TOP  >  ガレぶろ(BLOG)  >  zizi  >  連載小説  >  zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話

zizi さんの日記

カテゴリー [連載小説] 
 
2012
9月 21
(金)
05:43
zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
本文
連載小説「水の空に眠る」の第五話です。
初めての方若しくは過去の話をお忘れの方へ。これまでの経緯、バックナンバー及び外伝等は下記よりお読み頂ければと思います。

第一話〜第四話
yuuichikさんの外伝「君十七の月ほの暗く」


ちなみに今回より私の手で改行を行わない事にしました。最近多い小さめのモニタ表示ですと妙な改行になり読みづらいかと思われますので、大変御手数で御座いますが、webブラウザのウィンドウをお好きな幅に調整して御覧頂ければと思います。

一応参考までに申し上げますと一行の文字数はこれでちょうど一行になるようテキストを書いてます。


主な登場人物(今回登場しない方含む)
簡寛太 海軍航空隊に所属する特攻隊員
なぎこ 航空隊のある町の花街にいた美しい娘「なぎこ」
由布 一 寛太の基地の司令官
ぽとまん「黒猫館」常連客で萬商店「土瓶屋」の主
いさこ なぎこと同じ店で働く娘。声の美しい、恥ずかしがり屋。
まこ なぎこと同じ店で働く娘。おきゃんで元気、だけど寂しがり屋。
じじ 彼女たちを束ねる怪しい料亭「黒猫館」のあるじ。
樋渡干記  大陸帰りの従軍記者。過去経歴に謎の部分有り。
シオン 寛太が漂着した村の美しい娘

第五話は寛太のその後を交えつつ黒猫館を飛び出した「まこ」の一日を描きます。さてさて一体何があってどうなります事やら...それでは始めます。

今回のオープニングテーマはこちら。
「Seahorse」/macoさん
挿入歌にこちらをどうぞ。
「Danny Boy」/macoさん


----------------------------------------------------------------------

「水の空に眠る」

第五話 まこの外出

1945年5月
寛太の出撃があった翌月、ある日の昼過下がりの黒猫館。

ここ最近あてにしていた物資の輸送が思うように行かないらしく、数日間店を閉める事になった。じじは皆骨休めだ、ゆっくりしてなと言い残して物資の算段でもするのだろう、朝から出かけて行った。

そんな中…まこは昨夜の事を思い出し、一人寂しい思いをしていた。

「なぎこさんやいさこちゃんだったらあんなに怒らないに決まってるんだから。」

昨日も店は閉店で、全員で大掃除を行っていた時だった。以前から中に何があるのか不思議に思っていた敷地の奥にある土蔵を覗こうとして、じじから叱責を受けたのだ。近寄ってはいけないと言われていた場所だった。翌日になり、今日もまた閉店となり仕事が急に無くなると途端に手持ち無沙汰になって仕方ない。なぎこさんどうしてるかな?と思って姿を捜すと縁側に座って寛太のハーモニカを練習していた。

「なぎこさん..」
「あら?、まこちゃんどうしたの?」
「い、いえ...とても上手ですね!」
「あら、ありがとう。でもまだまだよ。寛太さんみたいに吹けるようになりたいんだけど...」

その健気な姿にとてもそれ以上邪魔する気にはなれなかった。いさこちゃんは?と覗くと机に向かって何やら口ずさみながら書き物をしている。

「いさこちゃん何してん、手紙でも書いてんの?」
「え…これ…自分で唄を創ってるんやけど..いつかちゃんと創ろう思ってたんやけど時間が無くて…今日はゆっくり出来るから今のうちにって…あ、まこちゃん誰にも言わんでね..」
「あ〜そうなんや。凄いね、出来たら私にも聴かせてね」
「うん…」

今日は一人かぁ..久しぶりに一人で町へ出かけてみよ。暇つぶしに立ち寄ろうとした土瓶屋も今日は雨戸が閉まっている。まこは絵を描く事が得意であった。店のある通りから出て足を伸ばしてみることにして、歩きながら時々持ち出して来た帳面を取り出し、気休めに所々で目に留まった街路や基地の風景などスケッチして見る。が、しかし心は晴れなかった。

この時...裏通りからふらりと人影が現れ、目立たない様に一定の距離を保ってまこの後を着いて行く...この事にまこは気付かなかった。

普段は行かない少し離れた海岸まで歩いて行き、遠くに行き交う船を相手にしばらくスケッチに興じる。しかしやはり気分が乗らない...こういう時は描くのも上手く行かない。途中で気持ちが続かなくなり筆を納め、あとは寄せては返す波をただぼんやり眺めていた。

時刻は過ぎ、太陽も次第に傾いて行く。仕方なく町まで戻って来た時にはいつしか夕刻も近くなっていた。このまま真直ぐ黒猫館に戻る気持ちにはなれず、基地の側を流れる川の土手に座り思いに耽る。

<「元気でね、お母さん達は大丈夫だから...」>
<「まこねえちゃん...」>
<「まこ...ごめんね..」>
<「ねえちゃん...いつ帰ってくるの?」>

母親と年が離れた弟の事が頭を過ぎる。弟は別れ際、いつまでもまこの手を握って離そうとしなかった。その感触が今でもありありと残っている。今どうしてるかなぁ...大丈夫かなぁ...在郷軍人となっていた父親は再度召集されたまま帰って来ず、家は空襲で焼失し家族三人路頭に迷い、少し離れた親戚の家を頼ったのだった。しかしやはり食い扶持は足りず、一生懸命仕事を手伝ったりしたつもりであったが冷たい扱いを受けた。

歌が好きだという事をどこから聞きつけて来たのか、ある日じじが突然現れ自分の店で働いてもらいたいと申し出たのだった。口が一つ減るならと親戚は喜色を隠そうともしなかった。あの時のじじさん、心配する親に決してひもじい思いはさせませんからと土下座までしてたっけ。

でもその割りには…いさこちゃんと夜中に台所に忍び込んで摘み喰いしてた、いつもの場所にある大福饅頭が最近ないんだもん。きっと意地悪してどこか隠してるんだ…それに私知ってるんだ...大事な食料をどっかに送ってるようだし。時々夜遅く来るトラックに何やらこっそり渡しているのを見た事がある。きっと闇に横流してるんだ。自分だけお金儲けしてるんだわ...あの分だって私達に食べさせてくれたらいいのに...

お家に帰りたいなぁ...

