ的に、スピーカーから小さい音で流して
楽しんでみて下さい。

以前聴かせていただいたイメージでは僕は「浜辺」と言う海ではなく「大海原をクルージング」というイメージでしたので、このSEが入って、あ、そうゆうイメージなのか！！と納得しました

生意気な意見を言わせていただくと、僕はヘッドフォンで聴いたんですが、海の音を（特に最初のところ）左右の音を分けてらっしゃるようなんですが、音圧が左右違って、右の音だけワーって来る気がしましたので、波の音を左右ランダムにした方が良いんじゃないかと思ったりしました、
すみません、好みの話かも知れませんw

＞Loop_9さん、ありがとう。
寄せては押し返す。やはり波のイメージですね。

＞kouchanさん、ありがとう。
いやあ、「ひまわり」とは恐れ入ります。
本格的な映画音楽ですよね。
あのラスト・シーンは確かに、と思います。

実は僕自身は、かすんだ田園の風景を列車の窓から眺めているのを
イメージしていたのです。
でも、いろいろな人がこの曲を聴いて浮かんだイメージから、
「朝日の昇る海」というイメージも得られ、
それをもとに展開してみたい気分になってきました。

というわけで、

アップデートしてしまいました。地味な曲なので、
最近のものすごい曲を下げてしまうのは申し訳ないのですが。
変更点はまず海の音を入れたこと。
そして、ベースの音がイヤホンで聴いても
聞き取れやすくなるように調節したこと。
それと海の音を入れたために、
曲の展開をすべて最初からやり直しました。
そういうわけで、全然たいして変わっていないようにも
聞こえますが、完成度はアップしたと思います。

注意：iTunesはこの曲の音量が低いと判断して、
勝手に音量を上げてしまいます。ダウンロードされた方は、
そのまま聞くと、ＢＧＭとして聞けなくなってしまうので
ご注意ください。時と場合によってはアルファ波ではなく、
アドレナリンが放出されます。

これはイタリア映画ですね。ひまわりを連想してしてしまいました。

淡々とした語り口の、静かで深い内容の映画の、「え？そこで終わりなの？」ってエンディングの後でこの曲が流れ出す、というのを想像しました。

ピアノの音の透明感、いいですね。
波のように寄せては返す、ボリューム使いもニクいっす。

＞preciousさん
激コメントありやとあんした。
映像的ですね。映像的。そうです。
風景がどんどん移り変わるのを思い浮かべながら、
ヴォリュームをいじりました。映像的です。

＞ebivaさん、ありがとう
ebivaさんのジューシーな滴るようなピアノと比べるならば、
比べるならば、潮の香りの漂うピアノでしょうか。

うーん、何か皆さんのコメント聴いてて、
海の風景が浮かんできたぞ。
ベタだけど海の音入れて、アップデートしたいッ

凄く丁寧に音が積み重ねられてますね。
リラックゼーション効果てんこもりです。
ピアノの音が実に私の好みだす。

↓preciousでした。

すごく映像的なイメージを喚起させる音ですね。
叙情的というか。
実際ガレバンいじってるとこういう雰囲気を出すのって簡単じゃないと思うのですが、凄く完成度が高くて聞き込んでしまいます。
このまま映画のサントラに使えそう。陳腐な映像でもこの音のせると引き込まれそうな感じ。

＞midoさん、毎度です。
お〜。宇宙を感じたんですね。
作り方の特徴としては、トラックごとのヴォリュームだけで
変化を出しているところでしょうか。試してみて下さい。

＞N&Nさん、ありがとう。
隙だらけにしたところ、かえって、みたいな
ほんと、実はベース以外はほとんどいじっていません。
ベースだけ凝りに凝りまくっています。
最初に左右別々のパターンで打ち込んでいたりとか、
16の連符なのに強弱だけでリズムを作ろうとか。

＞Tackさん、ありがとう
朝の曲ですか。製作者の生活パターンから想像も付かないような
コメントをいただき、恐れ恥じ入ります。^^;
あ、そう言えばこの曲、朝方にアップされてますね。
キレイ目のアンビエントのシリーズも後1曲で終わります。
その後はまた、ダンス、ダンス、ダンスなので、お楽しみに。

夜明けを感じました。
この時間帯じゃなく、朝方に聴くと効果的ですね。
キレイな曲です。なんとかって有名な現代画家、うーん何だっけ。
海っぽい絵を書く人。そういう絵が頭に浮かびました。

個人的には、また「2get2gether」みたいのやって欲しいっす！
だってここ最近の曲はキレイなのばっかりで、僕なんかがコメントしづらいんですもん（笑）。

隙のない綿密な音作り、美しい…。

　こんなに宇宙的に出来るんだなぁ、と思いました。二回目かけて。
　　　　　　　　　 mido.　

聴きました。midoです。「宇宙」ってかんじさせる部分がひとつ、あと、後半、「哲学的なもの」を感じさせるところ、がありますね。一回聴いただけなのですが、優しいつくりにあり、音をさらさせながら聴かせていく、といったところでしょうか。早速、mido-midoの日記で、リンク貼らせていただきます！mido.mido-midoの日記mido@estate.ocn.ne.jp