ちょうどこの、今から１年８カ月前のこの作品の返信の時から、
「刀折れ、矢尽きて」息絶えてしまっていました。
心にずっと引っかかっていました。
（実はその前の「バッハのシャコンヌ」あたりでもそうですが、
あまりにも昔過ぎるので、ご了承下さいませ〜m(__)m）。
今日少し物理的にも心理的にも余裕があるので、
まとめてではありますが、お返事させて下さいませ。

***

> 井草見さん
あぁ、ホントにご無沙汰しちゃってます。
お元気でしょうか？・・って、私が言うなよ!?ですよね？
今も、以前横浜関内で会って語り合ったことを思い出します・・・
と書くと、長くなるので省略しますね(^_^;

「しづくマニア」も、やっと先日とりあえずの「完結」となりました。
人は一区切りが出来ないと知りつつも、
そうしないと先には進めないことがありますもんね♪（謎？w）

> 透明になろうとしているんじゃないの、校長

まさにそうでありましたよっ！　さすがは井草見さん！
透明になりすぎて、あやうくしずくと共に消えちゃうところでしたよ。
あぶなかった（笑）
ちょっとだけ復活したので、「私も元気です」とお返事させていただきました（笑）

・・・あ、ちょっと用事が入ったので、今日はここまで。
他の方々への返信のつづきはまた。（の、はず）（笑）

kooさん、はじめまして、ですよね。
yuuichikです。よろしくお願いします♪
聴いて下さって、そして感想まで書いて下さって、うれしいです。
ありがとうございます。

> 何度も聞かせて頂いてます。

うれしいです。
私の作品は長いのが多くて、申し訳ないなぁと思います。
でも何度も聴いて下さって、
なにがしかの「ひっかかり」を感じて下さったのは、
作者冥利に尽きます。

> 自分は音楽の事は良くわからないのですが

いえいえ（笑）、私こそ音楽のことはよく分かりません！
楽譜の音符もろくに読めませんし。
でもそれが十分出来なくても、楽しく創れるのが
MacのGarageBandやLogicの魅力ですよね♪


> 曲を通して１つの物語をみている様なそんな感覚

「１つの物語」とは、核心を突いた感想だと思いました。
そうなのです。
巧みか、きちんと伝わっているかは別にして、
私はこの作品に「１つの物語」を込めてみました。
これを完成させることで、１つの区切りにしたいと思い、
作ってみました。
それが何かは別にしても、
そういう雰囲気を感じ取って下さって、うれしかったです。

凪さん、こちらこそご無沙汰しています。

とは言え、ここGBUCでの時間って、
きっと世間的な時間とはまた違う時間が流れているようなので（笑）、
「久しぶり」でも十分有りなのが、おもしろいですよね♪
作品を発表したり、他の人の曲を聴きたくなって、
ゲストで関わったり、ログインしてユーザ名で関わった時に、
また再びそこに有るようなユニークな世界の時間が
ここには流れていますよね♪


> 音の重なりは、終わりを待たずやがて移ろいゆき、
> また別の重なりに置き換わる。

凪さんの感じてくれたこのイメージは、
まさに私も作りながら、それに導かれていった流れそのものです。
設計図を持たずに、
作りながら出てきた音に導かれて、また次の音が描かれて、
しだいに重なっていって・・・。
そんな感じで、この一ヶ月半は、
この曲のことを想いながら、創り上げていきました。

> この中の一員となって音を出すことができたならと思いました。

時にそう思いたくなるような、
自分にとって心地よい作品に私も出会って、感銘を受けます。
凪さんにとっても、私の作品が一瞬でも、
そんな時を与えられたのなら、うれしく思います。

> 実は私が最近つくっていたものは、
> 自分の耳にとってかなり不快な音だったのですが、
> それを洗い流せたような気がします。

そうだったのですか？
どんな作品なのだろう・・・と、それはそれで興味があります(^-^)

私は自分の曲造りが始まると、
他の人の作品を聴くことをほとんどやめて、
自分の世界に閉じこもってしまうので、
ここしばらくの皆さんの作品や、凪さんの作品を聴いていません。
もう少ししたら、凪さんの作品も聴かせていただきますね♪

gigoさん、聴いてくれて、ありがとうございます♪

> 前にも yuuichik さんの時に、書いてるかもしれないけれど
> 1970年大阪万博のパビリオンの、大空間のあちこち〜〜

ええ、以前も話してくれましたね。
KDさんにも同じ思い出を語ってもらいました。
私は残念亜柄、大阪万博には行かなかったので分からないのですが、
自分でも気づいていない音楽的なルーツが、
自分の小学生時代に起きていた「前衛音楽」や「環境アート」にも、
辿り着き何かがあるのだとしたら、興味深いです。