まだ戦火が迫っていなかった自分の幼い頃を思い出していた。近くに音楽学校出身のお姉さんがいて、よく遊びに行って歌を聴かせてもらっていた。「ダニーボーイ」の切なくも美しい旋律が好きで、何度もせがんで歌ってもらったっけ。今は敵性音楽とやらで聴く事は出来なかったが、作夜の出来事や今日感じた寂しさ、幼い頃の記憶が蘇った懐かしさが込みあげてきてつい口に出た。

「Oh, Danny Boy, the pipes, the pipes are calling…」

その時背後に人の気配を感じた。

「おい!貴様!」

驚いて振り返ると居丈高な感じの憲兵が立っていた。

「敵性音楽なんぞ歌いおって!それに先程基地の様子を記録しておったようだな?貴様間諜か?」
「い、いいえ、違います.そんな..」
「つべこべ言うな!取調べを行うから付いて来い!」

強引に腕を掴まれ引きずられそうになる。

その時だった。空襲警報だ!いつもは嫌な音だったがこの時ばかりは救われた思いがした。腹の底から沸いて来るようなサイレンの音が鳴り響き、対空砲火が発砲する音が聞こえて来る。基地の方にパラパラと爆弾が落ちていくのがスローモーションの様に見え、間もなく地響きを感じた。思わず基地の方を振り向いた憲兵の腕の力が抜けるのを感じ振りほどいて逃げようとする。

「あっ!貴様逃げるなっ!」
追いかけて来られ再度腕を掴まれたその時、遠くから
「おーい!貴様何をやっておるか!早く基地へ戻れ!全員基地に戻れと命令が出ておる!民間人など放っておけ!」
と向こうの角から上官らしき声が聞こえ、仕方なく憲兵は「貴様、ここで待っておれ!」と言い残して走って行った。

「そんなん言われて待ってるヤツがおるわけないやろ!」
と独り言を言い放ち急いでその場を去った。どうやら今日は計画的な空襲ではなかったらしく、しばらくしてサイレンの音は止んだ。夕闇が迫る中、黒猫館がある通りまでとぼとぼ歩いて来たものの、黒猫館に帰るのもなんだか憂鬱だった。

「あれ?土瓶屋が開いてる。ちょっと寄っていこう…」

店を覗くとにはいつものようにぽとまんが座っている。暖簾をくぐって店に入る、と、入れ違いに若い男が出て行った。

「おや。まこサン今日は一人でどうしたの?」
「店が休みで…あれ?今の方どなたですか?」
「ああ、今基地に居座って取材してるブン屋なんですけどね、樋渡って言う男でさ。」
「あ、そうんなんですか...それがね、今日は本当に酷い一日だったんよ…」

と昨日から今日までの出来事を語り出した。ぽとまんは静かに相槌を打ちながら聞き終えた後、口を開いた。

「そりゃ大変でしたね、まこさん…でもね、これぁ旦那からは固く口止めされてるんで、私から聞いたなんて言ってもらっちゃ困りますよ。いや実はさ、今朝旦那が出がけにここ寄って言うんだね。今日、もしかしたら...まこサン一人でほっつき歩くかもしれないってね。いつもの絵なんぞ描いたりしてるとちょっと心配なんで気を付けててやってくれって...
 
さっき憲兵のヤロウに声かけたのは実はさっきの男なんでさ。なかなかのモンだったでしょ?昔の知り合いの倅でね、まこさんスミマセンね、実はじじの旦那に頼まれてたんで、昼間っからちょいと奴に後を付けさせてもらいまして...奴はそういうの得意なんすよ...」

続けてぽとまんの口から様々な事を知らされたのだった。

台所の大福はまこ達がよく夜中に食べ物捜しに来るのがわかっていて、わざとわかり易い所に置いておかれていた事。最近は物資が滞っていてそれが出来ずに困っていた事。
食料を皆の家族が食べ物に困ったりお世話になっている家で肩身の狭い思いをしないようにこっそり送っていた事。
土蔵の中には禁制品があり、皆の身を案じて知らせないようにしていた事。
校長から寛太隊員の外出出来る予定を聞き込んで、こっそりなぎこさんに教えていた事等々…

そうだったんだ…教えてくれてありがとう...ナイショにしときます。と挨拶を交わして黒猫館へ帰る。申し訳なさと安堵感とが入り交じった面持ちで、ちょっと不安そうに扉を開けると皆が夕食支度の真最中だった。

「あら、おかえりまこちゃん。遅かったわね。今日は台所の人も休んでるから私といさこちゃんで夕食の準備してるのよ。じじさん、佐世保の軍港まで行って色々調達出来たんだって。ある所にはあるものね、明日からまた忙しくなるわよ!」
なぎこが明るく迎えた。
「まこちゃん、もう少しで出来るからちょっと待っててね…」
いさこは歌う時と違ってかなり自信なさそうだ。
「ああ、飯が出来るまでこれでも食ってな」
そう言いながらじじが大福を差し出す。

「ごめんなさい...みんな...どうもありがとう...」
貰った大福をほおばると少ししょっぱい味がした。

夜。寝床に入ってなぎこ達に話かける。
「ねえ、私、実はさ…昨日裏の土蔵を覗こうとしてじじさんに怒られたんよ…」
と告白すると予想外の答えが返って来た。
「あら、私もあるのよそれ。ここに来たばかりの頃同じ事して。近づいたらいかん!ってこっぴどく怒られちゃった。」
なぎこが笑いながら答える。
「わたしも…高い所に少し開いてる所あるでしょ?あすこによじ登ろうとしてゲンコツされた事ある…」
え、いさこちゃんがそんな事を?と皆で笑い合った後、今夜はなぎこが意外な事を言った。
「何だかお腹空いちゃったなあ...ね、これから台所行ってみない?」

今はここが私の家なんだ…お母さん…私は元気でやってます…
台所から帰って来たまこはいつしか眠りについていた。



----------------

翌日
奄美大島の海辺の村。

寛太は寝台に横たわったままだった。体の節々が傷む。

「どうやら長い間眠っていたらしい...ここはどこなんだろう...」

何も思い出せない...何かを思い出そうとすると頭が割れるように痛かった。自分は大怪我をして浜辺に漂着していたらしく、その後一週間位意識が戻らなかったらしい。その時負ったらしい怪我がまだ治らず、今尚ベッドに横たわって天井を見上げている。いつも看護してくれている娘が傍らに居た。

「頭が痛い...」
「痛みますか?無理しないで下さいね...」
「俺は一体誰で...何故ここにいるのか教えてくれ...」
「今は体を休めた方が良いって父が言ってました...父を呼んで来ますね...」

娘は優しく毛布を掛けた。

寛太を発見した娘はシオンと言う名の美しい娘で、父親は村長だった。村長はこの村唯一の医師であり、教師でもあり、その自宅は診療所と兼用だった。村長は診療所とは別の離れの部屋で手当を行い娘に看護をさせた。どうやら記憶を失っているらしい事に気付くと、娘に一緒に漂着していた荷物を着ていた物と一緒に焼却するよう命じた。

村長にはある思いがあった。この村には戦争に召集され若い男手が無い...沖縄はもう米軍に占領されているらしい。もしもの時に軍隊など当てにしてはいかん...とにかく今は若い人手が要る。自分の村は自分達の手で守るのだ。軍隊が捜索に来たら隠しておこう...その為に軍人であった証拠を消しておかなければ...

---------------------------------------------------------------------

この物語はフィクションであり、登場する人物や団体の名称等は実在のものとは一切関係ありません...
今回のエンディングテーマはこちら。「À la fracture de jour」/SCRAPSさん

あとがき
今回は戦況の逼迫する中の「黒猫館」のある日を「まこ」の視点から描きました。ハンドルネーム読みそのまま「まこ」での出演を快諾頂きましたmacoさん、どうも有難うございました。この場をお借り致しまして御礼申し上げます。

今後の予定は(あくまでも予定です)、若かりし主のドロドロの愛憎劇「笹子&じじ編」、屈強な酔客兵士vsいさこの戦いを描いたアクション大作「いさこ編」、意外にもマイケル○ーア監督真っ青の社会派巨編「ぽとまん編」と続く...かもしれません。それでは最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

(閲覧:43543) |  (好きボタンポチっと数:)
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
投稿者 スレッド
zizi
投稿日時: 2012-9-24 20:39  更新日時: 2012-9-24 20:39
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 kankanさんへ2(改訂:まこちゃん危機脱出)
コンペ会場に入ったzizi監督は表情を曇らせた。
ああ、やっぱり九九社長は御機嫌斜めだ...

