zizi さんの日記
2014
2月
8
(土)
06:57
本文
Blue mirage
第18話
2014年 3月-2
で、本来ならアサミちゃんがボクの家に来る事になっている土曜日の夜八時、先週マコが見たという隣駅の繁華街まで行ってみた。ボクはユーイチの家に行くと言って来た。そして、もしもアサミちゃんのお母さんから電話がかかって来たら....やっぱここは男同士だ。この事をボクは父さんにお願いした。父さんは深くは尋ねずに、「わかった...あまりヘンな事すんなよ」とだけ言ってくれたのが嬉しかった。隣の駅でマコと落ち合って、例の場所に案内してもらった。先週も八時過ぎだったらしい。駅からすぐ近くにある、マコの母さんがいるスナックの2件隣の雑居ビルだった。
同じ通りの向かい側にある三階建ての時間貸し駐車場の影にかくれて見てたら....男女がそのビルの階段を降りて来た。
長髪の男とアサミちゃんだ!アサミちゃん、何だか親しそうに話てる。男の人はギターのケースを持ってた。タクシーが通りかかって、ヘッドライトに二人の様子が照らされる。
「あっ」
ボクは堪らず声を出した。やはりマコの言う通りだった。間違い無い。宮部先輩だ。今までどこで何やってたのかわかんないけど....今アサミちゃんが一緒にいるのは、あの、発表会の時最後にピアノを弾いた...ライブハウスでも、もの凄くカッコ良くて、アサミちゃんがこの人の事をとても楽しそうに話す...あの人だ。でもボクが声をあげたのはその事よりも、アサミちゃんが見覚えのある包みを...手作りのクッキーを包んでたあれだ。ボクが見たのよりも大き目のその包みを...宮部先輩に渡してたからだ。宮部先輩はそれを嬉しそうに貰って、アサミちゃんの頭を撫でて、手袋をした両手で頬をつつんで...アサミちゃんは照れてるけど嬉しそうにしてて...で、二人はその場でしばらく話したあと駅まで一緒に行った。その時アサミちゃんは、とても遠慮がちに宮部先輩の袖をつまんで歩いてた。ボクたちは後ろめたさを感じながらも少し離れて後を尾けた。アサミちゃんは切符を買って、一人で帰った。何度も振り返って宮部先輩に手を振っているアサミちゃんの姿はボクの心を締め付けた。
そしたらその後、男の人が三人と女の人がやって来て宮部先輩と話してた。女の人の顔には見覚えがあった。ライブハウス「Kanders」で貫太郎さんと話をしていた三好さんって人だ。しばらくして解散みたいな感じになって…宮部先輩と三好さんはさっきまでボクたちが隠れてた時間貸しの駐車場に向かって歩いて行った。ボクたちはどうしてよいかわからずに何となく...二人の後をこっそり尾けた。そしたら一階に止めてある一台の車、ちょっと古いボックス型のワゴンだったけど、それに一緒に乗った。三好さんが運転席に乗り込んで、エンジンをかけたけどしばらく出発しなかった。
ボクとマコは何も喋らなかったけど...このままじゃ帰れない。そう考えてた。少し駐車場に近寄ってみると...隣のビルのブロック塀の隙間から丁度二人が乗ったワゴン車が見えた。どうしたんだろって思って、悪いと思いつつ車の方見てたら、二人で何か話しこんでるみたいだった。で、三好さんが宮部先輩が手にしてた包み、アサミちゃんのクッキーだ。それを手に取り後部座席の方にポイと放り投げた。宮部先輩はそれを止めようともせず...二人は...少し遠かったけどハッキリ見えた。
キスしてた。
それは想像していたよりも長く続いた。ボクはとても見てはいけない物を見てしまって、罪悪感に苛まれながらも目を離す事が出来なくなっていた。そして、二人は抱き合ったまま...シートが倒れて姿が見えなくなった。
その時ようやく...通りを笑いながら歩くサラリーマンの声なんかが聞こえて来て、少し廻りの風景が見えるようになって来て...やっと口を開いた。
「帰ろう」
ボクは不機嫌にマコにそう言ってその場を離れた。
「ちょと待ち」
マコはボクにそう声をかけると小走りに走って自販機からコーラを買って来た。
「ほれ」
そしてボクの頬に缶をピトっと当てた。普通ならここで何すんだよってなる所だったけど、この日はとてもそんな気分じゃなかった。
「...わりぃ」
ボクはマコに缶を渡されて、とてもノドがカラカラに乾いている事にようやく気がついた。寒いはずなのに冷たい炭酸飲料がとても有り難かった。一気に半分以上を飲み干した所でようやくマコの事に気が向いた。残り三分の一位になった所で言った。
「オマエも飲む?」
「そやな...ちょっとだけ貰おか」
ボクは残りの缶を渡してヤツも一気に飲んだ。
ボクは駅までの帰り道、ボクの手が隣を黙って歩くマコの手に一瞬触れた時、思わずをそれを握ってしまった。でも互いにビクっとして直後にそれを放して...自分でも説明出来ない何だかとてもヘンな気持ちになっていた。後でマコに聞いたら駐車場を覗いてる時ボクは飛び出して行きそうな感じだったんでヤツは必死でボクの腕を一生懸命掴んでいたそうだ。
それから殆ど会話もせずに家に帰ると、ヤスオ先輩から電話がかかって来た。
「ジジちゃん〜!元気?ごめんよ、言うの忘れてたんだけどさ」
「え?どうしたんですか...」
「いや、ほらジジちゃんまだケータイとか持ってないからさ、つい言いそびれてたけど、明日夕方ヒマ?」
「え?また急ですね...」
「どしたの?何か元気無いじゃん」
「ちょっと...あ、気にしないで下さい...」
「なんでぇ、彼女、マコちゃんだっけ、あの娘とケンカでもした?」
「違いますよ...それより用事って何なんですか?」
