いい曲だと思います。こっちに行くのだろうか？と思うと、いきなり、Uターンしたり、ジグザグ走行したり、急加速したかと思うと、もう空を飛び、海に潜っていくというような、頭とこころが、非常に心地よく「不穏」になります。

音や曲調がつながって広がって収束するのではなく、ばらばらのまま、色々な曲線が入り混じっている感じがします。かといって、前衛音楽ではなくて、非常にポップなのが、秀逸でございました。

色んな音が洪水のように押し寄せてくる曲ですね。
身を任せてみました。
緩急がすごく気持ちいいっす。

先日私の作品へのコメントの中で、「仕上がらない曲はあえて寝かし、素材として貯めておいて、日を置いてから適当に並べてみたら、面白いものができるかもしれない」とアドバイスをいただきましたが、こういうことなのですね。

なんだか、「私は失敗したことがない、ただ、１万通りのうまくいかない方法を見つけただけた」というエジソンの名言？が頭をよぎりました。

「気の向くままに選んで並べて組み立てた」とありますが、southern_kさん気の向くまま、がどれだけすごいのかを痛感させられているところでもあります。

冒頭のコーーーーーーーーンという音とアルペジエーターが作り出しているような細かいリズムとのコントラストが印象的で、いろんな要素がちらし寿司のように次々と散りばめられていく展開は脳みそをかき混ぜるようでもあり、どこか中毒性のある心地よさを感じました。

これはヤバい！
有機化学はわかりませんが、とにかくヤバい音が次々と合成されてる！