九九「ziziちゃん。愛本五号機の地図、どうするね。」
zizi「そんな気にしないで下さいよ。あ、購入者に地図帳をサービスで差し上げたら如何でしょう?」
九九「ちょっと何言ってんの。ふざけないで真面目に考えてよ。」
zizi「す、すんません...<心中語:ああ、シオナちゃん来れなかった事ちょっと言える雰囲気じゃない..>」

オーディション始まる。集団で面談する中には何と一流モデル兼女優の香○奈までいる。

zizi「おお。あんな方が来てるなんて...社長、あの香○奈..」
九九「だめ。私の家内にウケが悪い。」
zizi「あ、やはりまだそうですか...」

ziziは内心勿体無いと思ったが今日はとても逆らえる雰囲気では無い。
あれ。まこちゃん...何やってるんだろ...
一番端っこに座っていたまこはこちらを見ないでりんご社の愛板にペンタブを走らせている。
このデバイスには九九社長の目がキラリと光った。

九九「あ。まこちゃん。あなたの得意な事はなんですか?」
まこ「は〜い。グラフィックです。えと、九九社長の似顔絵描いてますからもう少し待っててくださいね。」
zizi「<心中語:よしいける。きっと渋い劇画調のヤツだ...喜ぶに違いない>」
まこ「うふふ。できました〜!こんなのどうですか?」
zizi「<心中語:しまった...あの青いキャラを被ったデフォルメされた九九社長...くく衛門だぁ...社長怒る...>」

恐る恐る隣の九九社長を見る...

九九「いい!めっちゃカワイイ!うん、とても気に入った。クールだ。」

ええっ。しかしめっちゃ上機嫌になってる。よっしゃ今なら言える。

zizi「あの。今日シオナちゃん過労で...」
九九「うん。それは仕方ないね。また今度会わせてもらうから。あ、まこちゃん
リザーブしておいてね。くれぐれも他のプロジェクトで予定取られないように。」
zizi「え。あ、あはは。あははははは。」
zizi
投稿日時: 2012-9-23 0:01  更新日時: 2012-9-24 20:37
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 閃きましたので改訂します。
閃きましたのでへんなショートショートを自主規制により削除、上記へ内容を入れ替えます。
zizi
投稿日時: 2012-9-22 23:54  更新日時: 2012-9-22 23:54
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[2]: 凪さんへ
私もなんだか皆様に刺激を受けてしまいまして...またしても本編以外の
登場人物をうっかり増やしてしまい、かなり賑やかになって来ました。
ああ、自分でもうっかり納得してしまいそうな時があります(爆)
やはりアクションシーンが...ってまこちゃんは大和撫子、女の娘ですよ〜。

いやしかしこの妄想力も身近な方々にはあまり役に立っていないようで....
最も身近な女性からは「人の話を聞いていない」と良く言われます(笑)

実は自分が小さい時に家の近くにに小さな土蔵が残ってたんですよ。扉なんか
火の手を防ぐため四重位(既に全部は開かなかった)の引き戸になっていまして。
上の方に通風と採光の為でしょうか、小さな開口扉が付いてて...という記憶を
元に書いています。

樋渡氏とぽとまん氏は、渋い役ですね。飄々かつ颯爽とした雰囲気で、
じじが不得手な活劇シーンもいけそうです。
あ、凪さん粗忽者でいらっしゃいますか?ええ私も案外そうなんです。
子供の頃こっそり捨てたハズの物が何故か出て来て怒られたりしてました。

え?私が実はいい人みたいに書いてる...

はい、すんません、その通りです!(威張って言うな)特に次回はその特権を
フルに使い倒して何か好きに書かせて頂こうと開き直ってております。

しかし収拾ですよね〜どうしよう(今更何言うとるか)。

どうもありがとうございまいました!
zizi
投稿日時: 2012-9-22 23:53  更新日時: 2012-9-22 23:53
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[2]: 校長先生へ
校長先生へ

いやいやどうもありがとうございます!

ちょっと今回はほのぼの路線で...前回とかなりギャップがありましたね。
もうこのエピソードの殆どは校長先生の

>『おきゃんで元気、だけど寂しがり屋』

という性格設定から大体イメージが出来上がり、その後macoさんからアップされた
「ダニーボーイ」から更に妄想力を頂きまして完成しました。ホント皆様のおかでです。
元々好きであったこの曲の旋律が切なくも美しい事、戦地へ赴いた息子への気持ちを
歌っている歌詞な事、またmacoさんのアップされたのがアカペラであった事など諸々が....

皆様よりインスパイアされて私一人では到底出来なかった事で大変有難く思います。
現実とリンクしている部分があったのは自分もちょっと「おお。」と思いました。
そうですね、1%の真実を観る能力(笑)。大事にしたいと思います。

最後のなぎこ、自分から皆をさそってツマミ食いすると言う優しい頼りがいのある
姐さんです。あ、しまったやはり予告編のタイトルがちょっと風呂敷拡げ過ぎ
てますね(笑)。あれは...すんません。人目を惹くための派手な中吊り広告みたいな
もので、かなりものすごく大袈裟にセンセーショナルに書かれてますので、実際には
上げゾコ率240%位の想定で御願いします(スミマセン...)

はははっ。「まこ」の真空飛び膝蹴り!ちょっと受けてみたいかも(爆)
いやしかし1176話までは...その頃はもう三世代位後になっているかも。

どうもありがとうございました。今後とも宜しく御願い致します!
zizi
投稿日時: 2012-9-22 23:50  更新日時: 2012-9-22 23:52
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[2]: 須倉歩氏へ
zizi監督は須倉氏のマネージャー三好女史の電話を切った後急に思い出したように掛け直した。


zizi「あの、美しすぎる敏腕マネージャーの三好さん..」
三好「あ、zizi監督どうされました?そんな本当の事を...須倉の演出でしたら先程申し上げました通り...」
zizi「ええ、ホントに良いですかね...私結構遠芸術の為には遠慮しませんよ...」
三好「ええ、本人がああ言ってますから、悪役だけど人間的な所ある描写なんて全く不要ですから遠慮なくやっちゃって下さい。」
zizi「そうですか...分かりました。では私の腹黒さにかけてそうさせて頂きます。そういえば須倉氏音楽の方どうですか?」
三好「あ。そうですね...zizi監督は久◯譲くん...あいや先生の代表作って何を思い浮かべますか?」
zizi「え〜と。北◯作品か...ジ◯リですかね...あ、三好さん、ト◯ロの入院してたお母さんって何に乗って家に帰って来るか知ってます?」
三好「は?そんな場面ありましたっけ?」
zizi「ハイ。タクシーに乗って帰って来るんです。エンドロールのほら、文字が流れる背景で確かにそいう場面が出て来ます。」
三好「よくそんな所まで観てますね。須倉は「にんげんっていいな」だと。」
zizi「あれは...三好さん、おしりを出した子一等賞って...何かの比喩的表現でしょうか、それとも...」
三好「え?は、はぁ...私にはそこまでは...」
zizi「三好さん...一等賞取りたくないですか?」
三好「な、何言ってるんですか。結構です!」プチっ。
zizi「私はこの作品で須倉氏の音楽を...あ、あれ?切れた?...何でだろ...」
kankan
投稿日時: 2012-9-22 23:15  更新日時: 2012-9-23 0:55
TheKanders
登録日: 2008-1-14
居住地:
投稿数: 2002
 「水の空に眠る」第五話裏話 シオナ倒れる
「水の空に眠る」第五話裏話 シオナ倒れる

