ziziさんの日記 - ガレぶろ(BLOG)
GarageBand Users Club (GBUC) - GarageBandを中心としたユーザーコミュニティサイト〜 For All DTM Users 〜
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D3DIARY - XOOPS DIARY MODULE
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2018-12-30T09:59:38+09:00
Seamles sky ストーリー概容
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2018-12-30T09:59:38+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
仮想サントラを連作してました「Seamles sky 」の雑でツッコミ所満載なストーリーを載せておきます。物凄くおヒマでかつご興味あればどうぞ(めっちゃ長いです)*********前説(StarWarsで上に文字が流れて行くやつみたいなの)広大な海に覆われた惑星トライトン。豊かなる海は生命を育み、それはやがて陸に上がり進化を続け、果てしなくも長い時を重ね、やがて北半球に広がる二つの大陸に文明が栄える。アトラス海と呼ばれる事となる大洋を挟んで東方のモルト大陸と西方のガルム大陸。後にそう呼ばれる向か..
「Deep Purple The Long Goodbye Tour」参戦記
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2018-10-28T08:46:02+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
行って参りました!どこにですと?Deep Purple福岡公演でございます...ツアータイトルは「The Long Goodbye Tour」ですよ...ちなみに現在のメンバーは下記の通りです。Vo:イアン・ギランGt:スティーヴ・モーズBa:ロジャー・グローヴァーKey:ドン・エイリーDs:イアン・ペイスジョンもリッチーも居ませんが...鍵盤はかつてリッチー率いるレインボー全盛期(かな?)に参加し「Spotlight Kid」のソロで堂々リッチーと渡り合ったドンエイリーですよ、zizi的にはジョンの..
ossanの聖地巡礼紀行
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2018-09-23T11:09:05+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
酷暑もようやく終わりを告げ、秋の気配が進んで参りました今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか...今更ですが夏の思いでについてのお話です。私事ですがziziには愚息が2名おりその2号は関西方面で単身働いております。で、7月の連休時、家族全員三連休というまたとない機会があり、ならば2号の処に行こうではないかという事になり福岡から阪○フェリーで車ごと移動、翌朝無事2号と合流。せっかくなので誰も行った事無い場所へ行こうという話になり琵琶湖方面へドライブ。実は私にはコ...
若い力
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2017-09-01T21:41:41+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
みなさまこんにちは。ziziでございます。さてさて最近どうも寄る年波には勝てず、各方面で窓際に近づいている事をヒシヒシと感じる今日この頃です。もう若い方にイロイロお譲りして応援する立場なのでしょうかね...そして昨今続いた大物ミュージシャンの訃報。これからの音楽界はどうなりますやら...と思い若い方に目を向けますと...凄い。凄い方がイロイロいらっしゃる。こりゃあ100年先まで大丈夫、しがないossanが気にする事でもなかったかなあと思いました。というわけで最近とい...
zizi通信 Jeff Beckライブ!
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2017-02-19T10:08:11+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
2月3日に催されましたジェフベック福岡公演、観て参りました!と言いつつ私は90年代以降の作品はあまり聴いてなかったのですが(すんません)ここで観ておかなくてはもう一生機会は無いかもと思い行って参りました。今回驚いたのは開演前に「スマホでの撮影OK」のアナウンスが流れた事。フラッシュ禁止、振りかざさない、状況によってはスタッフが制止する等の条件付きですが、これも時代の流れなんでしょうかね。席は後方でしたので開演前ステージ付近に行ったりPA席の周りをウロウロしてみます。ステ..
風に尋ねて 第26話 最終回
http://gbuc.net/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=389
2016-10-22T23:17:27+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第二十六話 最終回 翌日からボクは吹奏楽部に復帰した。今年のコンクールは県大会を勝ち抜き、夏休み最後の日曜日に行われるブロック大会にコマを進めていた。と言っても、もちろんボクは参加出来なくて、ブランクを取り戻すべく個人練習を再開しながら当日は応援兼裏方、という立場になる。大会前日の土曜日になり、皆最後の練習を終えた時、何の用事か職員室に入って行くヒヨコをみかけたけれど、その後、楽器運搬係を承っているボクは明日の準備で手が離せなくなり、声をかける事が出来ないまま家に帰った。すると夜、ヒヨコから着信..
