zizi さんの日記
2015
8月
1
(土)
18:15
風に尋ねて 第14話
本文
風に尋ねて 第十四話
一週間後、登校後に教室で携帯を開く。何となく屋上で撮ったマコの写真を眺めていた時、教室に入って来たハルに気づいて、反射的にその写真を削除してしまった。直後、ハルはボクの机に近づいて来る。
「ジジ、そろそろマコちゃんの...戦果はどう?」
「ダメだね…まあ果報は寝て待てだ」
「いつまで寝てなきゃなんねぇんだよ」
「まあ焦りなさんなって」
「も〜使えねぇなあ、早くしろよ」
「知らねぇよ」
「ちぇ。何でぇ...やる気ナシじゃん。カンタも何か言ってやってよ」
ボクはボクなりの事情があって、ハルの話が頭に入って来なかった。これは全くの個人的事情だけど、ちょっとボクの頭は状況が飲み込めず混乱していたんだ。実はあれから何度か...下駄箱の所とか、教室の近くで、陽代子ちゃんとその南先輩が話をしている場面を見かけていたからだ。でもこのままじゃハルを無視してるみたいで悪いかな...って思った時、だまって話を聞いてたカンちゃんがそれには応えず、教室の入り口の方を指差して言った。
「ジジ、お客さんじゃね?」
続けてハルも声を上げる。
「ああっ!ジジ、ほらあれ!」
え、誰?って思いながら入り口を見ると、マコがこっち見て手招きしてる所だった。
「ジジちゃん宜しく〜」
ハルが驚きながらも初志貫徹するつもりで声かけるのを背中で聞きながら、ボクは屋上いこか?と指を上に向けながら階段を昇った。屋上からグラウンドを見渡すと、サッカー部がランニングしてるのが見える。フェンスの所まで来て、マコの方を見ると、何だかボクの知っているマコらしからぬ浮かない表情だった。
「急にどした?」
「いや...ホラ、この前の」
「え?南先輩の事?別れたんだろ?」
「そや...それが実はな...アイツ本当に最悪やで、他にも手ぇ出してんのミエミエのくせにや、あれから何度もヨリ戻そうってシツコイんや」
「やっぱそうか…それがさ、最近ウチのクラスの女子に声かけてるみたいだから」
「何やそれ…キープしといて手ぇ出してってつもりなんやろな…何とかならんのかアイツ。あ、で、そのコはどんなん?」
「さあ...どうなんだろね」
「ちゃう。そやない。そのコはジジとどんなんやって事や」
「いや別に」
「ふーん」
「何だよ」
「上手なピアノ弾くよな」
「え!?何で知ってんだよ」
「あははっ。やっぱそうなんか。相変わらずやな」
「あっ。カマかけたなオマエ」
「文芸部の部室でな、吹奏楽部の音に混じってピアノの音聴こえる時あったからな。もしかしたらそこにジジおるんやないかって思ってた」
しかし今日はマコに教えてもらい分かった事がある。どうやら南先輩はマコの別れ話を聞いてもしつこく復縁を迫るだけでなく、部活中の教室に勝手に入り込んで話かけて来たり、帰りに校門で待ち伏せしたり。クラスの女子からの裏付けもあって、他校の女子にも同じ事してるって話を持ち出しても柳に風と受け流し、そんな事は絶対に無いからと言い張り聞く耳を持たないんだと。流石のボクも南とかいう先輩には呆れると同時に憤りを覚え、何とか力になりたいと思ったものの、こういう事に不慣れなボクはその場では上手く答えを導き出す事は出来ず、何か考えておく、また協力するからと言うのがやっとだった。
*
あれから陽代子ちゃんとまともに話をしたのは、ようやく四月も後半の頃だった。部活に行く途中、下駄箱の所で靴を履き替えていた彼女を見つけて話かけると、彼女は少し構えるような表情を見せた。
「今帰り?今日はバイト?」
「うん、シフトが早い時間だから直行ね」
「...お疲れさん。最近...小音楽室来てないよね」
「吹奏楽部の方、調子いいみたいね」
「うん...まあね」
「今年の...コンクールに向けていい感じ?」
「まあそうだけど...あのさ、もうピアノ弾かないの?」