シオナ「叔父ちゃん。キスしよ」
寛太の目の前に、シオナの顔のドアップがあった。
シオナ「そして、抱いて。。。」
寛太「おいっ。お前、何やってるんだ」
シオナ「気持ちのいいと・こ・ろ、どこ? 何でもするから。。。」
寛太「や、や、やめろ。そこは。。。。。。。。。。。。。。。。」

寛太、ベッドの上でシーツを蹴って、飛び起きた。
悪い夢を見ると、汗びっしょりだ。
寛太「夢か。ぶわぁ。びっくりした。シャワー浴びてこ」
(やっぱ、シオナとの絡みはキツイなぁ)

浴室前にシオナが立っていた。
寝ぼけているようだ。買ってやったパジャマが大きすぎて、
袖がだらんとしている。それで目をこすりながら、バタンと床に崩れた。
寛太「シオナ? ど、どうしたんだ」
シオナ「札幌に帰りたい」
崩れていく上体を、寛太は慌てて受け止めた。
寛太「お、おい。シオナ。おい。しっかりしろ」
シオナは、ぐったりと寛太にうなだれたままだった。
オデコにオデコを置くと、すごい熱だった。
シオナをベッドに運び、医者に電話した。

mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm

戸田「そうですか。過労ですか。今日の衣装合せ、キャンセルですね」
寛太「大事なんだろ?」
戸田「はい。zizi監督と九九社長もいらっしゃるとかで」
寛太「医者がいうには、2‐3日、絶対安静だってんだから」
戸田「実は、他のプロダクションからも候補の娘が来るんです。」
寛太「コンペか」
戸田「はい。zizi監督はシオナを押してくれてるんですが、九九社長がどうしても衣装を合わせたい娘がいるって」
寛太「わかった。今回メインスポット当たった、まこちゃんだ。九九社長、好きそうだもんなぁ。演技が光ってたなぁ」
(それにしても、ひわたしのヤツが気に入らない。シブ過ぎる。カッコよすぎる。オ、オレの大事な主人公の座が危うい。「彼氏にしたい男ランキング」もヤツが上だし。音と感性と、あの歌。寛太は、ひしひしと危機感を感じていた)
戸田「そう。他にも、りんご電算機株式会社の重役が呼んだ何人かの娘がいるみたいです。。。大丈夫ですか?こわい顔してます」
寛太「・・・あぁ。そうかぁ。それじゃぁ。オーディションみたいなもんじゃないか」
戸田「当たり前じゃん。コネクションだけじゃ、仕事取れないに決まってるじゃん」
寛太「戸田。タメ口」
戸田「はい。すいません」

その時、狂ったような車のクラクションが外で鳴り始めた。
声「どけろよ。非常識だろ。そんなところで駐車なんてよ」
声「これは駐車ではありません。停車です。少々、お待ちください。」
ピーンポーン。
インターフォーンの呼び鈴がなった。
nakプロの社長だった。

uuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu

nak社長「シオナちゃん、タメ? そう、これじゃ、タメね」
戸田「すいません。お茶淹れてきます」
nak社長「いらん。お前は俺への気遣いより、タレントの心配しろ」
寛太「俺はコーヒーね。熱いヤツ」
nak社長「カンちゃん、すまない。こんなことになって」
寛太「いや。社長。シオナはああいう気性なんですよ。仕事も遊びもなく、昼も夜もなく、思いつくまま気の向くまま。東京来てから、ずっとぶっとびです。プロダクションのせいばかりじゃない」
nak社長「そう言ってもらうと、ありがたい。人は健康が第一だから」
戸田「コーヒー入りました」(と、社長の前に、そして寛太の前に置く)
nak社長(コーヒーカップを口に運びながら)「戸田」
戸田「はい」
nak社長「赤い小便は出なくなったか?」
戸田「はい。おかげさまで」
nak社長「そうか。それはよかった」
寛太「青ざめた顔で赤い小便。仕事が恋人だとかほざいてたよな」
nak社長、すすったコーヒーを吹き出す。
nak社長「こりゃ、失礼、失礼」
戸田、あわてて、nak社長の服やまわりを拭く。
nak社長「一週間、休め。カンちゃんには、しばらく代わりのお付きを付ける。シオナの看病も兼ねて」
戸田「はぁ?で、でも。。。」
nak社長「命令だ。今日の衣装合せもなんとかなる。カンちゃんさぁ。シオナちゃんはゆっくり休ませてくれ。働くときには働き、遊ぶときには遊び、休むときには休む。そうだったよな。カンちゃん」
寛太「そうでしたっけ?」

その時、また、狂ったような車のクラクションが外で鳴り始めた。
声「いつまで待たせるんだよ。駐車と一緒だろ。二車線分の車幅はねぇだろ。警察呼ぶぞ」
声「停車です。もう少々、お待ちください。」(ちょっと声が低くドスが利いている)

nak社長「でかい車はやだやだ。カンちゃん。長居したね。今度、またミジンコ捕りに行こう」
寛太(うなずきながら)「ところで、代わりのお付きって?」
nak社長「あぁ、後でこっちに来るよう手配する。女性だよ。手を出しちゃダメだよ。ジビッシュのママとこじれたら、さすがの私でも、どうにもできない。それじゃ。シオナちゃん。くれぐれも大事にして。それじゃ」
戸田「失礼します」
ドアを開ける。

耳をつんざくような狂ったような車のクラクション。
声「てめぇ。いい加減にしろよ」
nak社長「はいはいはい。今、行きますよーだ。待たせた時間は私が払いますよーだ」
nak社長を見送る寛太と戸田。
(声をそろえて)「リンカーンコンチネンタル」
がゆっくり去って行く。その後を、50ccバイクが行く。
声「こりゃ、完全な貧富の差だろが。無職な人間、バカにしやがって。でも、なんか儲かった」

寛太「あいつ。30分、ずっと待って文句言ってたのか」
戸田「無職だから、暇だったんでしょ。あぁ。自分も明日から無職。。。とほほ」
寛太「アイツは、ただ無駄にでかいクラクションを鳴らしたかっただけだろ。たぶん。あれ? 戸田? だって、お前、社員だろ」
戸田「めちゃ安い基本給+出来高です。まぁ、自分の希望なんで文句はないですが、休暇=減給っすよ」
寛太「へぇ。そうだったの?そりゃ大変だ。大変だぁね」
寛太は、戸田の代わりの女性のお付き。そのことばかり考えるのであった。
戸田(にらみながら)「何、にやにやしてるんですか」
寛太「うん?一ヶ月でも、一年でも、一生でもいいぞ。がははははっ」

家の方からシオナの叫び声「お腹減ったぁああああああああああああ」

※zizi監督へ
自分の身勝手な裏話には、律儀に返信しなくていいですよ。
なんか閃いたときだけで。。。
投稿日時: 2012-9-22 20:51  更新日時: 2012-9-22 20:51
ドラえもん
登録日: 2006-11-11
居住地:
投稿数: 1270
 Re: zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
妄想族。
妄想力。
妄想使い。

いや、みなさんほんとすごいですよ。
>妄想使いは、99%の見当違いと1%の真実を観る能力があるんです♪
…なんだかうっかり名言だと思って納得してしまいそう。

まこちゃんは飛び道具は持ってなかったのか、私もアクションを期待してたのでちょっと残念^^;
でも、ziziさんの観た1%の真実。さすが妄想使いです。
私は妄想力不足で、人情の機微にからっきし疎いので、妄想力をちょっと分けていただきたくなりました。