風に尋ねて 第25話
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2016-09-19T20:15:44+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第二十五話 ボクは慌ててヒヨコを追い、楽屋へ行くと前で三好さんが待っていた。「お疲れ」肩で息をしていたヒヨコが頷き、二人は楽屋へ入って行った。少し間があって中から凪子さんが出てきた。「話は三好さんから聞いた。こっちは大丈夫だから」え?何が?と思う間も無く三好さんが顔を出す。「少年。ちょっと」外ではマスコミが中で起こった出来事は知らずに出待ちしている。地下にあるkandersからは一箇所しか出口は無い。三好さんは、ヒヨコを囮にしてkandersから成...
風に尋ねて 第24話
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2016-08-02T21:57:08+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第二十四話 MCの軽妙な紹介から始まり、いよいよMIYABE登場、拍手に包まれる。最初は楽曲とアニメの紹介トークが続く。制作の裏話から事前に募集されていたファンからの質問なんかをテンポ良く進行した。ふと気づくとなにやら入り口の所で声がする。「ちょ、行ってこっか」カンちゃんが目配せする。今はkandersのスタッフとしての立場で行動しなきゃいけなかった。凪子さんが対応してたんだけど、どうやらどっかのマスコミ関係者が料金払うから中に入れろと押し問答になってるようだった。カンち..
風に尋ねて 第23話
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2016-07-17T15:41:17+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第二十三話「あれ?バンドはいないの?」「言ってなかったっけ、まあイベントだからそんなモンでしょ」カンちゃんは平然と言う。今回のMIYABEはバンド不在でヴォーカル抜きの音源を流してそれに合わせて歌うというスタイルだった。そして、MIYABEは一旦音源を止め、カンタローさんと二言三言交わす。そして再度曲の音源が流れ、歌が入る...正直言うとボクはがっかりした。音も曲調もpopな感じで、後で知ったけんだど曲はMIYABE本人でなくコンペで採用されたライターが書いた曲だった。...
風に尋ねて 第22話
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2016-06-23T22:13:27+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第二十二話 その後、連日カンちゃんと練習を重ねる。先日の「Stand by me」含めて古い洋楽のカバーを四曲。このセレクトにはちゃんと訳がある。何でもMIYABEの曲が採用されたアニメの内容ってのが、苦労しながらもやがて人気者となったロックスターが、天狗になった挙句傍若無人に振る舞うようになり、TOKEIOドームでの初ライブ準備中に恨みを買ったスタッフに突き落とされ設営中の舞台から落下、そのショックでなぜか1970年代にタイムスリップ、目が覚めると...ただ音楽が好きな高校生に..
風に尋ねて 第21話
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2016-05-28T20:33:25+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第二十一話 八月一週目の出校日。久しぶりに全員顔揃えたって感じの真夏の暑い屋上でハルが叫んだ。「おい!知ってっか、これ!」「どうせまたネットのニュースだろ」カンちゃんがからかうように言う。しかし次にハルの言った言葉にドキっとする。「そうだけど。ほら、成瀬美月っているでしょ?あの子オレん中で一推しなんだけどさ」ボクはヒヨコをチラと見たが明後日の方向に目を向けている。「MIYABEっているじゃん、ロックの。アイツと密会してたって記事になってんぞ」「えっ!」ボクは驚い..
風に尋ねて 第20話
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2016-05-02T16:48:25+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第二十話 夏休みに入って最初の日曜日。吹奏楽部はボクの居ないまま地区大会で金賞を受賞し、県大会へとコマを進めた。きっと皆大喜びで今も張り切ってるに違いない。参加出来なかったのは残念だったかな...正直言うとそう思った。しかし八月末まで休部のボクはと言えば、補習授業もあったりしてるけどロクに行かず「kanders」にせっせと足を運び、自分なりにその部活の無い夏休みを楽しんでいた。ある時は営業が無い時間帯も許可を貰って入り、楽器の練習をさせて貰った。やはり家と違って大きな音を出せると...