「...そういう訳じゃないわ...」
「あのさ...」
「...何?」
「吉山さんが言ってたけど、最近よく遊び行ってんだって?」
「え...そうかな?普通だよ、この前ね...」
それから彼女はクラスの皆と遊んだ時の場面を楽しそうに語った。一しきり聞き終えると、ボクは口を開いたんだ。
「あのさ...ボクにこんな事言う権利なんて無いって承知で言うけど...」
「だってほら、以前ジジ君も言ってたじゃない、普通の女子みたいに遊んだりしないのかって」
「ああ...確かにそう言った」
「でしょ?それに...」
彼女はボクの言おうとした事が分かってて、先回りして言わせまいとしてるみたいだった。けどボクは言ったんだ。
「またピアノ弾きなよ」
「...でも...まだバカな事なんてやってないかも」
「それもボクが言ったんだっけ」
「...」
そんな言い訳っぽい事言って、彼女は頷いたようにも、ただ下を向いたようにも見える所作を見せた後黙ってしまって、ボクはもう一つの問いを飲み込んだまま、その日はそれっきりだった。
*
そしてゴールデンウィークを過ぎ、ボクの中では吹奏楽部の練習だけが順調に過ぎて行った。相変わらず陽代子ちゃんは学校でピアノを弾く事は無く、マコへの協力も答えを見出せないままだった。それでも時間は一定の速度で過ぎ、気持ちと裏腹に気候は良くなり、ボクはまた屋上でカンちゃんと昼飯食いながら話をしてた。
「陽代子ちゃんさ、最近あんましピアノ弾いてないみたいなんだ」
「...そんな時期もあるんじゃね?」
「そっかな、でもさ、以前はあんな一生懸命弾いてたのに...」
「あれだけやってたんだからさ、完全に辞めるなんてコト無いでしょ」
「そうかな...」
「ジジもさ、もっとさ、気持ちをこう広く...なんつうか...」
その続きを聞こうと耳を傾けてる所に、ハルがパン持って浮かない表情でやって来て間に座り込んだ。カンちゃんが声をかける。
「お?どした?ブルー入ってんじゃん」
「ジジ、カンタ。あの南先輩だけどさ、ヤツはやっぱゲス野郎だぜ」
「どうしたのさ」ボクとカンちゃんは思わず声を揃えた。
「いや、アイツさ、いつも何人も同時にカワイイ子見つけちゃ声かけつつさ、昔の彼女にも粘着するタイプらしい。相手が弱み見せると、とことんつけこんでさ、脅すような事言うらしいのよ。ちょっとルックスがいいと思ってツケ上がってやがる」
「どっから情報だよ?それ」
カンちゃんの突っ込みとは裏腹にボクはちょっとうなづいていた。しかしボクたちの反応は意にも介さずハルは続けた。
「オレの情報網は一学年上にも張り巡らせてるから。それにさ、ヤツは自分より立場の弱い奴にばっか強がってんだよ。オレのダチが中学ん時同じバスケ部でさ。そいつ超ウマかったからさ、南のヤツのポジションを奪いそうになったんだと。そしたら徹底的に嫌がらせされて。こっそり持ち物盗られたり、変な噂流されたり、練習中アクシデントのフリして怪我させられそうになったり」
「そりゃヒドイな、今もバスケ部?」
「それがさ、一年の時に辞めてる。バスケ部のヤツに聞いたら本人は他にやりたい事あるからなんて言ってたらしいけど、実際は練習キツくて嫌になったってのがホントらしい。ちょいとイケメンってだけで、ホントはヘタレなのさ。今は同じ中学出身の自分の言う事聞く後輩とばっかつるんでてさ。実はオレの後輩パシリに使っててさ、前から何とかしてやるっつってたんだ」
ハルはさっきのボクの反応に気づいてたのか、話の矛先を変えた。
「ジジ、そういえばさオレ見たんだよ、桜井さんってさ、最近よく南先輩と話してんな」
「ああ...そうみたいだけど」
「おマエいいの?それで」
「どういう意味だよ」
「だってさ、考えてみ?これまで二人に接点なんて全く無いでしょ?」
「まあ...そうかもな」
「だろ?桜井さん結構美人だろ?アレに気づいてコナかけてんのさ」
