wo_sevenさんて本当にイメージを形にするのが上手いですね！
作ってる時の感覚がKDさんと近いんじゃないかな？って感じました
ジャンルは違うけど

未知への飛行(Fail Safe)って映画を思い出しました。
結局、科学技術を飛躍的に開発するのも人間だし、そういった技術を最後に使用するのもまた人間なんだと思うと、一体なんなんだろう・・・、って考えてしまいますね。

えー、無学な自分は、この宣言のことは全く知らなかったのです、が。今読んでみて、50年が過ぎた今も、ここで訴えかけられたことが未だに切実な問題として残ってるということに、深い絶望と悲しみを感じました。
きっとwo_sevenさんもそう思ったんでしょう。
その思いが、純粋な結晶になったかのような音だと思いました。
絶望と悲しみにとらわれて歩みをとめてしまうのではなく、むしろ希望をもって歩んでいこうという思い。静かな祈り。
50年かかってできなかったんなら、100年かけてもいいじゃん？つうくらいのポジティブさ。

さりげないタイトルに込められた、深い思い。
音から伝わってきます。

「自分自身の危機への無関心」
が、まさに問題なのですが、それと闘うことを訴えるというより、
それと闘うということすらピエロのように、
「そういうことに熱心な人もいるよね」
と片づけてしまう、
そういうことへの悲しみを感じました。

まず、この曲を聴いて頂けたみなさまに感謝申し上げます。
この曲は・・・
1日英国の物理学者でノーベル平和賞受賞者のジョゼフ・ロートブラット氏が
共同通信社のインタビューに応えた記事を見て
「ラッセル・アインシュタイン宣言」を調べ、その全文を読み返し悲しみを感じました。
時代は変わり、部分的には緊張の緩和・消滅であり、意識の高揚・実行であり、あたかも
時代は代わったかの様ではあるけれども
50年の時が経とうとしている今も、この Manifesto の根本は達成できないままでいるのではないでしょうか。
「世界は紛争に満ち満ちている」
「私たちは人類に絶滅をもたらすか、それとも人類が戦争を放棄するか？　人々はこの二者択一という問題を面と向かって取り上げようとしないであろう。」
（引用：「ラッセル・アインシュタイン宣言」訳文より）
など、など、私は政治的思想や立場に立って感じたことではなく、一人の人間として
今の時代また、悲しいことですがこの先時代の代わるチャンスが与えられるとするならば
全てこれらの事が果たされることを切に願います。

そして、コメントを頂いたみなさま、ありがとうございます。
文章が苦手なのと明日も仕事があり
改めてお返事させて頂きますことをお許しください。
では、失礼いたします。

本当に壮大な音ですね。
複雑さとシンプルさと、灯りと闇と、希望と絶望とか相反するものが
軽く、内包されてしまうような音楽ですね。
いつも驚かされます。

音を白玉で重ね合わせて壁にしてしまうことは容易いんですよね。
でも往々にしてその音像は作者の意図とはかけ離れた「壁」となってリスナーに誤解されてしまうこともあるんです。ところがこの作品はその誤解を言葉を置くことによって成功していると思います。

微妙にずれ合う音は、流れ去った悪夢を感じます。
素敵な作品です。

言葉では言い表せないくらい感動しました。
8分５秒、じっと聴き入って、終わったらため息が出ました。
好きな曲はDLしてリピートしているんですが、
この曲もダウンロードさせていただきます。
そして何度も繰り返し聴かせていただきます。

マニアック系が多いGBUCの中にあっても、
古典的芸術や政治思想に寄った作品は、
どちらかと言えば敬遠されがちである。
「にもかかわらず」（ニーチェ）、
それをあえて行おうとする者、それを私は讃えます。

単純な、というより、余計な音を削り、
その簡素な響きとくり返しの中で、
次第に音が集中し、膨らんでいくように、
人々の意識がゆっくりと高まっていくことが、
作者wo_seven氏が込めたささやかな願いであるかのように。

この音を聴きながら、私はポーランドの現代作曲家グレツキの
『悲歌のシンフォニー』を思い出していました。

有名な第２楽章「お母様、どうか泣かないでください」は、
ナチス・ドイツの独房の壁に刻み込まれた祈りの詩である。
哀しみを識ることは、超えることである。
同じまなざしの精神を、
wo_sevenさんのこの作品にも感じました。

自らの信じる作品へと向かう意志。
私は大好きです。

晩年のアインシュタインの思いが伝わってきます。壮大で悲し気なイメージの折り重なった様な深い音が印象的です。