ひわたしさんとぽとまんさん、おいしい役ですねえ。
でもでも、zizi監督、それ以上に「じじ」を「実はすごくいい人」に書いてるでしょ。やっぱり監督特権ですか?w

現実のわたくしはかなり粗忽で気の散るタイプなので、閉ざされた土蔵があったらそりゃ覗いてみるに決まってます。高いところにもよじのぼるかもしれません。そして上手に証拠隠滅できずに、すぐバレて叱られる。

一癖も二癖もありそうな(=魅力的な)登場人物が増えてきましたね。
どう収拾を付けるのか、監督の手腕に期待!
yuuichik
投稿日時: 2012-9-22 14:03  更新日時: 2012-9-22 21:22
校長
登録日: 2004-2-16
居住地:
投稿数: 2404
 Re: zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
では私は、普通のコメントを(笑)

やぁ〜、まこちゃん編、こういう感じで来ましたか〜。
うん、ほのぼのとして良い感じです♪

特に、まこが家族を想い出すシーンの描写が秀逸ですね。
辛い過去もあることに触れることで、
物語の登場人物にさらに深みを持たせていますね。

その体験と、黒猫館でのちょっとした疎外感の気持ちが
リンクされているのも秀逸です。
私が何気に『おきゃんで元気、だけど寂しがり屋』と性格付けたのが、
こうしてうまく描かれていることに、驚きです。

macoさん自身がUpしてあった「ダニーボーイ」をうまく使ったのも、さすがです。
音楽は心の寂しさを癒し、溶かしていく感じが伝わってきます。


macoさんが書かれているように、現実とも多少リンクするところも凄い!
そうなんです、
妄想使いは、99%の見当違いと1%の真実を観る能力があるんです♪(?)

最後の、3人の娘の交流の描写もいいですね。
なぎこの、お姉さん的な柔らかい優しさ。
いさこの、ほんわかとしたあどけなさ。
まこの、まっすぐで心豊かな純粋さ。


ところで当初の「まこちゃん危機一髪」から「まこの外出」となり、
それほどアクション編じゃなかったのが、ちょっとだけ残念でした。
まこちゃんの「おきゃん」面の炸裂!を期待してたもので(笑)
でもこれはきっと、「屈強な酔客兵士 佐々ん啓 vs いさこ」編へとつながっていくのでしょうね♪
あれ? 私今誰かユーザ名を勝手に入れちゃいましたかな?(笑)

佐々ん啓「早く酒持って来い! まだか? 俺はimpatienceなんだ!」。
いさこ「まこちゃん、助けてえ!」。
まこ「いさこちゃん、しゃがんでな!」、
まこの真空飛び膝蹴りが、みごと兵士の顔面を直撃した!・・・
《追記で、やっぱり妄想モードに入ってしまいましたw》

《さらに追記:
zizi監督「カット! 佐々ん啓さん、大丈夫か?」
佐々ん啓「これぐらい大丈夫ですよ」。
まこ「ごめんなさいね、佐々ん啓さん、ちょっと当たったでしょ?」
佐々ん啓「大丈夫っす、ふだん鍛えてますから」。
監督「さすがだな〜。おかげでいい画が撮れたよ。サンキュ−」。
・・・すみません、書いた後で失礼な書き方をしたと反省しました。
フォローの追記で、許して下さいませ〜m(__)m♪》


「ぽとまん編」まで考え始めたとは・・・。
いや、きっとそれだけじゃ終わらないでしょう(笑)
やはり・・・第1176話あたりで、Concordia sagaと話をつなげてしまう構想は、あながち嘘ではなさそうですね(笑)
楽しみです♪
SCRAPS
投稿日時: 2012-9-22 13:58  更新日時: 2012-9-22 14:33
ターミネーター
登録日: 2007-1-27
居住地: 宮崎市
投稿数: 1424
 Re: zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
須倉歩(以下須倉)「あ、そうだ三好くん、あの久◯譲くんの例の動画、よ◯つべのURL後で僕にメールしといてくれる?」
三好マネージャー(以下三好)「は? 北◯作品のサントラか何かですか?」
須倉「いやいや、そこ説明させる? わかってないなぁ〜。君はあれか、久◯譲さんの代表作は何ですか? ってYah◯o知恵袋で質問しちゃうタイプか。なんだ、その不満げな顔は。あ、あれだ、逆にベストアンサーに選ばれたいタイプか、えぇ? 君ね、そんな調子だと将来お嫁にいった時に発言小町をブックマークしちゃうような女性になっちゃうぞ。何、偏見? いや、そんなことよりだ。久◯くんの一番いい仕事って言ったらもうあれだろ、決まってるだろうに」
三好「あぁ〜、ジ◯リの」
須倉「……。はぁ……。がっかりだよ、三好くん。君とはもう何年も一緒に仕事をしてきたけど、音楽ってもんをわかっちゃいない」
三好「(チッ、またはじまった)」
須倉「あのね、久◯譲くんのした一番いい仕事って言ったらもう決まってるじゃないの。いいかい、一回しか言わないから」
三好「はぁ……(チッ)」
須倉「一回しか言わないからっ」
三好「はぁ……(チッ、しつけぇ)」
須倉「おいおい、一回しか言わないからってもう2回言っちゃったよ。はい、今3回目言った」
三好「はいはいメモの準備ですね。はいどうぞ(チッ、氏ねばいいのに)」
須倉「『にんげんっていいな』、これ全部ひらがなね」
三好「プッ、『にんげんっていいな』て……(テラワロス)」
須倉「あ、念の為に言っておくけど、作曲は小◯亜星で久◯くんがやったのは編曲だから。そこだけは勘違いしてもらっちゃ困るよ。あのProphet5とLinnドラムの音色がねぇ、云々……」
三好「あ、はいはい。てか、先生それくらいご自分で探してくださいよ。わたしやること多いんですから」
須倉「頼むよ、三好くん。今からFacebookで世界の坂◯教授のWallにコメントつけるから手が離せないのだ。その動画は仕事の参考資料にするから必要なんだよ」
三好「わかりましたよ、もぉ〜。たまには仕事もちゃんとしてくださいよ? そんなことばっかりしてないで(チッ、どうせ趣味で見たいだけのくせに)」
須倉「わかってる・か・らっ。みなまで言いなさんな。君は“趣”ってもんがないんだからなぁ、もぅ……。あぁ、ついでに『にんげんっていいな』のJoJoバージョンの動画のURLもお願いね」
三好「はいはい」
須倉「あ、それとついでのついでに……」
三好「はぁ? まだ何か?!(怒)」
須倉「うん、zizi監督なんだけどさ、なんかまだ遠慮があるっていうか。そのぉ、僕の出演部分の演出なんだけど、なんていうのか、もっとエモーショナルに。もっとそのぉ、パリのエスプリを利かせた感じっていうの? 僕の良さをもっと引き出して欲しいんだよね。君もそう思うだろ、三好くん」
三好「はい、確かにっ(キラリ)」
須倉「あっ、しまった。ジョジョリオンの3巻未読だった。ちょっと今から立ち読みしてくるからzizi監督と交渉頼むね。じゃっ、行ってくる」
三好「行ってらっしゃい。いやむしろ逝ってらっしゃい。(つーか、買え。)」
須倉「? まぁいいか。行ってきまーす」
三好「はぁ〜。ピッピッ。あ、いつもお世話になっております。わたくし、須倉歩の美しすぎる敏腕マネージャーの三好でございます」
zizi監督(以下zizi)「あ〜ぁ、どうもどうも。(自分で言うかな。しかも今時美しすぎる◯◯って、もうその言い回しってトウが立ってるだろうに)どうされましたか?」
三好「えぇ、うちの須倉の出演シーンの演出についてなんですが」
zizi「はい。(うわぁ〜、また何か難癖付けられるんだろうか。この人たち面倒くさいんだよなぁ)何か?」
三好「遠慮無くもっと嫌味成分を増やして、感じ悪く、極悪非道な感じでお願いします」
zizi「えっ? そんなことして大丈夫なんですか?」
三好「はい、是非。本人がそう申しております。作品のためにはそれくらいやると(キラリ)」
zizi「はあ、まぁ、そうおっしゃるなら……(この人たち苦手だわぁ〜)」
三好「はい、何卒どうかよろしくお願いいたします。はい。はい。はい。はい、それでは、はい。ピッ……ふ〜、今日もまたいい仕事したわ、わたし。さて、今晩も2ちゃ◯ねるで須倉叩きまくるわよ〜。フフフッ」
zizi
投稿日時: 2012-9-22 12:14  更新日時: 2012-9-22 12:14
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[2]: macoさんへ!
いやいや主役お疲れ様でした〜!お見事です、流石変幻自在のキャラ姉さん...
おっとまだこれ以上言わんとこ(笑)。