「そっかな」
ハルのため息が聞こえた。かと思うと唐突にボクに向かって言った。
「一度桜井さんに様子聞いといてくれ。オレ達で何とかしてやんねぇと」
「オレ達って何で?」
「オマエもっと自分に正直になんねぇとダメなんじゃね?」
ここでカンちゃんがぷっと吹いた。
「いやさ...ともかく南のヤツ、いっぺん思い知らせてやんねぇと」
ハルはすでに先輩をもう呼び捨てにしていたが構わずに続けた。
「大体さ、同時に別々の女子に声かけるなんざ...」
それからハルはボクたちにヤツを何とかしようとの思いをぶちまけ、具体的作戦を考えるよう熱心に語り、ボクには陽代子ちゃんにどんな様子なのか聞いて来るようまくしたて、その日の昼休みは終わった。
一週間後、登校後に教室で携帯を開く。何となく屋上で撮ったマコの写真を眺めていた時、教室に入って来たハルに気づいて、反射的にその写真を削除してしまった。直後、ハルはボクの机に近づいて来る。
「ジジ、そろそろマコちゃんの...戦果はどう?」
「ダメだね…まあ果報は寝て待てだ」
「いつまで寝てなきゃなんねぇんだよ」
「まあ焦りなさんなって」
「も〜使えねぇなあ、早くしろよ」
「知らねぇよ」
「ちぇ。何でぇ...やる気ナシじゃん。カンタも何か言ってやってよ」
ボクはボクなりの事情があって、ハルの話が頭に入って来なかった。これは全くの個人的事情だけど、ちょっとボクの頭は状況が飲み込めず混乱していたんだ。実はあれから何度か...下駄箱の所とか、教室の近くで、陽代子ちゃんとその南先輩が話をしている場面を見かけていたからだ。でもこのままじゃハルを無視してるみたいで悪いかな...って思った時、だまって話を聞いてたカンちゃんがそれには応えず、教室の入り口の方を指差して言った。
「ジジ、お客さんじゃね?」
続けてハルも声を上げる。
「ああっ!ジジ、ほらあれ!」
え、誰?って思いながら入り口を見ると、マコがこっち見て手招きしてる所だった。
「ジジちゃん宜しく〜」
ハルが驚きながらも初志貫徹するつもりで声かけるのを背中で聞きながら、ボクは屋上いこか?と指を上に向けながら階段を昇った。屋上からグラウンドを見渡すと、サッカー部がランニングしてるのが見える。フェンスの所まで来て、マコの方を見ると、何だかボクの知っているマコらしからぬ浮かない表情だった。
「急にどした?」
「いや...ホラ、この前の」
「え?南先輩の事?別れたんだろ?」
「そや...それが実はな...アイツ本当に最悪やで、他にも手ぇ出してんのミエミエのくせにや、あれから何度もヨリ戻そうってシツコイんや」
「やっぱそうか…それがさ、最近ウチのクラスの女子に声かけてるみたいだから」
「何やそれ…キープしといて手ぇ出してってつもりなんやろな…何とかならんのかアイツ。あ、で、そのコはどんなん?」
「さあ...どうなんだろね」
「ちゃう。そやない。そのコはジジとどんなんやって事や」
「いや別に」
「ふーん」
「何だよ」
「上手なピアノ弾くよな」
「え!?何で知ってんだよ」
「あははっ。やっぱそうなんか。相変わらずやな」
「あっ。カマかけたなオマエ」
「文芸部の部室でな、吹奏楽部の音に混じってピアノの音聴こえる時あったからな。もしかしたらそこにジジおるんやないかって思ってた」
しかし今日はマコに教えてもらい分かった事がある。どうやら南先輩はマコの別れ話を聞いてもしつこく復縁を迫るだけでなく、部活中の教室に勝手に入り込んで話かけて来たり、帰りに校門で待ち伏せしたり。クラスの女子からの裏付けもあって、他校の女子にも同じ事してるって話を持ち出しても柳に風と受け流し、そんな事は絶対に無いからと言い張り聞く耳を持たないんだと。流石のボクも南とかいう先輩には呆れると同時に憤りを覚え、何とか力になりたいと思ったものの、こういう事に不慣れなボクはその場では上手く答えを導き出す事は出来ず、何か考えておく、また協力するからと言うのがやっとだった。
