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岡田洲武 さんの日記

 
2012
8月 29
(水)
19:01
切なさの折り重なる彫刻
本文
今回アップさせて頂いた曲の冒頭は、
「僕の前には切なさの折り重なる彫刻」
という歌詞で始まりますが
これは16の時死んだ病室での親父の姿です。
1番はただ、そのシーンを回想して描写しただけでした。
父が切ない色に染まった彫刻に見えたんです。
僕の目に映った景色をイメージして描写しました。
2番はその後振り返って感じた事を歌ったイメージがあります。
僕は親父の死がきっかけで自分が変わった自覚があります。
逆に言えば父が16のときに死ななければ
今の僕はいない気がするという事です。

父が最後に僕に言った言葉は
「お前は馬鹿だなぁ」でした。
ちょうどバイト前に父の病室に寄りました。
おそらく甘い物好きな父が母に頼んだのでしょう。
重度の糖尿病だった父に母が缶のお汁粉を飲ませようとしていました。
それを見た俺はカッとなって
「お前ら頭おかしいんじゃねーのか?
病人にお汁粉飲まして、死にてーのか?」
と言って、お汁粉を取り上げ
個室の洗面所へ流し、その後両親に向かって投げつけ
病室を後にしようとしました。
その時、脳の血管が切れて片言の親父は
にっこり笑って、「お前は馬鹿だなぁ。」と
言いました。

その後のバイトの最中、仕事場に危篤の連絡があり
その数日後、父は死に、その後のこのシーンです。
あの時、僕の価値観は大きく変わりました。
最後に見せたあの笑顔が忘れられません。
そして死ぬ事が親として子に出来る
最後の仕事なのかもしれないと
今は思っていたりします。

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投稿者 スレッド
岡田洲武
投稿日時: 2012-8-29 20:38  更新日時: 2012-8-29 20:38
登録日: 2010-7-2
居住地: 木の上
投稿数: 1741
 Re[4]: 切なさの折り重なる彫刻
ありがとうございます。
励まされました。
この場所に惹かれるのは僕もその懐の深さです。
こんな音楽サイトは他にはありません。
僕はいつまでも音楽を続けてい行きたいです。
こういう場所で公開していれば
いろんな批評を受ける事は当然だと思っています。
ですが音楽を辞めろと言われても僕は辞めたくないんです。
後々、嘘の歌になってしまうかもしれませんが
今思った事を歌う事を僕は辞められません。
ただ、周りの人に迷惑をかける様な事は
僕はしたくないのでそうなったらこの場からも姿を消す覚悟はあります。
でもどれだけ否定されても
音楽は辞められないと思います。
yuuichik
投稿日時: 2012-8-29 20:21  更新日時: 2012-8-29 20:21
校長
登録日: 2004-2-16
居住地:
投稿数: 2404
 Re[3]: 切なさの折り重なる彫刻
いえいえ、「差し出がましい」なんてことは、無かったですよ。
むしろ、うれしかったです。

私が今年GBUCに「舞い戻ってきて」、長く居られているのは、
おっぱいパンさんやHIDEさん、マーヒアさん、キムさんという
昔なじみが居て、声をかけてくれたこと、
そして、Kooさんのそのコメントがあったからです。
・・・とは、多少大げさですが(笑)、大きな力にはなりました。
感謝です。


「どんな記事」なのかのリンクを載せないのは、
恥ずかしいからだけです(笑)

そして、多少の恥ずかしい文章やコメント、作品もアップできて、
「残して置けること」の懐の大きさに、
GBUCの凄さと可能性を、感じています。


だから、少し前、Kooさんの曲に対して、
ゲストさんが「いろいろ言ってきた」のも、
(きっとそれは「言ってやりたかった」のでしょう)、
そして、Kooさんが決して感情的になりすぎること無く、
「自分の至らなさもあることを、正直に話した」返しに、
私はとても嬉しく思いました。

どこに「正しさ」や「本当」があるかでは無く、
いろんな立場や表現の仕方が、多様にありながらも、
大きくケンカし過ぎて、破壊的になり過ぎること無く、
「同時に共存しているあり方」が、
GBUCの「格好良さ」だと思います。


まぁ、Kooさんは、
いろんな意味で「ストレート」な詩と歌が多いので、
それに対してストレートにいろいろ感じる人も多いだろうことも
想像できます(笑)
でもそれがKooさんの「持ち味」なんですよね♪

でもね、昔話をすると、
昔はもっと収拾がつかなくなるぐらいの「ケンカ」が
GBUCの表でも裏でも繰り広げられていた時代があったので、
今はけっこう「成熟したなぁ」と、感慨にふけっているのです(笑)
岡田洲武
投稿日時: 2012-8-29 19:51  更新日時: 2012-8-29 19:51
登録日: 2010-7-2
居住地: 木の上
投稿数: 1741
 Re[2]: 切なさの折り重なる彫刻
yuuichikさん、ありがとうございます。
僕もyuuichikさんの記事にコメントしたのは覚えています。
感じたままをコメントさせて頂いた記憶しか無くて
何をコメントしたのか、どんな記事だったかは正直定かではありません。
でも当時会話した事も無かったyuuichikさんの記事に
衝動的に差し出がましいコメントをしてしまった記憶が残っています。(笑

お言葉、感謝します。
yuuichik
投稿日時: 2012-8-29 19:39  更新日時: 2012-8-29 19:40
校長
登録日: 2004-2-16
居住地:
投稿数: 2404
 Re: 切なさの折り重なる彫刻
数十分前に、ちょっとふざけたコメントを書いたばかりなので、
気持ちが切りかえにくいですが・・・(笑)いや、失礼!

ううん、でも人は、同じ頭の中に、
生真面目さと笑いを、同時に持つ事が出来るからこそ、
人間なのでしょう。。。
(うん、やっと「統合」できた。)


このKooさんのガレぶろを読んで、改めて、
私の「父の死についての文章」(リンク先は載せません)に、
Kooさんが何故コメントを下さったのか、より共感しました。

いろんな家族の歴史がありますよね。
しょせん他人ですから、決して理解は、出来ません。
でも共感は、します。

特に、
> そして死ぬ事が親として子に出来る
> 最後の仕事なのかもしれないと
> 今は思っていたりします。

この「見方」に、私もとても感じ入るものがありました。

そう、それは「かもしれない」としか「言えない」のですが、
そう「言える」ことが大事なのでしょう。
それは、親の死を識って、
一歩引いて見ることを学べた「告白」でもあるのでしょう。

そう言いたかったので、一筆書かせていただきました。
すみません、出だしが変になっちゃって(笑)
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