ミリタリー好きと反戦の矛盾ですよね。自分も民間機にはどうも関心が持てずに
軍用機の解説本を読む傍ら「イマジン」を聴いたりしてましたから、
今夏のジブリ映画について鈴木P氏の発言を読み「ああ...」と思ってました。

しかし人間とは知恵があるがために元々矛盾を抱えた生き物であると思います。
好きな相手に意地悪したり、イヤな相手に必死で頭下げたりしたり、心と裏腹な
言動及び行動を取ってしまたったり...いやこれは例えがヘンでしたか（笑）

堀越二郎氏をモデルにした映画も観ました。が。...なんかモヤモヤする...
しかしこんな悩みを吹き飛ばす映像作品をpotman2氏に御教授頂きました。

そうです。「ガールズ&パンツァー」です。
実は以前からちょっと気になってたのですが、potman2さんが触れられてたので
ちょっと観てみたら....いやこれは面白い。私もハマってしまって一気に全部観ました（爆）
アメリカぽいのが高名がサンダース大付属でシャーマンって（笑）
しかし侮れません。

根拠なんていつも後付けだよ...

この作品がそう教えてくれました。
まさしくその通り。矛盾を抱える事に一々悩んでいても仕方ないのです。

しかしこの作品は色々なヒントが隠されています。

戦争をどうすれば無くす事が出来るのか？この作品を観ながらちょっと考えてみました。
いつもその原因の一つと考えられているモノがあります。戦争するには道具が必要、
その道具には供給先があり、当然そこで働いている人がたくさんいます。
するとこういう権益を守ろうとする力が働き、いつまでたっても武器の供給は無くなりません。
いわゆる軍産複合体というヤツですな。

ではその連中が武器以外のモノで儲けたら良いのではないか。ここで登場するのが
学園艦です。予算をバラまく事になるかもしれませんが、増大する軍事費を教育費に振り分け、
軍産複合体も民間需要に転じて武器を売らなくても儲かる仕組みを作る。
そうすると密かに世界各地に緊張を持たせようとするロビー活動も沈静化、
やがて紛争は減少する事になるでしょう。

なんつって。しかし私は「○立○○」よりもこちらの方が感動しましたね。
自己の信念に基づいて行動した結果、トラウマを抱えてしまい、またそれぞれが...
家柄や年老いた親族や何かしらをを背負いながらも共に苦労を分かち合う...
自分が追われる原因となった助けた相手に礼を言われるシーンなんてもう涙が...

あ、すみません。ちょっと語ってしまいましたな、この話はまたいずれ。

それと長文ついでにもう一つ。

>一生懸命努力したのに全部無駄になってしまった

日本は戦争に敗れ、多くの犠牲を払いましたが、あの時代に行った事は
全て無駄な事だったのでしょうか？そんな事ないはずです。
それでは命を落とされた方や辛い目に合われた方の想いが報われません。

今年に入って当時培った技術により少なくとも二名の人名が救助されました。
http://www.youtube.com/watch?v=FfKRekwubpE
救難飛行艇「US-2」の性能はこの分野においては現在世界一です。
4mの波高の海に着水出来る飛行機は全世界中にこれしかありません。
メーカーの新明和の前身は元川西航空機、大戦中に九七式、二式飛行艇を創りました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/川西航空機
ゼロ戦が太平洋戦争後期にはその優位性を保てなかったのに対し、こちらの分野では
大戦中はおろか現在においても世界一。

長文失礼致しました〜！それではまた。