「お、わりィ。実はさ、明日またKandersでライブあんだけどさ」
「え?そうなんスか...」
ちょっと今とてもそんな気分じゃ無い...ボクはそう思った。
「そ。ま、ちょっと最後まで話聞きなよ、今度はオレのじゃないんだ。ジジちゃん前さ、宮部のバンド好きだって言ってなかったっけ」
「はあ...好きっていうか...興味はありますけど」
「知らない?明日、その宮部がさ、ワンマンでライブやるんだぜ。それでさ、三好女史が音楽事務所の人にも売り込んでてさ、どっかの業界人が来たりするらしいんだけど。ま、有り体に言うとスカウトマンにこのバンドどうですかってワケさ」
「そうなんですか?」
「それでさ、新曲を一曲やるらしいんだけど、初のバラードらしいのよ、ピアノ入りの。でもあのバンドは宮部はギター弾くからピアノいなくてさ、誰がサポートすんのって噂になって。アイツは独特の感性があるらしくてさ、上手けりゃ誰でもいいワケじゃないらしいから。試しにスタジオで音会わせたけど何人も断ってやがるらしい。ナカナカ波長が合わないんだろね。この辺りのキーボードプレイヤーは皆匙投げてるって話だ。このヘン天才っつーヤツは厄介だよな」
「は、はあ...そうなんですか」
「それでさ、小耳に挟んだ話なんだけど。明日のライブで一曲だけピアノのサポートやるのがさ、何と中学生らしいのよ。女の子の。あの宮部が認めたプレイヤーってどんなヤツなんだって皆噂してる。どうやら宮部と同じ中学の後輩らしいって話だからさ、今ジジちゃんと一緒じゃん。だからさ、何か知らないかなと思ってさ。いや、オレその情報事前に知ってたら皆に自慢出来るから」
この時、ボクの中で点と線が全て繋がった。
「ヤスオ先輩...隣駅の繁華街の...メインから一本東側の通りにある、立体駐車場の前のビルって何があるか知ってます?」
「え?ああ。この辺でバンドやってるヤツなら皆知ってると思うけど。「kimux」だろ。貸しスタジオだ。バンドの練習したり録音したりする所だぜ。俺たちも使ってるからさ、あそこのキムさんってのは面白くてさ。ウクレレが上手いんだぜ..」
「ヤスオ先輩!オレ明日行きます!チケットまだあります?」
ボクはヤスオ先輩の話を遮って言った。
「おお。どしたの急に?じゃさ、凪子さんに頼んでおいてやるから。受付にジジの名前で前売り二枚。マコちゃんにも宜しくな。あ、で、ピアノの娘に心あたりってない?」
「ヤスオ先輩、どうもありがとう!」
ヤスオ先輩の声がまだ聞こえてたけど、ボクはそれを思いやる余裕が全く無かった。受話器を置くとすぐにまた取り上げ、マコに電話し短く説明した。
「明日、一緒にKandersに行こう」
「明日やな...わかった」
この時ボクは初めて理解した。全ての事は、明日のためだったんだ...
第18話
2014年 3月-2
で、本来ならアサミちゃんがボクの家に来る事になっている土曜日の夜八時、先週マコが見たという隣駅の繁華街まで行ってみた。ボクはユーイチの家に行くと言って来た。そして、もしもアサミちゃんのお母さんから電話がかかって来たら....やっぱここは男同士だ。この事をボクは父さんにお願いした。父さんは深くは尋ねずに、「わかった...あまりヘンな事すんなよ」とだけ言ってくれたのが嬉しかった。隣の駅でマコと落ち合って、例の場所に案内してもらった。先週も八時過ぎだったらしい。駅からすぐ近くにある、マコの母さんがいるスナックの2件隣の雑居ビルだった。
同じ通りの向かい側にある三階建ての時間貸し駐車場の影にかくれて見てたら....男女がそのビルの階段を降りて来た。
長髪の男とアサミちゃんだ!アサミちゃん、何だか親しそうに話てる。男の人はギターのケースを持ってた。タクシーが通りかかって、ヘッドライトに二人の様子が照らされる。
「あっ」
ボクは堪らず声を出した。やはりマコの言う通りだった。間違い無い。宮部先輩だ。今までどこで何やってたのかわかんないけど....今アサミちゃんが一緒にいるのは、あの、発表会の時最後にピアノを弾いた...ライブハウスでも、もの凄くカッコ良くて、アサミちゃんがこの人の事をとても楽しそうに話す...あの人だ。でもボクが声をあげたのはその事よりも、アサミちゃんが見覚えのある包みを...手作りのクッキーを包んでたあれだ。ボクが見たのよりも大き目のその包みを...宮部先輩に渡してたからだ。宮部先輩はそれを嬉しそうに貰って、アサミちゃんの頭を撫でて、手袋をした両手で頬をつつんで...アサミちゃんは照れてるけど嬉しそうにしてて...で、二人はその場でしばらく話したあと駅まで一緒に行った。その時アサミちゃんは、とても遠慮がちに宮部先輩の袖をつまんで歩いてた。ボクたちは後ろめたさを感じながらも少し離れて後を尾けた。アサミちゃんは切符を買って、一人で帰った。何度も振り返って宮部先輩に手を振っているアサミちゃんの姿はボクの心を締め付けた。
そしたらその後、男の人が三人と女の人がやって来て宮部先輩と話してた。女の人の顔には見覚えがあった。ライブハウス「Kanders」で貫太郎さんと話をしていた三好さんって人だ。しばらくして解散みたいな感じになって…宮部先輩と三好さんはさっきまでボクたちが隠れてた時間貸しの駐車場に向かって歩いて行った。ボクたちはどうしてよいかわからずに何となく...二人の後をこっそり尾けた。そしたら一階に止めてある一台の車、ちょっと古いボックス型のワゴンだったけど、それに一緒に乗った。三好さんが運転席に乗り込んで、エンジンをかけたけどしばらく出発しなかった。