*
あれから陽代子ちゃんとまともに話をしたのは、ようやく四月も後半の頃だった。部活に行く途中、下駄箱の所で靴を履き替えていた彼女を見つけて話かけると、彼女は少し構えるような表情を見せた。
「今帰り?今日はバイト?」
「うん、シフトが早い時間だから直行ね」
「...お疲れさん。最近...小音楽室来てないよね」
「吹奏楽部の方、調子いいみたいね」
「うん...まあね」
「今年の...コンクールに向けていい感じ?」
「まあそうだけど...あのさ、もうピアノ弾かないの?」
「...そういう訳じゃないわ...」
「あのさ...」
「...何?」
「吉山さんが言ってたけど、最近よく遊び行ってんだって?」
「え...そうかな?普通だよ、この前ね...」
それから彼女はクラスの皆と遊んだ時の場面を楽しそうに語った。一しきり聞き終えると、ボクは口を開いたんだ。
「あのさ...ボクにこんな事言う権利なんて無いって承知で言うけど...」
「だってほら、以前ジジ君も言ってたじゃない、普通の女子みたいに遊んだりしないのかって」
「ああ...確かにそう言った」
「でしょ?それに...」
彼女はボクの言おうとした事が分かってて、先回りして言わせまいとしてるみたいだった。けどボクは言ったんだ。
「またピアノ弾きなよ」
「...でも...まだバカな事なんてやってないかも」
「それもボクが言ったんだっけ」
「...」
そんな言い訳っぽい事言って、彼女は頷いたようにも、ただ下を向いたようにも見える所作を見せた後黙ってしまって、ボクはもう一つの問いを飲み込んだまま、その日はそれっきりだった。
*
そしてゴールデンウィークを過ぎ、ボクの中では吹奏楽部の練習だけが順調に過ぎて行った。相変わらず陽代子ちゃんは学校でピアノを弾く事は無く、マコへの協力も答えを見出せないままだった。それでも時間は一定の速度で過ぎ、気持ちと裏腹に気候は良くなり、ボクはまた屋上でカンちゃんと昼飯食いながら話をしてた。
「陽代子ちゃんさ、最近あんましピアノ弾いてないみたいなんだ」
「...そんな時期もあるんじゃね?」
「そっかな、でもさ、以前はあんな一生懸命弾いてたのに...」
「あれだけやってたんだからさ、完全に辞めるなんてコト無いでしょ」
「そうかな...」
「ジジもさ、もっとさ、気持ちをこう広く...なんつうか...」
その続きを聞こうと耳を傾けてる所に、ハルがパン持って浮かない表情でやって来て間に座り込んだ。カンちゃんが声をかける。
「お?どした?ブルー入ってんじゃん」
「ジジ、カンタ。あの南先輩だけどさ、ヤツはやっぱゲス野郎だぜ」
「どうしたのさ」ボクとカンちゃんは思わず声を揃えた。
「いや、アイツさ、いつも何人も同時にカワイイ子見つけちゃ声かけつつさ、昔の彼女にも粘着するタイプらしい。相手が弱み見せると、とことんつけこんでさ、脅すような事言うらしいのよ。ちょっとルックスがいいと思ってツケ上がってやがる」
「どっから情報だよ?それ」
カンちゃんの突っ込みとは裏腹にボクはちょっとうなづいていた。しかしボクたちの反応は意にも介さずハルは続けた。
「オレの情報網は一学年上にも張り巡らせてるから。それにさ、ヤツは自分より立場の弱い奴にばっか強がってんだよ。オレのダチが中学ん時同じバスケ部でさ。そいつ超ウマかったからさ、南のヤツのポジションを奪いそうになったんだと。そしたら徹底的に嫌がらせされて。こっそり持ち物盗られたり、変な噂流されたり、練習中アクシデントのフリして怪我させられそうになったり」
「そりゃヒドイな、今もバスケ部?」
