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zizi さんの日記

カテゴリー [連載小説2] 
 
2014
2月 19
(水)
21:06
Blue mirage 第19話
本文
Blue mirage 


第19話


2014年 3月-3


ボクとマコは一緒に地下への階段を降り、ライブハウス「Kanders」のドアを開けた。

「あら、いらっしゃい。ジジ君ね。ヤスオ君からチケット預かってるわよ」
 凪子さんが明るく挨拶をくれた。ボクは出来るだけ普段と変わりない様子を取り繕ってた。
「あ、二人分お願いします」
ボクは今回はチケット代+千円を渡した。
「急がないと始まっちゃうよ、今日はお客さん多いから盛り上がると思うよ。楽しんでね」
「ハイ...」
凪子さんがいつものように優しく言ってくれたのにボクはちょっと俯き加減で言った。マコがフォローしてくれた。
「凪子さん、コイツこの前テストの点数悪かったから少し落ち込んでるんですよ〜」
「ふふっ、そうなの?ここでウサ晴らしちゃってね」
「うん。どうもありがと!」

この期に及んでボクがフロアに入るのを躊躇っているとマコは背中を押して中へ入れた。ヤスオさんを探したけどどこにいるのか分からなかった。ボクたちは後ろの方のすみっこで...座れなかった。あまり広いとは言えないライブハウスだったけど、ワンマンのスタンディングで満員の客。サスガだな、と思わざるをえなかった。

フロアの照明が薄暗くなり、SEが流れた。客席からは歓声が上がる。バンドのメンバーがステージに出て来て、準備が整った所で宮部先輩が中央に登場した。一段と大きくなる歓声を受け、ギターを抱える。軽く音を出し、メンバーと顔を合わせて頷き合う...瞬間、宮部先輩のかき鳴らすギターでライブが始まった。ドラムとベースギターの音が絡んでタイトなビートを刻み付け、もう一人のギタリストが突き刺さるようなメロディを重ねる。イントロからトリッキーなリズムで一瞬ブレイクし、間髪入れずに宮部先輩のヴォーカルが始まると一気に客席のヴォルテージが上がった。

またしても、ボクはただ圧倒されて眺めるしかなかった。今日はいつもと違う...凄いノリだった。バンドの演奏も客もものすごく盛り上がってた。ステージも客席も、途中一度もその緊張感と興奮が途切れる事無くプレイが続く。マコは、手拍子したり体を揺らしたりそれなりに音を楽しんでるように見えた。ボクも最初は音に飲み込まれて、体が自然に動いた。しかし、ライブの中程のMCの時、客席から女の子の声で「宮部先輩〜!」という歓声が上がった時。その「宮部先輩」という呼び方がアサミちゃんの事を思い出させ、急にボクを現実に戻した。それからは音に慣れて来た事もあり、自分でも不思議な位冷静に頭が働いた。すると、途端に自分がとても情けなくて矮小なモノに思えて来た。ボクは、アサミちゃんと仲良くなったつもりでいたけど...こんな人にはとても敵わない。音楽室で彼女の前で「Let it be」を弾いた。いつか彼女と演奏出来るかも...なんて思ってギターの練習もした。でもそれが一体何だって言うんだ。何の意味も無い。そう、ボクは自分の存在自体も空虚で無意味な物に思えて仕方が無かった。

最後の曲が終わった。宮部先輩もバンドのメンバーも感謝の言葉を叫びながらステージから下がった。アンコールが鳴りやまなかった。

宮部先輩がステージに戻って来て、感謝とアンコールに応える言葉を述べている。その間ステージにはエレピが用意されて、目立たないようにだったけど、アサミちゃんが袖から出てきた。ボクは一瞬目が合ったような気がした。ピアノの発表会とは全然違う、バンドの雰囲気に合わせたんだろう、黒っぽい色の衣装だった。会場が少しザワついた。未だ見た事の無い、若い、というよりもこの場所にとっては幼いと言ってよいキーボードプレーヤーに懐疑のささやきと視線が注がれている。それを感じた時、ボクには情けなくて悔しいような気持ちと早くプレイを観たい、どんな音楽になるんだろうという期待感と、相反する物がごちゃ混ぜになった混沌とした気持ちになっていた。

アンコールが始まる...