意識して使っているつもりは無いのですが、
音が響きあって創り上げる音響世界が、
自分にとって気持ち良くあるように作っています。

> アシッドイメージの写真

写真表現も素晴らしいgigoさんならではですね♪
私はまったくの趣味ですが、
今回のアートワークは先にも書いたように、いじってみました。
オリジナルはただ曇り空の景色なのですが、
もっと「しずくに濡れながら、佇んでいる者」が、
その時目の前にどういう景色を観ているだろうか？
を想像しながら、色合い的には濃く、燃え立つような、
それでいて、この世ではない世界を見ているような、
そんな情景の雰囲気にしたいなと、あれこれといじってみました。

> 自分にとっては、万葉集はどんな音なんだろうと考えて

私が「説明」文で引用した万葉詞は、
もちろん（笑）象徴的な意味合いが大きいのですが、
この詞でなければならない想いも、今回は大きかったです。
純粋にこの詞だけで作ればもっと簡素な音になると思いますが、
そこは私自身の「身勝手な妄想」がそれに先だってあるので（笑）、
こんなに仰々しい音の物語になってしまいました。

kimuxさん、ご無沙汰してます。
kimuxさんも中心のプロジェクトがあるのは気になっているのですが、
他のスゴイ方の作品を聴くと影響を受けちゃうので、
それを言い訳にしてまだ聴いておりません（笑）
一段落付いたら、聴かせていただこうと思います♪

> SF超大作のサウンドトラックかと思うような素晴らしさ
> そこは校長、淡々とじわりじわりと静かに盛り上げますね。

ありがとうございます♪
SF的なものとは真逆なものを描いているつもりなのですが、
きっと本人は気づかない何かを感じてくれたのでしょうね♪
始めは「盛り上げる」予定のないところから始めたのですが、
ver.5までに至る一ヶ月半の果てに、こうなりました（笑）

> しかしジョン・ウイリアムズが大統領のテーマを書くとは。
あ、そうだったのですか！？
情報から取り残されていましたよぉ(O_O)

> アートワークがなんか狂気をはらんでいるような。
> 色をいじっていますか。

ええ、いじっています。
オリジナルの写真は去年の梅雨に自分で撮ったものですが、
今回の曲ができあがった時に、
テキストにした和歌の情景、
大津皇子（おおつのみこ）が目の前に観ていたであろう景色と心情を、
こんな感じかなとApertureで加工して、
アートワークにしてみました。

kagenさん、聴いて下さって、ありがとうございます♪

> ボクには非常に温かみを感じる音でした

kagenさんにそう感じてもらえたのなら、うれしいです。
実は確かにieieさんが言うような、
どちらかと言えば「日の当たらぬ世界」から描き始めたのは事実で。
でもそれを描き尽くしていった先に、
見えてくる「別の世界」も描きたかったので。
それがkagenさんも感じてくれた「温かみ」ならば、
うれしいなと思ったのです。

> 深呼吸をするような拍数

ピアノは弾けないのにMIDIキーボードで弾くマネ（笑）
をして入力していくので、
せめて、描きたいリズムだけはこうありたいと、
体をクネクネさせて弾いていくので（人には見せられない）(^_^;
それが自分にとっても、聴き手にとっても、
「深呼吸するような」心地よさになっているのだとしたら、
うれしい限りです♪

すごく広い景色ですね。微速度撮影した雲とか、高速度撮影した雨のしずくとか、なんかそういう映像に合いそうな気がします。なんかこれで１年の四季が巡ってしまうのじゃないか？そんなトリップ感があります。

どの音も澄んでいて厚みがあるのは凄いです。

ieieさん、どうもありがとう♪

> 神経の裏側をちりちり
そうですね、そういう感覚も十分込めていますね！
何よりも作り手の心理状態を音に込めているのは自覚しています。

> 意図したものとは違うのかもしれませんが
だから意図したものと違わなく無いですよ。

> 高周波数の倍音
この音はTibetan Singing Bowlsのドラムキットの音たちですね。
自然界から魑魅魍魎世界までがイメージ出来るような気がして、
好んで使っています。

> 曲が佳境に入り
この作品は去年の12月頭には骨格が出来ていたのですが、
その時はこの「佳境」は造れていませんでした。
最終形のver.5でこの形ができました。
その意味で、私自身も約１ヶ月半かけて、
やっとある種のカタルシス的な面にも
持って行けたのかも知れません。
完全な、とは思っていませんが、
これをこの日までに創り上げられて、
一段落した気はしています。

> うーむ策士め（笑）
いえいえ〜、ホントは全然「策」なんか考えてなかったんですが、
ieieさんにそう笑って言ってもらうと、うれしいですね♪
とりあえず、他の人に聴いてもらっても、
それぞれのイメージに何らか共鳴するものになったのだとしたら、
とりあえずに人目にさらせる段階にはなったということで（笑）

聴いて下さって、最初に感想言ってくれて、うれしかったです。
感謝♪

いやぁ、美しい…。
自分の心が水平に拡がっていき、宇宙と同化したみたいな気分。
繊細なんだけど大らか、透明なんだけど、鉱物やガラスではなく、
有機物がいっぱい溶け込んだ水みたいな、豊潤な清涼感。
聴き終えたとき、自分の細胞がキレイになったような気がしました。