「それがさ、一年の時に辞めてる。バスケ部のヤツに聞いたら本人は他にやりたい事あるからなんて言ってたらしいけど、実際は練習キツくて嫌になったってのがホントらしい。ちょいとイケメンってだけで、ホントはヘタレなのさ。今は同じ中学出身の自分の言う事聞く後輩とばっかつるんでてさ。実はオレの後輩パシリに使っててさ、前から何とかしてやるっつってたんだ」
ハルはさっきのボクの反応に気づいてたのか、話の矛先を変えた。
「ジジ、そういえばさオレ見たんだよ、桜井さんってさ、最近よく南先輩と話してんな」
「ああ...そうみたいだけど」
「おマエいいの?それで」
「どういう意味だよ」
「だってさ、考えてみ?これまで二人に接点なんて全く無いでしょ?」
「まあ...そうかもな」
「だろ?桜井さん結構美人だろ?アレに気づいてコナかけてんのさ」
「そっかな」
ハルのため息が聞こえた。かと思うと唐突にボクに向かって言った。
「一度桜井さんに様子聞いといてくれ。オレ達で何とかしてやんねぇと」
「オレ達って何で?」
「オマエもっと自分に正直になんねぇとダメなんじゃね?」
ここでカンちゃんがぷっと吹いた。
「いやさ...ともかく南のヤツ、いっぺん思い知らせてやんねぇと」
ハルはすでに先輩をもう呼び捨てにしていたが構わずに続けた。
「大体さ、同時に別々の女子に声かけるなんざ...」
それからハルはボクたちにヤツを何とかしようとの思いをぶちまけ、具体的作戦を考えるよう熱心に語り、ボクには陽代子ちゃんにどんな様子なのか聞いて来るようまくしたて、その日の昼休みは終わった。
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zizi | 投稿日時: 2015-8-3 22:59 更新日時: 2015-8-3 22:59 |
登録日: 2008-4-25 居住地: 投稿数: 3247 |
あとがき お読み頂きありがとうございます。
実は先ほど間違えて第13話の方に書いて送信してしまいまして... 改めてこちらに書き直します。大変申し訳ありません... 今回はあとがきは置いといて(良いのかそれで) 最近ハマってしまったドラマのご紹介を。 7月からのドラマで一つだけ楽しみに見てる作品があります。 何かと申しますと「表参道高校合唱部!」という番組です。 公式動画に第一話のハイライトがありました。 https://www.youtube.com/watch?v=bNM2dgTag1E ざっくり言いますと... 両親の不和を何とかしようと考える歌好きの主人公が転校先で スクールカースト及び合唱部の廃部の危機に立ち向かう...的な 言うなればベタなストーリーなのかも知れませんが... 上の第一話。動画の途中で、客席から出て来てメインのメロを歌った 女の子は、意地悪なカーストの頂点に立つ女王様(この娘にはこの娘 なりの事情があったりもする)から合唱部に恥をかかせようと 送り込まれて(自分もカースト上位にいたいとの思いもあったので)、 「合唱部に入る→発表会の直前に出ない→恥かかせる」作戦だったのですが (他にも色んな事情あり)、結局合唱部が歌ってる姿を見て思わず自分も (カースト上位から転落する事を覚悟の上で)ステージに上がってしまう... マジ泣きました(爆)。 登場人物 時次 航佑 :ジジ。高校1年生。吹奏楽部所属。 桜井 陽代子 :ヒヨコ。中途半端な時期にやって来た転校生。 喜屋武 寛太 :カンちゃん。クラスメイト。ライブハウス「kanders」に出入り。 幸田 春雄 :ハル。クラスメイト。女子の情報収集に余念が無い。 紺野 眞子 :マコ。ジジ中学時代の同級生。(ようやく登場) ゴリ先生;ホントの名前は城園 梁。クラスの担任。 貫太郎:ライブハウス「Kanders」マスター。結構年配です。 凪子:ライブハウス「Kanders」スタッフ。アラサー位?の美人です。 |
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