実はmacoさんにはかなり妄想のお手伝いをして頂いておるんですよ。
「Danny Boy」のアップ時にコメ欄で触れてあった「メンフィス・ベル」。
飛行機好きな私はDVD持ってたので久しぶりに思い出して観てしまいましたら
忘れてましたけどあれ見事な群像劇で...ムクムクとエピソードが(笑)。

ああ...やはり阪神大震災時被災されてあったんですね...大変な目に逢われたんですよね...
あ、妹さんだったんですね〜。何か異性の姉弟のほうが何となくですけどイメージが...
切なくなりそうだったのでつい(笑)。

樋渡氏、いい感じです。この樋渡氏 - ぽとまん氏のラインがまた妄想神経を刺激しまして...
実は数回後に「ぽとまん編」で描く予定があったりします。戦争のやるせなさを描いた
社会派巨編(誇大広告気味というか疑い無し)になる予定です。たぶん。
また宜しく御願いしますー!では、監督スイッチ入ります。ポチ。

----------------------------

2012年9月15日

zizi監督は女優まこに一生懸命語りかけていた。
zizi「いいですか。このプロジェクトの事は絶対に極秘ですからね。」
まこは愛用のリンゴ社の愛板にサラサラとペンタブを走らせながら
監督の方を見ようともせずに答えた。
まこ「え?もうしゃべっちゃいましたよ〜。o(*^▽^*)o~♪」
zizi「ええっ。だ、誰に?」
まこ「え〜と、妹と、お母さんと、あと...( ̄ー ̄)ニヤ...」
zizi「| ̄ω ̄A;あ。そうなの。ではちょっと予定早めて発表しておきましょうか...」

手には「Concordia saga」と書かれた脚本を握りしめていた...
maco
投稿日時: 2012-9-22 10:25  更新日時: 2012-9-22 10:25
長老
登録日: 2012-4-11
居住地:
投稿数: 202
 Re: zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
わーい!祝まこちゃん主役デビューーーー!!
やんや、やんや〜〜!

今回も心温まるエピソードでしたね。
まこちゃん、うかつに敵性音楽歌っちゃだめやって^^;
しかし、樋渡さん危ないところを助けてくれてありがとうございました。
なんか樋渡さんのキャラカッコいいですねぇ。
実際にこのシチュエーションだったら惚れてしまいそうだわwww

しかし読んでてビックリだったのが、
>家は空襲で焼失し家族三人路頭に迷い、少し離れた親戚の家を頼っ
>たのだった。しかしやはり食い扶持は足りず、一生懸命仕事を手伝
>ったりしたつもりであったが冷たい扱いを受けた。
ってとこですが、実際戦時中にはよくあったコトだと思うのですが
私は関西大震災の時に全く同じ状況にあったのですよ〜〜!
この話ってziziさんにしてたっけ?と思ってPM見直したんですが
してなかったですよね……。
違うところは「弟」じゃなくて「妹」なんですが、それ以外はどんぴしゃりです。
うーーん、恐るべし妄想力!!妄想から現実が見えるのか…!?

あ、挿入歌と主題歌、ありがとうございました!
その後の寛太も気になります。第六話楽しみにしていますね!!
zizi
投稿日時: 2012-9-22 8:34  更新日時: 2012-9-22 8:35
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[4]: 須倉 歩氏へお詫び申し上げます。
画像に砂嵐が流れる→10秒後テロップが流れる。

御覧の皆様へ。実は先程とんでもないNGシーンを放送してしまいました。
これよりOKバージョンを再放送致します。謹んでお詫び申し上げます。
ちなみにNGシーンは面白いのでそのままにしておきます。

--------------------------------------
 
本日スタジオに居たzizi監督の元に突然の訪問客があった。
フランス帰りの音楽家の「須倉 歩」氏だった。
 
須倉「ボンジュール。zizi監督」
zizi「あ。どもども。如何でしたかフランスは。やはりマドモアゼルと仲良しに?」
須倉「コホン。早速ですがフランス滞在中に一曲出来ました。如何ですか?」

「À la fracture de jour」を聴かせる。


zizi「す、素晴らしい!!ゼヒサントラCDに収めさせて頂きます。」
須倉「そうですか。監督はフランスはお好きですか?」
zizi「ええ、ミラージュ戦闘機はカッコいいと思います。あのデルタ翼が...<ぺらぺら>」
須倉「...監督。充分堪能致しました。私が申し上げてるのは芸術の分野の事です」
zizi「ええと。ベルサイユのバラとか...あと非嫡出子率が高いとか...」
須倉「...前者は日本の漫画ですし、後者は法律と文化の違いでしょう。サティやドビュッシーをご存知で?」
zizi「はいはい。あのなんだか若干ぼんやりした感じの...」
須倉「印象派とお呼び下さい。そんな事よりサントラCD宜しくお願いしておきます」
zizi「ええ。あのう〜、ライナーノーツの隅っこにzizi監修と書いても宜しゅうございますでしょうか?」
須倉「は?ああ、まあそれ位は...」
zizi「ありがとうございます。<よし。これの印税も少し懐に入るか...>ではまたゼヒ次の曲も宜しくお願い致します!」

--------------------------------------

zizi監督はシマッタと思った。いつも偉そうなコト言ってるクセにヨーロッパの国々のコトを
関東地方の方が思う九州の県の地理的配置よりも解っていない事が白日の下に晒されてしまった...
仕方ない...須倉氏のCDのライナーノーツは無償で書こう...
SCRAPS
投稿日時: 2012-9-22 8:11  更新日時: 2012-9-22 8:11
ターミネーター
登録日: 2007-1-27
居住地: 宮崎市
投稿数: 1424
 Re[3]: SCRAPSさんへ
監督っー、モリコーネもニーノ・ロータもイタリアの巨匠ですよぉ〜(笑)
zizi
投稿日時: 2012-9-22 6:31  更新日時: 2012-9-22 6:31
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[2]: キム教授へ
ああ、前回に続き申し訳ありません....自分でiPhone持ってないので試せないのがかなり悔しいのですが、本当に感謝致します。どうもありがとうございました!では監督スイッチ入ります。ぽち。