この曲の演奏者は他のバンドメンバーは参加せず、二人だけで新曲だというバラードを演った。彼女の静かな、そして美しいピアノのイントロで始り、ギターを弾きながら宮部先輩が歌う。キャッチーで個性的な曲も良いし、歌も文句なく素晴らしかった。最初の部分は抑え気味にささやくように歌い、サビの少し前からボクは鳥肌が立っていた。アサミちゃんのピアノは歌を良くサポートし、引く所では引き、出るべき所では、そのあどけないその表情とは裏腹に、全く物怖じする事なくグイグイ引っ張った。間奏のアサミちゃんのピアノはとてもエモーショナルで、そしてそれに続く最後の盛り上がりに入る直前で二人はアイコンタクトを交わし、宮部先輩は最後のメロディーをとても表情豊かに歌いあげ、最後は目を閉じて、静かに終わった。
すごく素晴らしい曲、パフォーマンスだった。ボクはショックを受けていた。彼女が先輩と二人きりで演奏してるからじゃなくて。期待してた以上の曲の素晴らしさもさる事ながら、あの二人が...ボクには、はっきりと感じられた。アサミちゃんと宮部先輩は互いにその感性を認め合って、共感している。それが客席にも共鳴して、楽曲の素晴らしさと相乗効果を生み出して皆感動して聴いてるんだ。その事がショックだった。

アサミちゃんのピアノは生楽器ではなかったからボクが感じる事が出来る感情は少しノイズが混じってたけど、そのこれまでに感じた事のない喜びに満ちた音色の余韻は、将来もっと大きなステージに立つであろう宮部先輩のパフォーマンスを目の当たりにして興奮気味の客席をよそに、ボクの心をとてつもなく打ちのめした。「いつかアサミちゃんと一緒に演奏してみたい」なんて考えが、いかに幼稚で身の程知らずな独りよがりの想いであるかを厭と言う程思い知らされた。ちょっとでもそんな事を考えた自分のバカさ加減に怒るというよりも恥ずかしくなり、いたたまれなくなったボクは歓声が続くフロアをそっと出た。

「デビューはやっぱりソロで行くべきね...」

入り口近くで壁に寄りかかった姿勢の三好さんが満足そうな表情をしていて、そう呟いていた。その表情がボクの気持ちを更に逆撫でした。慌ててマコがついてきた。

「アサミちゃんの衣装、学校での雰囲気と違ってカッコ良かったやん」
「いい曲やったな、アサミちゃんのピアノ、さすがやったね」
「なあ、ジジ。あのピアノがあったからあの曲も映えたんよね…」

帰り道。マコがやたら話しかけてくる。努めて明るく話しかけてくる。しかも宮部先輩の名前を出さずに。

「うるせぇな。オマエ少し黙ってろよ!」

マコの顔も見ずに言った。ヤツには申し訳ないが、ボクはとてもまともに口を利く気になれなかった。確かにボクは素晴らしい音楽を体験した。しかしボクの心は全く晴れなかった。それどころか言いようのない息苦しさと苦々しさを感じ、暗澹たる気持ちになっていた。そんな自分にボクは自己嫌悪した。そして、更にボクの気持ちを理解して気を遣ってくれているマコに対しても虚勢を張ってないと今にも泣き出しそうな気がして、辛く当たってしまっている。その事は一層自己嫌悪を増幅させ、心が錐揉み状態で急降下して行く。もうこんな 苦しい気持ちのままいるのは耐えられない。ボクは決心した。このままじゃダメなんだ。ダメなんだ・・・


この時ボクはあのDJの言葉をすっかり忘れていた。

「あなたが歪んだら、木こりさんは、本当の木も切ってしまうかも知れません」

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投稿者 スレッド
zizi
投稿日時: 2014-2-27 22:11  更新日時: 2014-2-27 22:15
登録日: 2008-4-25
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投稿数: 3257
 索敵や先制を大事にしないと…って、頭の中で何かが…
監督「で、運命の6月4日」
鈴木「ついに運命の5分間が訪れるんですか」