風に尋ねて 第19話
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2016-02-14T10:21:28+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十九話 屋上に上がれないうっとうしい梅雨空が続き、ボクとヒヨコが普通に授業を受けている光景もすっかり普通になりクラスの皆からも弄られなくなって来た頃、ようやく七月となり暑い夏がやって来た。放課後になってもまだ太陽は西の空高い位置にあり、屋上でボクとヒヨコは吹奏楽部が練習する音を空しくBGMとして耳にしていた。「コンクール、夏休みに入ってすぐだっけ?」ヒヨコがちょっと言いにくそうに尋ねる。「そうだったね、最後の日曜日だっけ」「応援にだけでも行く?」「いや...何だかさ.....
風に尋ねて 第18話
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2016-01-11T12:17:24+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十八話 翌日。学校に行くと、南先輩が教室の外までやって来て、ボクを呼んだ。胸騒ぎを覚えつつも何だろ?と思いながら廊下に出ると、「ちょっと」ってボクを促し、人が少ない廊下の端っこまで行った。「ちょっと先に耳に入れとこうと思ってさ、実は一番タチ悪いヤツの耳に入っちまった...もうオレにはどうしようもないんだ」「え?誰の事ですか?」「俺の母親さ」ボクはピンと来た。きっと昨日のアレだ...「あ...もしかして真っ赤なベンツに乗った」「そう、恥ずかしいからやめて...
風に尋ねて 第17話
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2015-11-23T20:13:55+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十七話 待て待て、落ち着いて考えろ...あの時ボクはケータイを構えてた。そして、マコが南先輩を蹴り上げて、カンちゃんとボクは飛び出して...その時も確かにまだ手にしてた。その感触まで覚えてる。で、カンちゃんが転んでボクとヒヨコは無我夢中で南先輩を突き飛ばして...そこまで思いだしてハッとなった。その時だ!ボクは手に持ってたケータイを放り投げ、池に水没させてしまったに違い無い。「思いだした?」「うん...きっとあの時池の中に落としたんだ...」「やっぱそ...
風に尋ねて 第16話
http://gbuc.net/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=363
2015-10-18T08:47:13+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十六話 そして翌日、6月4日を迎えた。ボクは部活が終わると一直線に屋上へ向かった。何だか楽しそうなカンちゃんと、ちょっと緊張気味のそれ以外の皆と合流し茶室の裏に向かう。ボク達は配置に付く。マコが茶室の裏の池の傍で南先輩の到着を待ち、ハルが校舎の影に立ち見張り役。陽代子ちゃんがはハルと反対側の校舎の裏側から、南先輩がマコと話始めた頃合いを見計らって登場、ボクとカンちゃんは校舎を背に正面にマコが居る池を臨む低い木の植え込みの影に隠れ、ボクは動画撮影のためのケ...
風に尋ねて 第15話
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2015-09-05T00:21:12+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十五話 翌日の朝、屋上で陽代子ちゃんと相対した。ハルに言われたからってワケじゃない。ボク自身が気になってた事だし...いや、正直に申告するとこれはボクにとってはとても勇気が必要な事で、マコの状況とハルの熱気には背中を押してもらった。ホントはちょっと言いづらかったんだけど、ようやく聞く事が出来たんだ。「最近さ、南先輩?って人と良く話してるよね」「ああ、あの人ね...」「前から知ってたの?」「まさか...突然話かけて来てさ、それ以降いつも一方的に喋ってばかり」「へえ、そう..
風に尋ねて 第14話
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2015-08-01T18:15:14+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十四話 一週間後、登校後に教室で携帯を開く。何となく屋上で撮ったマコの写真を眺めていた時、教室に入って来たハルに気づいて、反射的にその写真を削除してしまった。直後、ハルはボクの机に近づいて来る。「ジジ、そろそろマコちゃんの...戦果はどう?」「ダメだね…まあ果報は寝て待てだ」「いつまで寝てなきゃなんねぇんだよ」「まあ焦りなさんなって」「も〜使えねぇなあ、早くしろよ」「知らねぇよ」「ちぇ。何でぇ...やる気ナシじゃん。カンタも何か言ってやってよ」ボクはボクなりの事情..