----------------------------

キム教授「それでは監督、第一話〜第五話までこのように電子書籍化データ変換しておきましたから。」
zizi「ははぁーっ。いつも申し訳ありません。ささ、この一週間前の撮影に使用した余りの大福饅頭でもお召し上がり下さい。」
キム教授「結構です。それでですね、監督。この「Sigil」というソフトウエアを使うと...」
zizi「ナルホド...しかし...これはとても私の頭では理解を超えてます。」
キム教授「何言ってるんですか。簡単じゃないですか。御自分で...」
zizi「キム教授。もしも...ジョンレノンのギターがオークションに出たらどうなります?」
キム教授「え。そりゃとんでもない高値になるでしょう。」
zizi「そうです。しかし元は言えばとリッケンバッカーなんかの普通のギターです。しかしジョンレノンが使った、となると...とんでも無い価値が生まれます。」
キム教授「まあ、それはそうでしょう。マニアの金持ちはいくらでも出すでしょうね。」
zizi「流石です。その通りです。この電子書籍化も、キム教授の手によりデータ変換されるからこそ、そこに計り知れない付加価値が生まれます。ぜひとも今後とも宜しく御願い申し上げます」
キム教授「は、はあ....ホントは面倒なだけなんじゃ...」
zizi
投稿日時: 2012-9-22 6:12  更新日時: 2012-9-22 6:12
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[2]: kankanさんへ
収録後zizi監督は予算の心配をする戸田と話込んでいた。

戸田「監督、今後も大島ロケ続けます?九十九里浜じゃなくて大丈夫ですか?」
zizi「え?ああ、まあ最近りんご社も景気良いみたいだからいいんじゃない?」
 戸田「ああ、何でも新機種が好調だとか...」
zizi「そうそう、何ならロケ現場にスタッフ専用の別荘でも建ててもらっちゃう?」
 戸田「良いですね、それ。寛太さんも芝居に集中出来るかもしれません。」

mmm....ziziの携帯に着信。あ。九九社長だ。

zizi「あ、九九社長。愛本五号機発売おめでとうございます。。。りんご屋銀座店長蛇の列です凄いです。。。。え?。。。地図がいま一つ?。。。まあいいじゃないですか。。。私ならそんなの全然気にしませんから。。。それより今度のCM。。。ハイ私なら。。。喜んでメガホン取らせて頂きます。。。シオナちゃんで。。。だから愛本五号機下さい。あれ?切れた...」
 戸田「それより監督、一つ心配事があるんですがね。こないだの...寛太さん、ジビッシュのママの件リークしてませんかね...もしも週刊誌になんか知れたらある事無い事書かれませんかね...」
zizi「戸田ちゃん...判ってないね。愛は全てを超越する。いいかい、フランスのミッテラン元大統領には愛人との間に隠し子がいた。で、大統領就任直後の会見で記者からその事を問われたんだ。しかしミッテラン氏は平然と「それが何か?」と答えた。」
戸田「さすがフランスですね。しかし監督ってホント友愛主義者なんですね....素晴らし..」

mmm....ziziの携帯に着信。あ。ボカロのルカちゃん。

zizi「あ、ルカちゃん?。。。まだ仕事中だよ。。。え?我慢出来ない?。。。欲しい?。。。でも縛られてもいいの?。。。構わない。。。そう。。。じゃ、今日帰りにショップで買って帰るから。。。それじゃ、一緒に楽しもうか。。。うん。。。じゃ。」ぴっ。
戸田「かかか、監督...あなたって人はやはり...」
zizi「え?ま〜た戸田ちゃん変な勘違いして。いやさ、内蔵スマホを五号機に機種変更して欲しいって言うからさ。」
戸田「あ〜良かった。ビックリさせないで下さいよ。あ、それで、ジビッシュのママがシオナちゃんに服をプレゼントしてですね。シオナちゃんも上機嫌になっちゃって...オマケにこちらでそれに合うネックレスまで買う事に...」
zizi「で、本丸(寛太の事を比喩的に表現している)はどうなの?」
戸田「問題はそこなんですが...何だか満更でも無い様子なもんですから...」

戸田、頭を抱えて座り込む。zizi監督それを見て何かヒラメく。

zizi「ふむふむ....絡め手で来たか...周囲を籠絡させておいて本丸を攻める...ナカナカやるね。」
これは使える...先日謝罪に失敗した美人歌手アサコ様へのゴキゲン取り作戦を企むzizi監督であった。
zizi
投稿日時: 2012-9-22 6:06  更新日時: 2012-9-22 6:08
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 Re[2]: SCRAPSさんへ
SCRAPSさん、色々どうもありがとうございます!
おお。音楽のみならず悪役ですか.!良いんですか〜?覚悟しておいて下さい(笑)。
ちょっとまだ配役は決まってませんがキープさせて下さいませんか。もしも....
いきなりヒドイ役で登場したらすみません。それでは監督スイッチ入ります。ぽち。

----------------------------
 
本日スタジオに居たzizi監督の元に突然の訪問客があった。
フランス帰りの音楽家の「須倉 歩」氏だった。
 
須倉「ボンジュール。zizi監督」
zizi「あ。どもども。如何でしたかフランスは。やはりマドモアゼルと仲良しに?」
須倉「コホン。早速ですがフランス滞在中に一曲出来ました。如何ですか?」

「À la fracture de jour」を聴かせる。

zizi「す、素晴らしい!!ゼヒサントラCDに収めさせて頂きます。」
須倉「そうですか。監督はフランスはお好きですか?」
zizi「ええ、ミラージュ戦闘機はカッコいいと思います。あのデルタ翼が...<ぺらぺら>」
須倉「...監督。充分堪能致しました。私が申し上げてるのは芸術の分野の事です」
zizi「ええと。ベルサイユのバラとか...あと非嫡出子率が高いとか...」
須倉「...前者は日本の漫画ですし、後者は法律と文化の違いでしょう。エンニオ・モリコーネやニーノ・ロータをご存知で?」
zizi「はいはい、昨夜も街道を高らかに奏でながら爆走してる若者がおりました。」
須倉「そ、そうですか。そんな事よりサントラCD宜しくお願いしておきます」
zizi「ええ。あのう〜、ライナーノーツの隅っこにzizi監修と書いても宜しゅうございますでしょうか?」
須倉「は?ああ、まあそれ位は...」
zizi「ありがとうございます。<よし。これの印税も少し懐に入るか...>ではまたゼヒ次の曲も宜しくお願い致します!」
kimux
投稿日時: 2012-9-21 23:24  更新日時: 2012-9-21 23:33
登録日: 2004-2-11
居住地: 地球
投稿数: 6944
 Re: zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
さっそく電子書籍化しました。
GBUC 共有フォルダの「水の空に眠る」の中に1〜5章まとめて、

kanta01-05.epub

が入っています。Kindle 版はレイアウトが狂うのでやめました。

ちなみに EPUB 形式の編集には Sigil というソフトを使いました。
参考:
http://miriamword.blog48.fc2.com/blog-entry-25.html
http://www2k.biglobe.ne.jp/~t_muto/ipod/howto_book_iBooks_makeEPUB.htm
kankan
投稿日時: 2012-9-21 23:16  更新日時: 2012-9-21 23:16
TheKanders
登録日: 2008-1-14
居住地:
投稿数: 2002
 Re: zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
秋の虫が鳴くテラス。
寛太は、ほんと、ギリギリだなぁとか思っていた。
才能と可能性を信じていた若い頃が懐かしい。
寛太は、チェアに深々と座って、焼酎の炭酸割りを握り締めた。
そこに、ドンドンドンと、どでかい足音。
シオナ「信じられない」
シオン役のシオナだった。
シオナ「お願いだから、ランスルーの時に悪戯しないで。キモイ。最低」
寛太「うるさいなぁ。大島ロケで疲れてる。あっちに行ってろ」
シオナ「私の邪魔しないで! 最低。もう降板。二度と共演しない。もう叔父姪の縁切る。顔も見たくない。ウルトラ・キモイ。超バカ。一緒に居ると腐っちゃう。。。」
シオナ、ドンドンドンと去って行く。

