いやぁ、少し単純化しすぎたかなぁ。
ぜんぜんダメでした。
今日iPod聴いてたらいきなりコレに当てはまらないレゲエで！
Sublimeっていう影響力を知名度で割ったら世界一のバンド
（ビースト談）がいたんですけど、彼らが音を出したら
どんな音でも、まぎれもないレゲエの塊なんです。
彼らの曲は１／３程度が先の３つに当てはまりません。
でも全部レゲエです。（厳密にはロックステディやスカもある）
基本ビートはじつは鳴ってる必要がない!!!!!
演奏者が感じていれば充分なんです。
たとえばコレ！
http://www.youtube.com/watch?v=Sal-bp_ciC4
これは完全にレゲエと認知される音楽です。
つまりもっと重要なのは声や演奏への魂の乗せ方かもしれないです。

４　レゲエフィールがある

精神論ではなくて、１つ１つはとても具体的なことです。
でも莫大な数になるのでココで書ききれないくらいの具体例になります。
トロンボーンをボボボボと鳴らす。ハットをチキッと鳴らす。
えぐいフランジャー。モタったような２拍３連キック。
チューンダウンした重低音ベース。16分休符を挟んだ強烈なオカズ。
言葉にすると何のことか判らないですけどｗ、サウンドやフレーズに
レゲエの神様が潜んでます。ラスタファライ!!
それにレゲエに特徴的な楽器。たとえばサイレンのような効果音。
そう。サイレンといえばこんなのを作ってる日本人がいます。
http://www.siren-machine.com/
ただのサイレンなんですけどタダじゃない。4万円も取るみたいです。
でもこの音聞くだけでうほーレゲエってのが充満してて10万円だしても
欲しい人がいるに違いないです。すげえサイレンです。
こういうのも紛れもないレゲエフィール。お金で買えるレゲエフィールですね。

あとレゲエってじつは３連フィールの音楽で
つまりロックステディが３連フィールになったモノで
ジャズとはまた違うシャッフルなんですね。
たとえばたまたまイマ見てたんですけど、この曲
http://www.youtube.com/watch?v=8Un6pmJK_ZE
これは一般にジャズって言われると思うんですけど
シャッフル感はほぼレゲエのものといっていいんじゃないかと。
ボーカルに掛けられた６連エコーもダブ的です。
あ、フィードバックをめちゃくちゃ上げたショートディレイを
忘れてました。エコーでビーンって発振させるようなのも
ダブの特徴の１つです。それ一発でレゲエって言えるほどの！
ま、とにかくこのサン・ラはレゲエとは言えないまでも
ジャズとレゲエの境界線上にある音楽ですね。
んで、そうすると最終的に重要なのは

５　やってるヤツがレゲエかどうか

もうココに尽きてしまいます。
ボブ・マーリーがビートルズを弾き語りしてる
ボブ・マーリーがジャカジャカとギター鳴らして曲を作ってる
４までのどれにも当てはまらないけどレゲエじゃないと言い切るには
相当の勇気がいります。
やっぱり線引きはどうしても曖昧になっちゃいますね。

レゲエを愉しんでるかどうか。
それだけがレゲエの基準ですね結局。
訂正っす。