風に尋ねて 第13話
http://gbuc.net/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=357
2015-07-05T06:46:13+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十三話 四月、今年もまた桜の花が咲き、そしてすぐに儚くも散り始め、その花びらは校門から校舎へ続く通路に舞っている。この季節になると、そんな当たり前の事なのに大人はいつも『今年も桜が綺麗だね』なんて言う。その風景に感慨を抱く余裕が無いボクは...そのまま始業式を迎え、二年生になり新しいクラスの教室に居た。何故かわからないけど、仲良かった連中は、また同じクラスになった。カンちゃん、ハル、深松君と吉山さん、そして桜井陽代子ちゃん。新しい教室に入り、彼女の姿を目に..
風に尋ねて 第12話
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2015-06-09T20:40:55+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十二話 そして3月。最初の日曜日、陽代子ちゃんは東京の実技試験会場に出かけて行った。ボクは自分の事ではないのにドキドキしながら長い一日を過ごし、翌日登校すると朝一番にその時の話を聞いた。内容は彼女なりに、今の時点ではこれ以上の事は出来ないだろうと言う、やり切った感じはあったらしい。それならきっと大丈夫だよ、と自分の言う事なんか当てにならない事は百も承知ながらもボクはそう言った。その時彼女がちょっと複雑な表情を浮かべたのは「そんなに簡単じゃないのよ」という意味なのか..
風に尋ねて 第11話
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2015-05-06T08:15:19+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十一話 ボクの心を知ってか知らずか三学期は月日が経つのが慌ただしく、瞬く間に二月になる。陽代子ちゃんの練習は、バイトのシフトが早い時間の日以外は続いていたし、ボクが吹奏楽部の練習が終わった後、ゴリ先生との約束通り大音楽室で彼女がピアノ弾き終えるまで待ってる事も変わらず続いていた。ボクは彼女の気が散らないように、相変わらず部屋の隅っこで静かに作業している。いつも彼女は練習を初めてしばらく黙々と弾き続け、途中で少し手を休めた時、ふっとボクの方を見て声をかける。「ねえ」「え?どう..
風に尋ねて 第10話
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2015-04-05T09:30:59+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
風に尋ねて 第十話 いよいよ三学期が始まった。ボクは始業式の日、皆んなが気怠そうに冬休みの事を喋り合ってるのを尻目にこっそり陽代子ちゃんに借りてたマフラーを返した。家にあったブランドショップの綺麗な紙袋に入れたんだけど、母さんが取ってた買い物後の紙袋を、いつも捨てればいいのにって思ってたけどこの時ばかりは感謝した。こっそり渡したつもりだったのにこういう所をハルが見逃すワケも無く、アレ何だよって聞かれたけど「CD借りてただけだ」ってとぼけてやった。それから一週間が過ぎて正月気分も抜け..
風に尋ねて 第9話
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2015-03-06T22:11:19+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第九話 そして新しい年を迎える。気持ちも新たに...って気分になったのも束の間、冬休みの間陽代子ちゃんの事をずっと考えていた。だけどボクにはどうしようもない...そんな無力感を感じながら過ごしてた最後の日曜日、カンちゃんから連絡があった。「kandersでライブに出る事になったから見にこない?急にキャンセルになった出演者の替わりなんだけどさ」そう言われ、急いで出かけた。その日はアンプラグドのライブでのオープニングアクト、アマチュアのライブで満員とは行かなかったけど..
風に尋ねて 第8話
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2015-02-07T21:08:31+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第八話 そして年末を迎え、12月29日。クラスメイトで忘年会をする事になった。と言っても大した事じゃない。昼間の時間にkandersに集まって、お菓子なんかを持ち込んでワイワイ言うだけ。カンちゃんが話付けてくれて、ワンドリンクだけはオーダー取って、場所を貸してもらった感じ。ハルや深松君や吉山さん含め来れる人だけ15人くらい。陽代子ちゃんにも声かけたんだけど、あの音楽室の出来事以来態度は変わらず。つまりそっけなく忙しいからって断られた。忘年会の最中ハルは女子とばっか喋っ..