ボクとマコは何も喋らなかったけど...このままじゃ帰れない。そう考えてた。少し駐車場に近寄ってみると...隣のビルのブロック塀の隙間から丁度二人が乗ったワゴン車が見えた。どうしたんだろって思って、悪いと思いつつ車の方見てたら、二人で何か話しこんでるみたいだった。で、三好さんが宮部先輩が手にしてた包み、アサミちゃんのクッキーだ。それを手に取り後部座席の方にポイと放り投げた。宮部先輩はそれを止めようともせず...二人は...少し遠かったけどハッキリ見えた。
キスしてた。
それは想像していたよりも長く続いた。ボクはとても見てはいけない物を見てしまって、罪悪感に苛まれながらも目を離す事が出来なくなっていた。そして、二人は抱き合ったまま...シートが倒れて姿が見えなくなった。
その時ようやく...通りを笑いながら歩くサラリーマンの声なんかが聞こえて来て、少し廻りの風景が見えるようになって来て...やっと口を開いた。
「帰ろう」
ボクは不機嫌にマコにそう言ってその場を離れた。
「ちょと待ち」
マコはボクにそう声をかけると小走りに走って自販機からコーラを買って来た。
「ほれ」
そしてボクの頬に缶をピトっと当てた。普通ならここで何すんだよってなる所だったけど、この日はとてもそんな気分じゃなかった。
「...わりぃ」
ボクはマコに缶を渡されて、とてもノドがカラカラに乾いている事にようやく気がついた。寒いはずなのに冷たい炭酸飲料がとても有り難かった。一気に半分以上を飲み干した所でようやくマコの事に気が向いた。残り三分の一位になった所で言った。
「オマエも飲む?」
「そやな...ちょっとだけ貰おか」
ボクは残りの缶を渡してヤツも一気に飲んだ。
ボクは駅までの帰り道、ボクの手が隣を黙って歩くマコの手に一瞬触れた時、思わずをそれを握ってしまった。でも互いにビクっとして直後にそれを放して...自分でも説明出来ない何だかとてもヘンな気持ちになっていた。後でマコに聞いたら駐車場を覗いてる時ボクは飛び出して行きそうな感じだったんでヤツは必死でボクの腕を一生懸命掴んでいたそうだ。
それから殆ど会話もせずに家に帰ると、ヤスオ先輩から電話がかかって来た。
「ジジちゃん〜!元気?ごめんよ、言うの忘れてたんだけどさ」
「え?どうしたんですか...」
「いや、ほらジジちゃんまだケータイとか持ってないからさ、つい言いそびれてたけど、明日夕方ヒマ?」
「え?また急ですね...」
「どしたの?何か元気無いじゃん」
「ちょっと...あ、気にしないで下さい...」
「なんでぇ、彼女、マコちゃんだっけ、あの娘とケンカでもした?」
「違いますよ...それより用事って何なんですか?」
「お、わりィ。実はさ、明日またKandersでライブあんだけどさ」
「え?そうなんスか...」
ちょっと今とてもそんな気分じゃ無い...ボクはそう思った。
「そ。ま、ちょっと最後まで話聞きなよ、今度はオレのじゃないんだ。ジジちゃん前さ、宮部のバンド好きだって言ってなかったっけ」
「はあ...好きっていうか...興味はありますけど」
「知らない?明日、その宮部がさ、ワンマンでライブやるんだぜ。それでさ、三好女史が音楽事務所の人にも売り込んでてさ、どっかの業界人が来たりするらしいんだけど。ま、有り体に言うとスカウトマンにこのバンドどうですかってワケさ」
「そうなんですか?」
「それでさ、新曲を一曲やるらしいんだけど、初のバラードらしいのよ、ピアノ入りの。でもあのバンドは宮部はギター弾くからピアノいなくてさ、誰がサポートすんのって噂になって。アイツは独特の感性があるらしくてさ、上手けりゃ誰でもいいワケじゃないらしいから。試しにスタジオで音会わせたけど何人も断ってやがるらしい。ナカナカ波長が合わないんだろね。この辺りのキーボードプレイヤーは皆匙投げてるって話だ。このヘン天才っつーヤツは厄介だよな」
「は、はあ...そうなんですか」
「それでさ、小耳に挟んだ話なんだけど。明日のライブで一曲だけピアノのサポートやるのがさ、何と中学生らしいのよ。女の子の。あの宮部が認めたプレイヤーってどんなヤツなんだって皆噂してる。どうやら宮部と同じ中学の後輩らしいって話だからさ、今ジジちゃんと一緒じゃん。だからさ、何か知らないかなと思ってさ。いや、オレその情報事前に知ってたら皆に自慢出来るから」
この時、ボクの中で点と線が全て繋がった。
「ヤスオ先輩...隣駅の繁華街の...メインから一本東側の通りにある、立体駐車場の前のビルって何があるか知ってます?」
「え?ああ。この辺でバンドやってるヤツなら皆知ってると思うけど。「kimux」だろ。貸しスタジオだ。バンドの練習したり録音したりする所だぜ。俺たちも使ってるからさ、あそこのキムさんってのは面白くてさ。ウクレレが上手いんだぜ..」
「ヤスオ先輩!オレ明日行きます!チケットまだあります?」
ボクはヤスオ先輩の話を遮って言った。
「おお。どしたの急に?じゃさ、凪子さんに頼んでおいてやるから。受付にジジの名前で前売り二枚。マコちゃんにも宜しくな。あ、で、ピアノの娘に心あたりってない?」
「ヤスオ先輩、どうもありがとう!」
ヤスオ先輩の声がまだ聞こえてたけど、ボクはそれを思いやる余裕が全く無かった。受話器を置くとすぐにまた取り上げ、マコに電話し短く説明した。
「明日、一緒にKandersに行こう」
「明日やな...わかった」
この時ボクは初めて理解した。全ての事は、明日のためだったんだ...
