Re: 中古のインターフェイス録音機材等やPCが買えなくなる? |
投稿者: POC 投稿日時: 2006-3-10 12:05:23 賛成派の方のご意見を見てると、どうもまだイマイチ理解してないんじゃないかなと。 >PSEマーク付きなら、販売側も責任回避のために入念に検査するだろうし、事故を起きる可能性を少しでも減らせると思います。補償の無い車検付きみたいな物です。 まずこれですが、PSEマーク以前では何の検査責任もなく無保証であり、PSEマーク後は保証されているということであればこの理論も成り立ちますが、単にPSE以前は国の検査であったもの(逆▽の中に〒マークに似たマーク)が、民間検査に降りてきてPSEとなっただけであるため、担保強度というか、信頼性自体は、前も今も変わってません。 むしろ、昨今のマンション強度偽装騒ぎや、民間車検場の悪い噂的なものを考えると実質的な信頼度は下がったと見る事も出来るかもしれません。 さらにですが、 >定期的な調律や、メンテナンスで、その製品本来の性能が維持出来ると思います。 とのことですが、電気的な修理、調整を行なった場合、新規製造とみなされ、PSEマークの再取得が必要になります。 つまるところ、メーカ修理以外の修理はほぼ絶望的になり、かかる金銭的時間的なコストも増大するということです。これは、当然ながら2001年よりあとにPSEマークつきで販売された物に対しても同様です。個人的にはこちらのほうが影響が大きいと思ってます。 車に例えますと、故障して修理が必要になった車があったら、まったくの新規製造車として形式番号の再取得からはじめるようなものでしょうか。 また、現場的な視点で見ますと、 >プロレベルのメンテナンスされた完全な音源 というものは、基本的に新品で存在することはありえません。 また、いかに些細なものでも修理に出された直後の品は「完全な音源」たりえません。 設計や設計図ではなく、あくまでも実際に手元にある実機を使う以上、初期不良を乗り越え、慣らしを終えて、安定して動作する実績を作り終えた所謂「枯れた」品物のみがプロレベルで利用できます。 もちろん定期的なメンテナンスは行ないますが、主にどうにもならない消耗品の交換が主であって、特性自体が変わりかねない基盤交換レベルの事をされてしまった場合は、それはまた別の機器としていろいろチェックするところからやり直さなくてはなりません。 上記PSE再取得のこともあり、修理体制自体がかなり変わることも予想されますので、この辺のことも心配です。 |
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