監督「その前にいろいろあるんだ。運命の5分間とか6分間とか7分間とか言われてたのは、これは戦後に当時赤城に乗っていた草鹿参謀長が「あと5分間あればこちらも攻撃隊を発艦出来ていた...」との発言により一般的に流布していたようだ。この海戦で日本の空母はアメリカの急降下爆撃機の直撃を受けて「赤城」「加賀」「蒼龍」を一挙に喪失するが、あと5分間あれば日本側も攻撃隊を発艦出来ており、海戦の趨勢は違うものになっていた...という考えだな。自分もずっとそう思っていた。映画や小説ではそんな風に描かれていた物が多かったから。何せ草鹿氏と言えば当時実際に作戦に従事していた最重要人物の生き残りで、赤城艦橋で南雲長官と共に全てを見聞きしているからな」
佐藤「実際はそうじゃなかったんですか?」
監督「どうやら米軍側の無線傍受記録や当時の日本空母の写真とかそれが撮られた時間とか他の方の記憶とか色んな物を照合すると。日本の空母3隻がほぼ同時刻に被弾した時、まだ格納庫で兵装転換の途中だった、というのが正解らしい。昔の映画や小説にある直撃を受ける寸前、甲板に兵装転換を終えて発進準備中の飛行機が轟々とエンジン音を立てて並んでいた...というワケでは無かったようなんだな。攻撃隊が一機発艦した直後に被弾した、という劇的な場面は、空母の直掩機が一機発進した後、というのが正しいようだ」
鈴木「何でそんな事言っちゃったんでしょ」
監督「それは推測しか出来ないからわからんが。混乱していたんだと思う。当時も情報が錯綜し、状況はとにかく刻々と変わり、重大な決断を瞬時にしなければならん。おまけに乗艦は沈没し、人に当時の事を聞かれれば記憶を辿るしか無い。本人も悔恨と責任を感じてあったであろうから、「もうちょっと時間があれば...」との思いが本人にはそのような記憶となっていたのかもかも知れんな。もしかしたら「そうだったら良かったのに...」的な話だったのかも知れん。少なくとも意図的に事実と違う事を言った、という事は無いと思われる」
佐藤「公式な記録でさえ史料ではなく資料という方もいますね」

監督「うん。とにかくこの日早朝戦いの火ぶたが切って落とされる。ミッドウェー島に向け日本の空母四隻から第一次攻撃隊108機が発艦する。時間は現地時間(今後そうします)でAM4:30だ。ちなみに日本はこの時点でまだアメリカ側の空母がいるかどうか知らない。しかし攻撃隊発艦とほぼ同時に索敵機を周囲に扇状に飛ばした。でも相手も既に予測しておりこちらを捜している。5:15頃、アメリカのカタリナ飛行艇に先に発見されてしまうんだ。で、6:00頃ミッドウェー基地から米側航空隊が発進、戦闘機は迫り来る108機の攻撃隊を迎撃する。といっても数は26機だ。残りの爆撃機、雷撃機は戦闘機の護衛が無い状態で日本の空母攻撃に向かう」

佐藤「爆撃機や雷撃機はやはり護衛が必要なんですか」
監督「これらは爆弾や魚雷を抱えていて重く小回りが効かないし敵艦めがけて攻撃態勢に入ると一直線に飛ばないといけない。戦闘機に阻まれると攻撃態勢に入る前か入ってから落とされる可能性が高い。しかも日本は空母上空をこの当時無敵のゼロ戦に守らせている」
鈴木「じゃあこのアメリカ側の攻撃隊は...」
監督「ムチャクチャにやられてしまう。基地で迎撃に向かった米戦闘機は26機中15機撃墜され7機使用不能となる。空母攻撃に向かった雷撃機は10機。このウチ7機撃墜され投下された魚雷は一本も当たらなかった。あとB-17が高空からパラパラと爆弾を降らしたがこれも一発も当たらない」
佐藤「完封してますね、日本側は基地攻撃隊が被害があったとはいえ殆ど返り撃ちにしてますね。米側の攻撃はムダだったのでしょうか?」
監督「いや...一見日本側の作戦には何の影響も与えてないかに見えるが...兵装的にはそうでもそれを使用し判断するのは人間だ。その人間の心理に大きな影響を与え、海戦の趨勢に多大な影響を与えた」
鈴木「そうなんですか?こちらも索敵機出してるからいずれ米空母見つけるんじゃ?」
監督「一応それに備えて半分の攻撃隊は空母に残してあった。米艦隊を発見した時の艦艇攻撃の準備をして」
佐藤「艦艇攻撃用とは?」
監督「艦上攻撃機は魚雷。艦上爆撃機は艦艇用の爆弾だ。これが陸上を攻撃する場合用だと艦攻は魚雷を爆弾に、爆撃機は陸上用の爆弾に兵装転換しないといけない」
鈴木「だったら別にそのままでいいんじゃ」

監督「それは今の全てを知っている我々だから言える事だ。いいか。この時、日本機動部隊では米空母がいるかどうかまだわかっていない。その状態で、ミッドウェー島を攻撃した第一次攻撃隊は、敵が事前に察知して迎撃して来た事もあり、地上への攻撃が不十分だと判断した。で、赤城に向けてAM7:00頃「第二次攻撃の要ありを認む」と打電する。で、たった今空母を攻撃しに来たのは艦載機ではなく明らかに陸上基地を発進した爆撃機だった(先の攻撃に大型のB-26やB-17がいた)。だから。

これはやはり...米空母はいないんじゃないか...