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投稿者 | スレッド |
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zizi | 投稿日時: 2014-2-16 7:09 更新日時: 2014-2-16 7:09 |
登録日: 2008-4-25 居住地: 投稿数: 3247 |
慢心…ですって? 監督「そろそろいいかな?」
佐藤「たぶん...いいじゃないんでしょうか。続きをどうぞ」 監督「うん。そりゃ驚いた。被害は軽微だったがやっぱり積極的に米艦隊を撃滅させなきゃいかんという印象を与えた。なので日本の艦隊はただでさえ連戦で忙しいのに急ピッチで準備した。で、あまりにもせわしなく決定された為か、連合艦隊の作戦計画書には目的がこう書いてあった。 ミッドウェー島を攻略する事。 攻略時に出現することあるべき敵艦隊を撃滅する事。 つまり、ミッドウェー島を攻略したらその後敵空母機動部隊が出て来るだろうから、これも叩いてしまえ、みたいな」 鈴木「何かこちらに都合良いように考えてるみたいな...少しナメてませんか?」 監督「今の時代から見たらそう見える。二兎を追うものは...ってヤツの典型的な悪例だと良く引き合いに出される。じゃあ、ミッドウェー島攻略と敵艦隊発見が同じタイミングで来たらどうするのかと...この優先順位の曖昧さは後に決定的な事態となって降り掛かって来るんだが...当時の一航戦(赤城、加賀)とニ航戦(飛龍、蒼龍)は連戦連勝だったから、一方的に負けるという事態をあまり考えていないっぽいんだな。いや、ちゃんと事前に図上演習はやってんだ。シミュレーションゲームみたいなの。そしたら敵機の爆弾が当たって「赤城沈没」との判定が出たんだ。史実通りだ」 佐藤「凄いじゃないですか、この演習アルゴリズムって凄く客観的かつ的確な方法で行われてたんでしょうかね」 監督「良く知らないけど...偶然な要素はサイコロを振ったらしい」 鈴木「それなら、その結果を参考にして、そうならないような布陣を組んだんですかね?」 監督「いや...ところが「今の命中弾は三分の一とるす」なんて甘く判定し直して続行してしまう」 佐藤「そ、それって...子供がゲームしてるみたいな...」 監督「そう...勿論危機感を感じる人もいたようだが結局そのまま作戦決行となってしまう」 鈴木「そ、そうなんですか...で、アメリカ側は?」 監督「この時期、追いつめられた感じはアメリカの太平洋艦隊の方にあった。日本で宣伝されていたような快楽に耽ってばかりの人種じゃなかったんだな」 佐藤「伊号潜水艦が米本国近海で輸送船攻撃したり本土を砲撃した事もあったとか?」 監督「そうだ。被害は軽微とは言えアメリカ近海や本土が攻撃されるなどアメリカ建国してからの歴史上前代未聞だ。しかも太平洋上の海軍力は劣っている」 鈴木「必死になっていたのはアメリカ側だったんですね」 監督「うん、それに5月8日に発生した珊瑚海海戦で空母「レキシントン」を撃沈され、「ヨークタウン」を中破する。これで米側は太平洋で無傷の空母は2隻しかいなくなってしまった。必死どころか悲壮感が漂っている。で、この時、既に暗号解読に成功していたアメリカ側はその後の日本連合艦隊の進攻場所がどこか?を必死で探るんだ。そして、ミッドウェーに来るんだという事が事前に知れてしまう」 佐藤「でもどうやって?いくらアメリカが電信を探知する能力があったとしても、日本だって次はミッドウェーを攻略します、なんて電信や無線でも言わないでしょ?」 監督「そりゃそうだ。暗号文にして符号で呼ぶ。同時にアリューシャン列島も攻略する予定だったから、ミッドウェーをAF、アリューシャン列島をAOと呼んでいた。で、ある時期からやたら「AF」との符号が飛ぶようになる。いくつかの想定地点はあったが、ハワイかミッドウェーが次の攻略地点だろうと考えたアメリカはカマをかける。平文で『ミッドウェー島の基地は海水の蒸留装置が故障して真水が不足している』というウソの通信を発信するんだ」 鈴木「え。平文ですか。メッチャ怪しいじゃないですか...まさかそれに...」 監督「まんまと引っ掛かる。日本側は「AFは真水が不足している」と通信する。暗号が解読されているとも知らずに」 佐藤「う〜ん...対して日本側はどうだったんです?」 監督「情報の秘匿は充分でなかったようだ。知らされてないはずの部下が「次はミッドウェーですか?」なんて上官に話しかけていた、という話もある」 鈴木「真珠湾攻撃の時、出港するまで行く先を知らなかった乗員も居たほど情報漏洩に気を配っていたのとはエラい違いですね」 監督「そうだなで、とにかく大艦隊を組んで出撃するんだが...」 |
zizi | 投稿日時: 2014-2-13 21:45 更新日時: 2014-2-13 21:45 |
登録日: 2008-4-25 居住地: 投稿数: 3247 |
待ってました!読み応えのあるコメント! おほっ!私の好きな三好さんネタ!しかも連載小説本編を超えるこのボリューム!これはどうもありがごうございます!