これほど癒される不協和音がかつてあっただろうかと

いや、不協の定義なんて定かではないし
よくわかりませんが…

危ういところで安定を保っている美意識と言いますか
そういう音が可憐に儚く切なく響いておるのです。
美しすぎます〜

エンディングがたまらなく良いですね
引っぱり上手

幾重にも重なり合った音が
そっと我が手を取り、そのまま手を引いて
静かにこの殺風景で冷たい壁床天井から成る四角い部屋から
連れ去ってくれました。
そのような曲でした、僕にとっては。
ベルの音量など、加減がとてもいいですね。
そう、湯加減が良いと風呂の場合に言いますが
山のしづくになる曲は加減が良いな、と、koo酸じゃぁないですが
音楽のことを、専門知識を有さぬ僕はあまりわかっていませんが
そう感じました。
山間（やまあい）に連れ出してくれるようなサウンドを
ダンケ！

おぉ、ファンとしては遅れてしまい損した気分ですが、これはまた美しい作品ですねぇ。
古い森に立ち入ったような感覚。
そしてやはりしずくと銘打つだけあって湿度を感じる響き。
豊潤で透き通った美味しい空気をゆっくりと胸一杯に吸い込むようです。
いや、むしろ山（ボクには森のイメージですが）の呼吸と自分の呼吸が一帯となるような感覚というのでしょうか。
いつも素晴らしい作品を楽しませていただいてます。

お、しづくマニア。w

大地の歌の終曲を思わせる静謐感が素晴らしい。
前回も静謐を感じたけど、もっと純化したみたいです。
透明になろうとしているんじゃないの、校長。

わぁ〜〜〜！
みなさま、聴いて下さって、ありがとうございます！
また、コメントまで書いて下さった方々、すごくうれしいです。

最近は、あまりGBUCにもちゃんと関われなくて。
またいろんな集まりにも出れなくて。
先日も心優しい方々から「ステキな留守電」をいただけたのに、
ちゃんとお返事できなくて・・・。
本当に失礼しています〜m(__)m

だから、数ヶ月ぶりに発表した作品を聴いて下さって、
感謝しています！
（思うところあって、タイトルの「説明」文が言葉足らずになっています。
ごめんなさい）。

今週末には時間が取れるので、
お一人ずつのコメントにお返事を書こうと思っています。
それではまた♪

何度も聞かせて頂いてます。
自分は音楽の事は良くわからないのですが
曲を通して１つの物語をみている様な
そんな感覚がありました。

お久しぶりです。
澄んだ流れの中で、断片的に耳に入ってくる美しい音の重なりは、終わりを待たずやがて移ろいゆき、また別の重なりに置き換わる。耳にひたすら心地良い。そんな時間をゆったりと過ごさせていただきました。
この中の一員となって音を出すことができたならと思いました。
実は私が最近つくっていたものは、自分の耳にとってかなり不快な音だったのですが、それを洗い流せたような気がします。

前にも yuuichik さんの時に、書いてるかもしれないけれど

1970年大阪万博の薄暗い伽藍堂のパビリオンの、
大空間のあちこちから反射してくるように鳴っている
重厚ななマルチチャンネルの音の作りと
その頃出て来た環境アートという言葉と思い出します。

「アートワークがなんか狂気をはらんでいるような。」って
kimuxさんも書いてるけれど、確かにそうですね。
ヒッピームーブメントの頃の、
アシッドイメージの写真に通じるような感覚ですね？！

自分にとっては、万葉集はどんな音なんだろうと考えてみて
たぶん雄大でも簡素かもしれないなー、なんて事も思いました。
何千首もあるから、一概には言えないけれど
この歌も含めて

SF超大作のサウンドトラックかと思うような素晴らしさ、
とはいえハリウッド映画だったら、途中でジャンっ！！！
と驚かしたり、強引に盛り上げたりするんですが、
そこは校長、淡々とじわりじわりと静かに盛り上げますね。

しかしジョン・ウイリアムズが大統領のテーマを書くとは。

追伸：
アートワークがなんか狂気をはらんでいるような。
色をいじっていますか。

こんばんわ

（ieieさんの感想とは逆に？）ボクには非常に温かみを感じる音でした。深呼吸をするような拍数がボクの呼吸と相性がよいからか、ベルの音が非常に気持ち良いからか、至極深い広がりを感じました。
α波というか 脳汁出てると思います。

むむ。なんだか神経の裏側をちりちりと引っ掻かれるような
サウンドですね。なんか校長らしからじ。
　高周波数の倍音が多いせいかなぁ。
　
　意図したものとは違うのかもしれませんがなんだか不安と焦燥感を
増幅させられました。
　それはこの曲が聴き手の心理状態を映す鏡のようなものだからかも。

　しかし、曲が佳境に入り、音がひたすらブ厚くなっていくとそうしたもろもろのものが雲散霧消していき、カタルシスを感じます。
　
　うーむ策士め（笑）