初めまして、the goat in bootsのリンタロウです。イントロでもうヤられました。
こういう音楽を作りたい！！何かアドバイス無いですかね....。

■いど〜さん
そうそう、ギターは神経質なんです。
キリキリしていないと駄目だ、ということで頑張りました。＞わっくん

＞ところどころ破れた障子・・・
＞皿に残った琵琶湖名物の鮒寿司・・・
そのままやんか〜い。w


■凪さん
この曲の世界観はかなり昔から考えていたものですが
kuronekoさんが歌うということで、
小道具の取捨選択や配置を考え直したというのはあります。
kuronekoさんもなかなかダークな世界を持っていますが、
彼自身が下のコメで書いている通り、
やはり持っている世界の違いはありますね。
つーか、当然の話ですが、同じものを見ても全然違った見方をするし
全然違った考え方をします。それがバンドの面白さだと思っています。

イントロから掴まれますね。サビも「！？」という感じ。
この歌詞をクロネコさんが歌ってることで、このうたの世界が確定した感じなのでしょうか…。ほかの方のvocalだとまた全然違う気がします。
なかなか言いたいことが言葉になりませんで、すみません。

ギターのキリキリした音が、退廃と静かな狂気、マニアックな偏愛に落下して行くような世界を象徴していますね。

小道具や小さなエピソードが積み重なって、いやにダークな性急ビートに加速度を与える様は、冴えた技ですな。メモしよう。

ニューウェイヴといえば明らかにそういう音でもあるのですけれど、一つの作品の世界として、とても堪能できました。

感化され、今ちょっと詩が思い浮かびました。

ところどころ破れた障子・・・
皿に残った琵琶湖名物の鮒寿司・・・

ギターのわくわくフェアです。聴いて頂いた方、コメントしていただいた方どうもありがとうございます！まとめレスですいません。
ニューウェイヴとよばれる曲調も実際は様々なサウンドがあって、今回はどういったところにフォーカスさせるか結構試行錯誤した気がします。（僕が着地点を確認するためいろいろ寄り道をしたということもありますが。）個人的にはグッピーズとしてのニューウェイヴになってればいいんじゃないかと思いつつ。
歌詞に関しては、井草見さんは「詩曲の解釈は聴く人にお任せ」とありますが、僕はラブドールとの恋の話だと思ってます。ラブドールとの日常を綴るblogとかっていっぱいあるんですよね。あくまで僕の勝手な解釈。作者の意図と全然違うと思うけど、色々と解釈の出来る歌詞ですよね。
先日のスタジオ練習ではアレンジも少し変えてたりします。成長するいつものように。成長するグッピーズ。またよろしくお願いします。

voを担当しましたクロネコです。まとめてのコメントで失礼致します。作詞作曲の井草見さんから事前に「クロネコさんのボーカルを想定して作った」との言葉を頂いたので、今回は唄うたいとして自分の曲のときとは少し違う歌い方をやってみよう、とかいろいろ考えてはみてました。が、聴き直すとそうとうヘコみますね…。正直デモ時点の井草見さんの仮歌に負けてる気がしてならない。歌詞の世界に見合う歌に近づけるように、少しずつなんとかしたいとは思ってるんですが。今後の課題です。

歌詞について。「詩曲の解釈は聴く人にお任せ」とのことなので、あまり限定したイメージを書かないほうがいいのかもですが少しだけ。井草見さんはぼくのボーカルを意識したとのことですし、wo_sevenさんの書いて下さったように共通する部分もたぶんあるのだとは思いますが、じつはぼくの書く歌詞とはまるで違う世界のような気もしています。似たようなテーマでぼくが書いたら、ジョン・ファウルズの「コレクター」みたいになっちゃうんですよね、たぶん。どちらかというと生きものが好きなのでw　で、井草見さんの世界はもっとデカダンなんです。デモを聴いてぼくがイメージしたのは、ビアズリのサロメとか、あるいはバイロスみたいな世界でした。なんか奢灞都館って感じでw　ひんやりしてるんです、冷蔵庫のなかみたいに。まあ作詞者のイメージとはまったく違う可能性も高いんですけれど、唄うたいの立場としてはそのへんもとても興味深かったです。

聴いて頂いてありがとうございました。

追記：
Grand_Portさんが
>このAメロとサビのくっつけ方はスゴイですよね。
>今だから言いますけど、デモが上がってきたときは若干引きました。
て書いてますけど、このサビはびっくりでした、ぼくもw　サビの奇妙にキャッチー感じはJAPANの1stアルバムっぽいなとちょっと思ったり。「Suburban Berlin」あたりの。

■inukenさん
どうもありがとう。
うん、自分らしいと思います。w


■woさん
お久ぶりです。
なんでわかるのかな〜。w
詩はとりあえず自分なりに、グッピーズの世界観が成り立つ範疇で作ってみました。
といっても元ネタはwoさんだけが知っている、あのバンドの頃に考えたものなんですけどね。

■Tsunekazuさん
叩き台があったとはいえ、話し合ったわけでもないのに
何故か全員同じようなギター・トーンを思い描いていました。
この曲の世界観が共有出来ていたからだと思います。
バンドとしてのまとまりが、またひとつ強くなったのだと思っています。
エンディングに触れてくれてありがとうございます。
かなりニューウェイブを意識してみたんですよ。w