モチロン一気読みしました。私なんかを遥かに凌駕する妄想大家ぶり、須倉氏との微笑ましくも微妙な関係が綴られていて、腹一杯楽しめました。あら。これここのコメント欄に書くのってちょっと勿体ないんじゃないでしょうか?是非ガラクタ通信番外編か何かで連続読み物として欲しいくらいです(笑)大切な秘書をお借りして勝手に書きまくっており大変申し訳ありません...と言いつつ...本日のスタジオの片隅では... --------------------------- 三好「監督。劇中の三好女史、実年齢よりおそらく10歳くらい若い設定ですがちょっとこれって...」 zizi監督「いやなに大丈夫です。大河ドラマを御覧下さい。篤姫といい江といい八重といい10代から晩年までを一人で演じてます」 三好「監督...いくら私が綾瀬はるかみたいだからってそんな...」 zizi監督「ええと...そこまでは言っ...まあいいです。とにかく大丈夫です。あれ?今日メガネは?」 三好「え?ああ、ちょっとコンタクトを試してみようかと思って、ワンデイのヤツどうかなって」 zizi監督「ダメです!三好さんはメガネじゃないと」 三好「そ、そうですか?監督は...もしかして私がメガネかけてないとおキライですか?」 zizi監督「ハ...あ、いいえそんな事は決してありません。あるワケないじゃないですか...」 三好「今、ハイと言いかけましたね」 zizi監督「いや...ただ私はメガネ女子が大好きだ!と...」 三好「不愉快です!」 (分かる方にしか分からないオチですみません...) --------------------------- |
SCRAPS | 投稿日時: 2014-2-13 1:07 更新日時: 2014-2-13 1:23 |
ターミネーター 登録日: 2007-1-27 居住地: 宮崎市 投稿数: 1424 |
Re: Blue mirage 第18話 何ぃ〜っ!
三好が(笑) いやぁ、アサミちゃんの展開は予想通りだったんですが、三好についてはまったくの予想外でしたぁw あんまり予想外だったので、そのうち出そうかなと思って以前書いておいた三好に関するエピソードをここに投下しておこうと思います。 三好と須倉との微妙な関係性を表わすエピソードなんですけど。 ------------------------------------------------------------ 都心を見下ろすように高台にそびえ立つこのマンションは、一人暮らしの女には少々持て余してしまう広さだ。都会の夜景について誰かが『宝石箱をひっくり返したようだ』と形容したが、その一つ一つを拾い上げてみれば、果たしてそれでもそんなに美しいものなのだろうか。あの輝きの下で本当に美しいものなどほんのひと握り、だからこそ人はみなそれを追い求めて必死になる。そんな風に考える自分はあまり女性らしくないだろうか。確かにローラ・アシュレイのワンピースが似合うような乙女だとは自分でも思わないけれど。 企画営業部で働いていた前職の広告代理店から転職する際、貯金と退職金を頭金にしてこのマンションを購入した。中古物件ではあったがなかなかの出物で、コツコツ貯めていた貯金もそれなりの額になっていたので、迷うことなく決断した。 転職にはそれ相応の覚悟があった。そのうちだれか適当な男を捕まえて家庭に入って、生活の面倒を見てもらおうなどとは微塵も思っていなかった。マンション購入は、そんな自分にとっては一種の決意表明のようなものだ。 今の仕事は音楽家のマネージャー。と言っても小さな個人事務所なので、付き人であり秘書であり、時には音楽制作のアシスタントのような働きを求められることもあれば営業もする。経験はないが一般的なマネージャー職というものとはかけ離れているような気もする。それに仕事で海外を渡り歩いていることが多いので、せっかく購入した部屋で過ごす時間は、OL時代に住んでいた部屋で過ごした時間に比べると圧倒的に減った。 三好絵理香、音楽家須倉歩の敏腕美人マネージャーと人は呼ぶ。……本当は自分で言っているうちに、面白がられてそう呼ばれるようになったのだけれど。でも、実際ただの音楽バカで仕事嫌いの須倉が、まがりなりにもこうしてやっていけているのは、自分の働きがあってのことだという自負はある。須倉ときたら、本当に子供みたいにわがままだし、怠け者だし、そのくせ頑固でまったくのダメ人間だ。 ゆっくりと時間をかけた半身浴の後、髪を乾かしてから、冷蔵庫で冷やしていたCoorsを取り出した。喉を鳴らす様子は一見そこいらの中年オヤジと何ら変わらないように見えるだろうが、人前ではきっちり女を演じきっている自信はある。引き出しを開けるとずらりと並んでいるメガネのコレクションは、いずれもレンズに度の入っていないいわゆる伊達眼鏡仕様だ。この眼鏡が男社会を渡り歩く上で意外に武器になる。眼鏡を小道具にして「クールで強い女」と「か弱い女」の落差を演出するのだ。先日もその手で軽く映画の仕事をひとつ取ってきた。ただ、この手は須倉にだけは通用しない。彼は朴念仁だから。そしてむしろそういうことをとても嫌う。その演出のお陰で得た仕事も多々あるということも知らないで。そんな須倉の前ではある程度素のままの自分でいられるが、それと引き換えに須倉の相手をしなくてはいけないのは正直かなり面倒くさい。 その須倉については、心のなかでマダオと呼んでいる。マダオというのはつまり、『まるで駄目なオッサン』の略だ。今日もあのマダオの尻拭いで一日を終えた。ダメ人間の相手をしていると本当に心身のリソースを大きく奪われる。マダオはいつもどうにか仕事から逃れようと、そればかりを考えているようだ。好きな音楽を仕事にしているくせに、いつまでも趣味のつもりでいる。 