と考えた。で、7:15分頃。南雲司令官は一航戦、赤城、加賀に残してあった艦攻に運命の兵装転換を命じる。『本日航空機による攻撃を実施する為第二次攻撃隊を編成せよ。兵装は爆装に転換』と命じる」

佐藤「ええとそれは...赤城と加賀の攻撃機につけてある魚雷を爆弾に付け換えるって事ですね」
監督「そうだ。いるかいないかわからない米空母よりも今も攻撃を受けたばかりの陸上基地の戦力が健在ならそれを壊滅させようと考えた」
鈴木「マサに運命の兵装転換命令ですね...」
zizi
投稿日時: 2014-2-23 7:33  更新日時: 2014-2-23 7:34
登録日: 2008-4-25
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投稿数: 3257
 一航戦赤城、出ます!
監督「先遣して潜水艦隊、次に機動部隊。現場指揮官の南雲中将率いる一航戦の空母「赤城、加賀」。この南雲中将は機動部隊全体の指揮官で秀才には違いないが実は専門は水雷戦だ。で、二航戦の山口少将率いる空母「飛龍、蒼龍」。この山口多聞少将は「多聞丸」と呼ばれる米国駐在の経験もある人でその国力を知っている。しかし戦闘となれば敢闘精神旺盛でしかも航空戦の専門家だ」
佐藤「南雲中将といえば真珠湾で第三派攻撃隊を...」
監督「そうだ。もう一度攻撃隊を出した方が良いんじゃないかという意見もあったが出さなかった。慎重な性格だったのかもしれん。対する山口少将も秀才だがこちらは闘将だな。アメリカは本来の機動部隊指揮官ハルゼー中将急病の為この海戦に出撃出来ず、その代役をハルゼーの推薦でそれまで大した実績の無かったスプルーアンス少将を抜擢した」
鈴木「ハルゼーと言えば「kill the jap」が口癖の猪突猛進型の提督でしたか。スプルーアンス少将は?」
監督「う〜ん...ちょっと謎だ。この海戦ではうまくタイミング良く大戦果を上げたが...大戦末期の戦艦大和沖縄出撃の時、それを察知してあえて戦艦部隊による砲戦を挑もうとしたりしたらしい...が、結局会敵は出来ず、最後の艦隊決戦は起こらなかった。冷静な戦略家なのかそれとも熱血ロマン主義者なのか...」
佐藤「ともかく先制をかけるのは空母含む機動部隊の役目なんですね」
監督「そう。で、その遥か後方、九時間半くらいの距離をミッドウェー島攻略部隊。山本長官坐乗する戦艦「大和」や上陸部隊だ」
鈴木「何でそんなに離れて?」
監督「う〜ん...おそらく近海にいきなり空母が現れるとは考えてなかったようだな。暗号を解読されているとか思ってないから...日本がミッドウェーを攻撃してから、慌ててハワイから空母が出て来る。みたいに考えていたんだろう。ともかくこの時点では、機動部隊が敵をあらかた攻略、撃退する→後で戦艦部隊が出て行ってトドメ刺す...的な布陣だな」
佐藤「空母戦力が劣勢だとわかっているアメリカ側はどうだったんでしょ?」
監督「もう必死だ。この海戦に敗れれば太平洋の制海権を日本に奪われる。先の珊瑚海海戦で傷ついた空母「ヨークタウン」は修理に3ヶ月かかる見通しだった...がこれをハワイのドックで24時間体制3日間程度の突貫工事で修理する。取りあえず出航させるが完全に終わるワケないから工員を乗せたままこの海戦に参加させるんだ。これで米側の空母は3隻。ミッドウェー島の基地と合わせれば一応航空機の数では互角となった」
鈴木「一応...というのは?」
監督「搭乗員の練度が違う。日本の一航戦、二航戦の搭乗員は開戦前から猛訓練を重ねており、航空機の性能もこの時点では日本の方が勝っている。ただし...そのかわりアメリカ側はダメージコントロールがウマい。空母が攻撃を受けた場合の被害の食い止め方を研究し、訓練されていてその能力が高い」
佐藤「で、この海戦はいつでしたっけ」
監督「ミッドウェーの日付で6月4日早朝から始まる。が、5月30日頃からアメリカはカタリナという飛行艇を長駆繰り出して哨戒していた」
鈴木「むこうは来る事がわかってるけど日本はこの時点でも米空母の動向はわかってないんですね」
監督「そうだったんだが...ところが。ミッドウェー海戦はミッドウェー日時で6月4日早朝から始まるんだが、前日夜、日本空母のはるか後方を航行中の戦艦大和艦橋では、アメリカ側の空母の呼び出し符号を傍受するんだ」
鈴木「それは...近海にアメリカ空母が出張ってる可能性が高いってコトでしょうか?」
監督「そうだ。山本長官はそれを赤城に教えた方が良いんじゃないか?と言ったらしい」
佐藤「で、教えんたんですか?」
監督「いや...無線封鎖中だったコトもあって、赤城でも傍受してるだろうからこちらからはしなくて良いでしょ、という事になった」
鈴木「そんな遥か後方からついて来てるんだから別に場所知られてもいいじゃないですか」
監督「そうだな...しかし結局赤城には伝えなかった。赤城座乗の草鹿参謀は「赤城は艦橋が低いから敵の通信を傍受しにくい、何かあったら教えてくれ」と伝えてあったのにだ。大和ではある参謀が知らせなくてもいいと進言した、って書いてあるのもあるし協議の結果そうした、って記述のもあって...この時大和艦橋にいた人って終戦後生き残ってる方もいたらしいんだが、どうも誰がどう言ったかハッキリしない。人によって言うことが違うんだ」
佐藤「...」
zizi
投稿日時: 2014-2-19 21:12  更新日時: 2014-2-19 21:12
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 あとがき
ようやく第二期エンディング曲も出来まして、残りあと数回。
さてさてジジ少年、精神的に動揺してしまいかなりイタい子になって参ります。
何やら一人よがりな決心をした様子ですが果たして大丈夫なんでしょうか...