風に尋ねて 第7話
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2015-01-10T09:44:54+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第七話 そして試験も終わり、もうすぐ二学期の終業式を迎えようとしてた頃。ボクは朝教室に入るなりハルにいきなり羽交い締めされた。「ジジよ、総統がお呼びだ。出頭して状況を報告しろ」「わ、分かったから離せよ、大体オマエそれ誰のつもり?で、何の状況をだよ」ハルはボクを掴んでた手を放し、ちょっと呆れたような仕草を見せて笑う。「いやさ、ほら桜井さん。全く情報無し。ピアノ弾くらしいって事しか分かってないからさ。このままじゃハルノートの信頼が揺らぐ」「いいじゃん別に」「またつれない事言..
風に尋ねて 第6話
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2014-12-10T20:28:19+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第六話 翌日、試験前だというのにボクは小音楽室を訪れた。外から覗くと桜井さんはすでにピアノの前に座っていて、何かの楽譜を眺めている。と、その五線紙を見てハッと思った。あれって...ボクが創りかけてた曲の楽譜だ!そ〜っと開ける事を忘れ、ガラガラと扉を開け、勢い良く部屋に入るなり息せき切って尋ねた。「あの、桜井さん!それって...」彼女はボクの勢いに驚いたみたいだった。「あっ、時次君、ホントに来たんだ...」「それボクのだ...どうして持ってんの?」「え?...あ...
風に尋ねて 第5話
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2014-11-15T18:39:01+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第五話 十一月に入り、屋上は少し寒くなって来た。ボクはポケットに手を突っ込んだままカンちゃんと話してた。「ジジ、最近どう?」「え?ああ、少しは良くなったけど、まだ何か壁あるような感じなんだよね」「は?何の話?」「え…違うの?」「ホラ、曲創ってるって言ってたじゃん」「ああ、そっちね、全然まだ」「そっか。でさ、あの娘の事そんな気になんだ?」カンちゃんはニヤリとしながら言う。勘違いしてたボクは内心ギクリとした。「えっ。いや、そんなんじゃないけど..
風に尋ねて 第4話
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2014-10-19T13:47:13+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第四話 そして試験が終わり部活が始まる。試験は...まあまあってとこかな。察して欲しい。で、次の雨の日。この時ボクには何となく予感があったんだ。桜井さんはあの小音楽室に居るんじゃないかって。案の定だった。今度はボクはすぐには入らずに、廊下に譜面立てを置き、自分のパートの楽譜を置いてそれを眺めるふりをしながら、しばらく廊下に立ったままでピアノの音を聴いていた。相変わらず凄く巧い。でもやはり途中で、少しささくれ立ったように感じる所があるのは変わら...
風に尋ねて 第3話
http://gbuc.net/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=328
2014-09-13T13:03:26+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第三話 翌週、もうすぐ中間試験で部活が休みになった。放課後の屋上では今にも雨が降りそうな空模様だ。「あ〜あ、どうしよ試験。数学全然わかんねぇよ」ボクは暗澹たる気持ちだった。中学の頃は少し位勉強サボっても何とかなってたのに高校に入った途端にそうは行かなくなった。分からない所をズルズル先伸ばししてるとドンドン分からなくなって行く。でもカンちゃんはあまり気にならないらしい。「ま。成るようになるデショ。あんま考え込みなさんなって。それよりさ、これからチョイと付き合わね?...
風に尋ねて 第2話
http://gbuc.net/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=322
2014-08-17T08:09:19+09:00
1970-01-01T09:00:00+09:00
zizi
「風に尋ねて」 第二話 ボクが所属する吹奏楽部では夏休みにコンクールを終え、三年生は引退した。昨年は金賞穫ったそうだけど、今年は地区大会で銀賞止まりで敗退。新部長の新体制となって練習が始まり、今は個人練習とパート練習が中心だった。個人練習は外でやる事が多かったけど、天気が悪い日は音楽室付近の空いてる部屋をいくつか使用の許可を取ってあり、使って良い事になってる。ボクのお気に入りはその中の予備備品庫と呼ばれる部屋で、使用される頻度の少ない備品が置いてあるだけであまり広くないけど個人練習には充分だ。しかもアップライ...