崩れながらも、ポップであろうとする精神が夢見る世界。

ベース音が背骨となって何とか持ちこたえている。
重力と絶望の疲れに負けそうになりながらも、
その知見さえも、フレーズのアイデアとして散りばめて活かす。
作り手の打たれ強いしたたかさを感じました♪

今まで私が聴いた事の無いサウンドです！
色々な音が入っていてサイケデリック感もするし。。
日本語なのに何語かわからない感じもして
異次元の音楽を聴いているようです。
最後のピアノとリバーブもキマってますね！

聴き終わって出た言葉
「堪能しました」。

「ポップアートする」ってぇから
もっとおこちゃま音楽かと思ったら
まあ凝った作りで、アートをプップしてますね。
こう凝ると、次はどうシンプルにポップするかなー
な〜んて、へそ曲がりな。

＞こういう曲もつるっと。

ちょっとどういう発想で出来上がるのか私も非常に不思議です。
こういう曲ってのは最初からこういう、何というかここで、この音
使ってここでディレイを..とか最初にアバウトながら全体像が構築
されているのかそれてもイメージに近いループを探りながら組み立てて
あるのか...こんな事聞いてもしょうがないと思いつつ一応書いてみました（笑）

kankanさんは、いろんなことをするんですね。
こういう曲もつるっと。
歌詞を見ながら真面目に聴いていたのです、が、
キミが、みみみみ…。カレが、れれれれ…と来たから
カノジョは、じょじょじょじょ…なのか？　
と予測していたら、はぐらかされて、一人で吹き出してしまったという。
すみません。
どのようにアプローチすれば、このようなアートに辿り着くのか
前頭葉を覗いてみたいような見たくないような。

80年代後半、サンプラーが普及し始めてサンプリングを使った手法が模索されていたあの時代と、00年代のハイビットサンプリング時代のドラムビートやサンプリング素材が出会った。
そんな懐かしいような気もしつつビートは今風で面白い試みだと思いました。

（黒く塗っちゃえよ　黒く）に思わずドキッとしますね。