左足の小指にペディキュアをそろりと塗り終えてから、缶ビールの最後の一口をクっとあおった。左手でパタパタと扇ぎながらペディキュアを乾かす。ぼんやりとガラス越しの夜景を眺めていると、ガラスに映ったパック中の仮面の女と目が合った。仮面の女は無表情。その心の奥深くに何を隠し持っているのだろう。そんなことを思いながら、ぼんやりと自分の過去に思いを馳せていた。 トップは取れなかったが、十代の頃はテクノポップアイドルユニットの一員としてそれなりの人気を博した。しかしこのまま将来この世界でやっていけるとも思えず、高校三年生の進級を機に芸能界をきっぱり引退し、大学に進んで大手広告代理店に就職。 ◯◯◯◯◯空港のターミナルビルオープンの際、勤めていた会社がコンサルティングでその事業に携わっていた関係で、企画営業部の一員としてプロジェクトの一部に参加していた。その際に商業施設の音楽を担当していた須倉歩が専属の秘書兼マネージャーを募集しているという話をたまたま耳にし、思い切って応募してみたのだった。実はアイドル時代に音楽のプロデュースを手がけたのが他でもない、須倉歩であった。その縁もあってか、思いの外あっさりと採用になった。彼のプロデュースによるそのアルバム自体は、セールス面で大成功とは言いがたかったのだが、音楽的にはそう悪くはないと今でも思っている。 広告代理店での仕事も覚え、段々面白くはなりかけていた。しかし、再び疑問も首をもたげるようになっていた。もともと好きだった音楽に何らかの形で携わりたいという気持ちも年々強くなっていた。そんな気持ちを抑えながら、会社の利益を追求することと自分のクリエイティビティを発揮することとの間で、「自分らしくあるってどういうことだろう」そんなことを思い悩んでいた。 その点、音楽家は自由に思えた。特に須倉は自由奔放といえば少しは聞こえがいいかもしれないが、まるででたらめ、やりたい放題、やっている音楽も無節操で支離滅裂のように思えた。そんな須倉に、面接の際自分らしさについて熱弁を振るってしまい、悩んでいることがなぜかバレてしまったか、くどくどと訳の分からない小ネタをはさまれながら説教を受けた。今にして思えば、あの時すでにああいう人だったのだ。とにかく嫌味な上にくどい。今でもあの日のことは鮮明に思い出せる。 「でたね。でちゃいましたね、てっきり都市伝説なのかと思っていた『妖怪自分らしさ』が。君はあれですか、自分らしくとか言ってJ-Popですかっていうんですよ。頼んでもいないのにやたらと頑張ってる人応援しちゃうんですか、やたら両親に感謝してるんですか、会いたいのにやたら会えないんですか、もういい加減会いに行きなよ。ん? それとも自分探しの旅とかにふらりと出かけちゃったりするタイプか? 北海道まで自転車で行っちゃったり、自分探しの旅の途中で大工の手伝いしたりとかするのか?」 ああ、そうだった。今もそうだが、あの頃からそうだった。小ネタをいちいちこうして挟みながら説教するのがこの人だ。須倉から見たJ-Popというものをいちいちこうして説明してくるのが、本当に鬱陶しい。後半は少女漫画ネタだ。この人はこんな風にふざけたことばかり言うのだ。それにいちいち付き合わされるのも馬鹿馬鹿しいので私はとぼけてみせる。 「は……?」 しかしまったくお構いなしに説教は続く。 「自分らしくとかね、そんなの追求してる人間に限って往々にして没個性的だと思わんかね。いいかい、すべては模倣と引用だ。散々それをやった人間が、結果的に “らしさ” を手に入れるのさ。キミには好きなことがあるかい? たくさん良い音楽を聴きなさい。たくさん良い文章を読みなさい。たくさん良い物を見なさい。どんどん真似たらいい。その中で段々自分の好きなものが出てくるよ。自分らしさっていうのは、詰まるところ、キミならではの選択にほかならないってことさ。キミの好みの傾向ってことだ。分かったらそこの散らかってる参考資料を片付けてくれたまえ」 散々ふざけたことを言った後に、こうしてなんとなくいいこと言った風な感じにしてドヤ顔をするところも未だ変わってないが、まったくもって鬱陶しい。 「参考資料? もしかしてその読み散らかしたマンガ本のことですか?」 「ん? まぁ、漫画もあったかもしれないがね。僕はちょっと忙しいんだ。伊福部昭先生の管弦楽法を読み返しているところでね」 「いやマンガしか無いし……。て、あのぉ、それ本が逆さまじゃないんですか?」 「へ? あ、あぁ、これかね。いやこれはだね、何度も読み返してるから逆さにすれば新しい発見でもあるんじゃないかと思ったんだよ。ほんとだよ? う、嘘じゃないんだから。キミに指摘されるまで気づいてすらいなかったわけじゃ決してないんだから。逆回転するとメッセージが再生されるロックのレコードとか昔あったんだよ、知らないのかい?」 あからさまに狼狽している様子が見て取れるが、どうせ難しい本を勉強している体を装っているだけで、中身は何のことやらさっぱり分かっていないに違いない。でもそんなことを弄ってやることすら馬鹿馬鹿しく感じるのでそれ以上追求するのはやめる。そんなことより、面接に来た私にいきなり片付けろとはどういう了見だろうか。まだ採用するとも聞いていないのに、しかもそんな小間使いを私にさせるとは。 「へー。で、片付けろって言うからには、わたし採用ってことでいいんですよね?」 「そう、採用だよ。……コホン。改めまして、よろしくね。三好くん」 あまりにあっさりと出てきた『採用』の二文字に少し驚いて、よろしくと言われてもにわかには……、というより素直には信じることができなかった。 「あの、ちなみにどうしてワタシのこと採用してくれる気になったんですか」 「う〜ん、さてねぇ……。そうだなぁ。キミがアイドルやってたのはもう何年前だったかねぇ」 「いや、齢の話なら思い出さなくて結構ですから」 「うん、あの時スパっとアイドル辞めてさぁ。