■なりさん
なりさんのお陰でこの曲は出来ました。
レモンドロップ号で作った最初の曲なんですよ。
うん、色々と限定するみたいですね、この曲。w
詩曲の解釈は聴く人にお任せなので、具体的にどうこう書くつもりはないんですが
暗喩は一杯ちりばめてあります。直接的な部分も一杯あります。w
んでもって、なりさんはそんな感じで聴いてくれたんですね。
クロネコさんのボーカルを想定して作った曲ですが
こちらの想定以上の世界を造り上げてくれました。
ボーカリスト・クロネコはかなりこちらの感性を刺激してくれます。

遅れ馳せながらようやくコメントです。

もう、こういうダークで退廃的な匂いのするニューウェーブというのは聴き手を限定するとは思うのですが、とにかく私には大好物です。
ギターの音にゾクゾクします。このスリリングな感じは井草見さんの持ち味だなぁと思ったり。
ラストのフェイドアウトする辺りのドラムの連打やギターとの絡みとか、サウンド的にはいい意味で王道でかっこいいニューウェーブだと思いますが、この歌詞！！

外見 ： 中身
チーズの青カビ ： チーズの味
容貌の衰えた女性 ： 飾り立てることで愛情を維持しようとする男性の妄執

ざっとこんな対比で眺めると、一篇の小説のようです。
クロネコさんのボーカルも、ところどころ震え気味な発声で、そんな歌詞の世界を生かしてますね。

アートワークがこれまた素晴らしい！

ほんとニューウェーブな感じ。
ギターの音色が正にそんな感じがします。
エンディングのフェードアウトしていく辺りも
ニューウェーブな感じ（そう思い込んでいる私）

こういう音、意外に好きです。

お久です。
何となく井草見さんの曲だ！なんて分かっちゃったりもするのですが（ヒミツ ）
でも、詩はkuronekoさんかと思う様なドキッとする所があったりして
妙なギャップを感じてます。
どちらも相まってす〜っと聴き入ってしまいます。
では、ではこんなところで。

実に、実に、ニューウェーヴィー。
井草見さんらしいとおもいました。

みなさん、コメントありがとうございます。
ベースの井草見です。


■Track25さん
一般的なマイナーからメジャーへの展開は平行調（Amの場合ならC）で行われますが、
この曲の場合はキーはAmで、サビのメジャー部分の展開はA。つまり同主調の関係になっています。
その対比の効果を狙ってみました。
サウンドは一聴シンプルを心掛けました。ソリッド感と冷ややかさがキーワードです。
毒気は「happyend」には負けますが、確かに強い方ですね。


■gt_musicさん
一応パンク・バンドと名乗っておりますし、ミディアム・テンポな曲も続いたことだし
久しぶりにアップビートなパンク系ニューウェイブな曲をやってみることにしました。
＞Xmal Deutschland
マ、マイナー過ぎる。名前しか知りません。w


■タソ
予想出来なかったろー。w
Aメロとサビを別々に作って強引に合わせたのさ（あっさりネタバレw）。
んで、繋ぐ時に調性をちょっと凝ってみたのさ。


■norickさん
アングラかぁ。確かに。w
クロネコさんがこの曲を歌っている姿を念頭において作ったんですよ。

アングラな香りがしますね。
元気で何よりです。
後追いで聞いた先輩の東京ニューウェイヴ。
というか、こういう曲を作るんだー！

うわー、サビがこういうメロで来るとは予想できなかったぁー！
このギャップがめちゃかっこいいね(≧∇≦)
Aメロとサビがお互い引き立て合ってる感じがします。

おお、デカダンなムードにパキッとした音、
まさに往年のニューウェーブを想起させてカッコイイです。
マイナーかもしれないけど、Xmal Deutschlandを連想しました。
好き好き。

この曲好きだなあ。マイナーなAメロとメジャーのサビの対比が凄く効果的。サビメロも優秀だなあ。展開部など構成も自然。なんといってもシンプルなサウンドがいいですね。ギターもドラムも凄く好み。詩も素晴らしい。要するに全部好き。Guppy and the Droppingsの曲のなかでは毒の強いほうの曲じゃないかしら。

歌詞です。

――

熟れ切った果物の匂いが
蒸し暑い部屋にたれ込める
お前の言葉とその匂いが
僕の中に澱となって降り積もった

黄ばんだレースのカーテンと　　
皿に残った青カビのチーズ
白い指でそれを千切りながら
こんなに簡単だったらいいのにねと

　お前はねだるような視線で僕を絡めとって
　尽き果てぬ望みの未来へと背中を押すのさ

人は中身が大切だって
確かにそのとおりだった
でもそんなに綺麗なもんじゃなかったよ

すっかり丁寧に
手を洗うクセがついてしまったよ、僕は

　毎日毎日おまえを飾り続けていると
　いつのまにかそれが僕の喜びに変わっていく

　そしていつものように午後の気怠さの中で
　朽ち果てることのないお前を見つめて微笑む


そうさ、今だからこそ
はっきり言えるよ
お前はずっとずっと
美しくなくちゃいけなかったんだ


　毎日毎日おまえを飾り続けていると
　いつのまにかそれが僕の喜びに変わっていく

　いつものように僕は午後の気怠さの中で
　朽ち果てることのないお前を見つめて微笑む