それでは次回何をやらかるのか、宜しくお願い申し上げます!

関連楽曲はこちらです。(勝手にスンマセン)

Miragegazer/zizi【第ニ期OP曲】
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15897&cid=1

Farewell/zizi【第ニ期ED曲】
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15926&cid=58

She Was Briting/kankanさん【第一期OP曲】
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15661&cid=8

春風 feat kayumai/zizi feat.kayumai【第一期ED曲】
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15775&cid=58

Mr. DJ/kankanさん【【劇中挿入歌】
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15560&cid=1

瞳の向こう- for Blue Mirage -/kankanさん【劇中挿入歌】
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15770&cid=1

BLUE MIRAGE/Asakoさん曲ziziアレンジver 【イメージテーマ曲】
http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15470&cid=1


バックナンバーはこちらです。
http://gbuc.net/modules/d3diary/index.php?req_uid=2049&mode=category&cid=4

登場人物

ジジ:無気力な中学二年生。音楽室で隣のクラスの女の娘に一目ボレします。
アサミ:ジジの隣のクラスの女の娘。音楽室でピアノを弾いている。ジジと少しづつ心を通わすように..なるのか?
マコ:ジジの隣の席の女子。ジジとはいつもケンカばかりしている女子。天敵なのか...?
貫太郎:ライブハウス「Kanders」マスター。結構年配です。
凪子:ライブハウス「Kanders」スタッフ。アラサー位?の美人です。
ヤスオ先輩:ジジの先輩。バンド「Potmans」で活動中。現在大学生です。
ユーイチ:ジジの親友、学級委員の秀才。
須倉先生:ジジのクラスの担任の先生。あだ名はスクラップ先生。
なり子先生:教育実習の可愛らしい先生。(7話)
樋渡先生:教育実習のカッコいい先生。(7話)
宮部先輩:イケメンで音楽センス抜群。ジジ少年最大のライバル...なのか?
三好絵理香:宮部先輩のバンドのマネージャー役。二十歳そこそこ。
キム:貸しスタジオ「kimux」マスター。ウクレレが得意。

また、この物語はフィクションであり、登場する人物や団体の名称等は実在のものとは一切関係ありません。

それではまた次回。
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