シオナが去ると、再び虫の音が戻ってきた。
寛太(焼酎炭酸割りをぐいっと飲んで)「私の邪魔しないで! かぁ」
寛太は、30分ほど、虫の声を聴いていた。
月が出ていると最高なのに、でも、探したが見つからなかった。
ため息をついて、チェアにもたれて、うとうとし始めていた。

戸田「失礼します」
寛太「。。。」
戸田「どうします?」
寛太「仕方ないだろ。「天才妄想家zizi監督」と「喜んで社長」が決めたんだから。いいですよ。姪っ子と濡れ場でも、何でもやりまっせ」
戸田「だったら、ちゃんとやってください。今、シオナがゴネると、ちょっとヤバいんです。。。それに。。。」
寛太「それに、なんだ」
戸田「ジビッシュのママとのスキャンダルもありますし。。。
寛太の内心語:そのことかぁ。社長にもいろいろ言われているからなぁ。って、あの夜のことはまったく憶えてないし。肉体関係があったのかも。ママは、嬉しそうに朝食作ってくれた。うまかった。ほっこりご飯に、シジミの味噌汁、アジの干物に、生卵。こんな朝って、何十年ぶりだろ。ママに惚れちゃいそうだった。うまくて、涙が出そうだった。
戸田「シオナは今、大事な時なんで、りんご電算機株式会社のCMも決まりかけてる時なんで。ゴネると」
寛太「ゴネたら、お前が何とかすればいい。それだけのことだろ。シオナはオレよりも、お前の言うことをきくみたいだから。言っておくが、人はな。いつもいかなる時も大事なんだ。憶えておけってんだ」
戸田「そりゃそうだけど、なんか違うんだよなぁ」
寛太「また、タメ口か。だいたい、ちゃんとやってくれとはなんだ。このオレに。シオナに、寛太様と撮影で絡む心得を教えておけ」
戸田「でも、テストランで、四の字固めやって、さんざん泣かしちゃうってのは。。。本番では、シオナ、ビビッちゃって。zizi監督もギリギリOK出したみたいです」
寛太「人生いつもギリギリ。ちゃんと、泣かした5回分、5千円、シオナに払ったわ」
戸田「そういう問題じゃないと思うんですが。。。お願いです。シオナを刺激しないでください」(と、土下座する戸田だった)

そこにシオナが再び現れた。
シオナ(完璧にはしゃいでる)「ねぇ。叔父ちゃん。似合う?」
見ると、シオナはレインボウカラーのド派手なミニのワンピースでポーズをとっていた。
戸田(口あんぐりで)「う、うん。似合う、似合う。最高」
寛太「う、うん。似合うよ、シオナ。でも。どうした、その服。叔父ちゃんの罰金で買ったのか?」
シオナ「買えるわけないじゃん。ジビッシュのママが贈ってくれたの」
寛太・戸田(声を揃えて)「ジ、ジビッシュのママが」
シオナ「叔父ちゃん(くねくねしながら、寛太の膝の上に座る)。欲しいの」
寛太「なんだよ。キモイなぁ」
戸田「わ、わたくし、席外しますね」
寛太「行くな。居ろ。ここに」
シオナ「この服にね、似合うネックレス。シオナの所持金で買うには、0がひとつ足りないの」
戸田「なんが寂しいと思ったら、そう。ネックレスね。そうね。寛太さんもそう思いますよね。思いますよ」
寛太「う、うん」(なぜだ。何故、オレが頷いているんだ)
戸田「シオナ。明日、営業のついでに原宿寄ろう」
シオナ「やったぁ」

と、と、戸田ーーーーーーーーーーーーーっ。なんとかしろよーーーーーっ。

※戸田「わからん。この一家」
SCRAPS
投稿日時: 2012-9-21 15:52  更新日時: 2012-9-22 0:42
ターミネーター
登録日: 2007-1-27
居住地: 宮崎市
投稿数: 1424
 Re: zizi通信 08 「水の空に眠る」第五話
お、早速拙曲をエンディングに使っていただいてどうもありがとうございます。
時間とエネルギーがあれば各モチーフを引き伸ばして切り売りも可能なんですが、またその気になったらやってみます。(頼まれもしないのに押し付けがましくスミマセン・笑)

あ、もしまだ募集されてましたら、極悪非道の悪人キャラとして使っていただいていいですよ、私w(頼まれもしないのに押し付けがま……ry)

冗談はさておき、今回はまた心温まるいい話でしたね。黒猫館の主、かなりデキるお人だ。
今回も楽しく読ませていただきました。
「居丈高」という言葉も久しぶりに目にしました。以前好きで見ていたドラマの中でよく出てきた言葉で、語感が独特な感じで面白く感じて当時しばらくこの単語がマイブームでしたが、どのドラマだったか思い出せません。記憶力が本当に悪くて……。
zizi
投稿日時: 2012-9-21 5:45  更新日時: 2012-9-21 5:46
登録日: 2008-4-25
居住地:
投稿数: 3257
 裏話の登場人物等
コメント欄での制作裏話に登場している本編登場人物以外の人物です。

戸田:芸能事務所NAK社所属、寛太のマネージャー。
鈴木:監督助手その1、唐揚弁当事件で一旦クビになる。
佐藤:監督助手その2、会議で監督を援護せず不興を買う。
鈴木の彼女:地味な女子。
ルカ:ziziの仕事用邸宅に居るボカロちゃん。アンドロイドなのか?
九九社長:大スポンサー、りんご電算機株式会社社長。愛車はミ○・イース。
キム教授:時代考証担当顧問
樋渡満記:樋渡干記の兄

皆様よりの数々の制作裏話、スピンアウト作品、NGシーン等々誠にありがとうございます!
引き続きお楽しみ頂ければと思います。あ、ちなみに普通のコメントも絶賛受付中です。
アバター
«前の月次の月»
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30
アクセス数
5597986 / 日記全体
最近のコメント
RSS配信
zizi さんの日記



GBUC x Google
SEARCH
   検索オプション

  
GBUCアーカイブ
PAYMENT
購読料を受け付けています。
年額2000円。


銀行振込も受け付けております。詳しくはこちら
ライブスケジュール
予定なし
iChat
iTunes Store TOP100
ASSOCIATE LINKS
LOG IN
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録

MAIN MENU

NEWS

NOW ONLINE...
84 人のユーザが現在オンラインです。 (20 人のユーザが ガレぶろ(BLOG) を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 84

もっと...

LICENSE
creative commons lisence
当サイトの作品群は、
creative commons license
の下でLicenseされています。
当サイトのデフォルトCCは
表示ー非営利ー継承
です。

Apple User Group




SPONSOR


iPhone対応サイト