で、広告代理店に勤めたんでしょ? でも今度はなぜだか僕のところで働きたいと言ってきた。無茶苦茶だね。ハハハ」 「……相変わらず感じ悪いっすね」 「いや、失敬失敬。気を悪くしないでね。だってとってもキミらしいだろ? キミならではの人生じゃないか。僕は個性的な人間が好きなのさ。そのキミが自分らしさとか悩んでるのがなんだかかわいらしくていいじゃないか。だから採用」 自分らしくあることについて熱弁を振るいはしたが、そのことで実は自分が悩んでいることなどお首にも出していないつもりだったのになぜだろう。須倉には、そのことで悩んでいた自分のことを見透かされていたのだろうか、あるいは単なる嫌がらせでこういうことを言っているのだろうか。皆目見当がつかないが、弱みを見られてしまった気がしてあの時はちょっと恥ずかしかった記憶がある。 「……は? 全然意味分かんないし。いや、でもどうもありがとうございます、なのか。ていうか、先生ってJ-Pop結構聴いてるんですか? なんか詳しくないですか?」 「き、聴いてないし詳しくない」 「あれ、もしかしてもっと売れる曲作りたいとか思って研究してたり?」 「んば、馬鹿なこと言ってないでさっさと片付けてくれたまえ」 「きゃー、顔赤くなってるぅ。でもかわいくないけど」 「お〜い、そこはかわいいって言うところだろ」 「え、先生ってカワイイとか女子から言われたい人なんですかぁ〜? うわ、なんか引くわぁ。引くぅ。大潮ですわ」 「おいおい、ほら戻っておいで〜。ル〜ルルルルル」 「キタキツネじゃないんで。ワタシのゴローさんを汚さないでください。それとそうやっていちいち小ネタを挟んでくるの、ウザいです」 「なっ! 三好くん、君アイドルの頃からすると随分変わったよね? あの頃もっとかわいかったよね? キミ、本当に三好くんなのか? この十年かそこらの間に一体どんな修羅場をくぐって来たんだ!?」 そんな他愛もないやり取りが思い出される。アイドル時代には自分もまだ子供だった。プロデューサーといえば子供だった自分にしてみれば偉い人という感じで、それほど近しさを感じてはいなかった。未だに先生と読んでしまうのはその頃の名残だ。それでもこうして大人になって再会すると、お互い顔見知りという気安さもあり、当時よりも距離が縮まったように思える。それに、須倉の言葉でなぜかその時の自分は安心できたのだ。弱みを見せたという羞恥心ももちろんあったのだが、同時にこの選択でいいんだよと背中を押されたような気がして、なんだかあの時ホッとしたのを覚えている。 な〜んて、彼がマダオという事実は変わらないけど。 「さて、今日も2◯ゃんねるに須倉スレ立てるかな。今日も荒れるかしら、ウフ」 |
zizi | 投稿日時: 2014-2-9 19:57 更新日時: 2014-2-9 19:59 |
登録日: 2008-4-25 居住地: 投稿数: 3247 |
Re[2]: キム教授とzizi監督の会話 キム教授「監督、困るじゃないですか勝手にキャスティングして」
zizi監督「え?どこ?どこどこ?」 キム教授「何トボケてんですか。誰が貸しスタジオのマスターです」 zizi監督「ま。おそらく登場機会は今回だけの予定なのであまり細かい事は気にしちゃいけません。愛版空気のイヤホンジャックのように」 キム教授「お。買ったんすね」 zizi監督「ええ...でもイヤホンジャックが壊れてて入らなかった...と思ったらグっと押し込んだら入りました」 キム教授「アレはああいう仕様になってるんです。抜けにくいように。良かったですね、早とちりしないで」 zizi監督「はい。せっかく家庭内予算の許可がおりたのに使えないではたまりません。危うく天才酒場に行ってグダ巻く寸前でした」 キム教授「よく予算がおりましたね、どうやったんです」 zizi監督「いやほら、最近勉強になるサイトも色々あるし家族もPC使うから。勉強や自己啓発に自分用のweb見るヤツが必要だ。でないと窓際に一直線だと」 キム教授「ほう、で、どんなサイト観てるんですか」 zizi監督「ええと...寝る前にyoutubeでMMD動画とか...」 キム教授「それのどこが自己啓発ですか...奥さんに言いつけます」 zizi監督「だめです。そんな事したら...翌日から愛版がパン切り包丁になってしまいます」 キム教授「う〜む、さすがリンゴ電算機株式会社、九九社長。そこまで考えていたとは...」 |
zizi | 投稿日時: 2014-2-9 8:59 更新日時: 2014-2-9 8:59 |
登録日: 2008-4-25 居住地: 投稿数: 3247 |
Re[2]: kankan様へ どもでっす!いえいえどういたしまして。
やはり皆様お仕事もリアルな生活もありますんでね。で、バイオリズムが戻ったら また賑やかな感じになるんじゃないかと思って色々書き込んだりしてます。 音楽はやはりオリジナルを創るってのはかなりエネルギー使いますんでそんな しょっちゅう出来ません。なので今は出来るだけ隙間に文章でも書いて、一日前の 状態と少しでも変化があれば見に来る方もいらっしゃるかと勝手に思ったり。 まあそんな事も考えつつ結局自分のやりたい曲を創って書きたい事を書いてる という...なのでGBUCには非常に恩義を感じると共に有難いと思っております。 いかん...真面目に語ってしまった...さ〜て終盤の執筆に取りかかります (まだ書いてないのかよ) |
kimux | 投稿日時: 2014-2-9 0:56 更新日時: 2014-2-9 0:56 |
登録日: 2004-2-11 居住地: 地球 投稿数: 6943 |
Re: Blue mirage 第18話 ぎゃ!
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kankan | 投稿日時: 2014-2-8 21:49 更新日時: 2014-2-8 21:56 |
TheKanders 登録日: 2008-1-14 居住地: 投稿数: 2002 |
Re: Blue mirage 第18話 ほんと、ziziさんには感謝したい。
物語、音楽を通して、このGBUCに存在してくれている。 自分もそうありたいとは思うっすが、そうもいかなくなったりしてる。 コメントしてなくても、読んでますです。自分なりに最終想像してます。 スタジオ「kandaers」は全ての人々を歓迎します。 皆様、とにかく一報ください。大概のことは対応するぜ。 こちとら、誠実さがウリだからさ。 悪いやつなんて一人もいない。善人もいない。 みんなみんな、自分の都合で生きてるだけ。強度はあるけど。 笑いたければわらい、怒りたければ言えばいい。 哀しければ泣きゃいい。楽しむ時は思いっきり浄化しよう。 喜怒哀楽。そんなことを繰り返して、その内、死ぬんだよね。 死ぬまで生きる。 それだけ。。。。それでね。。。 その辺にしろ。はい。 お後はよろしいようで。 |
zizi | 投稿日時: 2014-2-8 7:17 更新日時: 2014-2-8 7:17 |
登録日: 2008-4-25 居住地: 投稿数: 3247 |
あとがき もしもお忘れの方へ。「鈴木」と「佐藤」は監督助手です。
佐藤「監督。最近無駄話が多すぎます」 鈴木「そうです、大体アレはどうなってるんです」 監督「アレってなんだよ」 佐藤「この話もうあまり長くないでしょ?なのにデモのままになってる第二期エンディング曲の事です」 監督「いいじゃん別に」 鈴木「良くないです。それに誰が歌うんですか。最近いつも歌う方が違うので...」 監督「仕方ない。ボカロは面倒くさ...あ、いややはり人の歌の方が好きだし」 佐藤「で。今度はどなたに?」 監督「この話の関連曲も最後と思われるから...切り札的な方にお願いしてみた」 鈴木「ど、どなたで...」 監督「おそらく佐藤も鈴木も知らない方だ...もう少し待ってろ」 佐藤「ホントに出来るんですか?」 監督「たぶん...」 ...また次回、宜しくお願い申し上げます! 関連楽曲はこちらです。(勝手にスンマセン) Miragegazer/zizi【第ニ期OP曲】 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15897&cid=1 Farewell/zizi【第ニ期ED曲(DEMO)】 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15888&cid=1 She Was Briting/kankanさん【第一期OP曲】 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15661&cid=8 春風 feat kayumai/zizi feat.kayumai【第一期ED曲】 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15775&cid=58 Mr. DJ/kankanさん【【劇中挿入歌】 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15560&cid=1 瞳の向こう- for Blue Mirage -/kankanさん【劇中挿入歌】 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15770&cid=1 BLUE MIRAGE/Asakoさん曲ziziアレンジver 【イメージテーマ曲】 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=15470&cid=1 バックナンバーはこちらです。 http://gbuc.net/modules/d3diary/index.php?req_uid=2049&mode=category&cid=4 登場人物 ジジ:無気力な中学二年生。音楽室で隣のクラスの女の娘に一目ボレします。 アサミ:ジジの隣のクラスの女の娘。音楽室でピアノを弾いている。ジジと少しづつ心を通わすように..なるのか? マコ:ジジの隣の席の女子。ジジとはいつもケンカばかりしている女子。天敵なのか...? 貫太郎:ライブハウス「Kanders」マスター。結構年配です。 凪子:ライブハウス「Kanders」スタッフ。アラサー位?の美人です。 ヤスオ先輩:ジジの先輩。バンド「Potmans」で活動中。現在大学生です。 ユーイチ:ジジの親友、学級委員の秀才。 須倉先生:ジジのクラスの担任の先生。あだ名はスクラップ先生。 なり子先生:教育実習の可愛らしい先生。(7話) 樋渡先生:教育実習のカッコいい先生。(7話) 宮部先輩:イケメンで音楽センス抜群。ジジ少年最大のライバル...なのか? 三好絵理香:宮部先輩のバンドのマネージャー役。二十歳そこそこ。 キム:貸しスタジオ「kimux」マスター。ウクレレが得意。 また、この物語はフィクションであり、登場する人物や団体の名称等は実在のものとは一切関係ありません。 それではまた次回。 |
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