4:Re: 共有化すると音が劣化したように聴こえます dj_beast 04/22 02:35 GrageBand の使い方が間違っていた場合の答えはもう出てるので、 使い方が正しかった場合の回答をします--- いい耳を持ってますね! それで正常です。 ・ GarageBandで聴く音: マルチトラック ・ 書き出した音: ツー・ミックス と、それぞれ呼ばれ、別のモノを聴いてるわけですから違って当たり前。 つけ麺と冷やし中華ほどの差があります。極端な例ですが、ライブ盤を考えた場合、 各楽器ごとに録音したモノがマルチトラック。ステレオマイクで一点録りしたモノが ツーミックスと言えばイメージしやすいでしょうか。 書き出した「ツー・ミックス」は、たった2チャンネルにまとめられるため、圧倒的 に情報量が少ないのです。この違いが音をこもらせたり歪ませたりします。 「マルチトラック」上で清く正しく録音された各トラックでも、「2ミックス」にした 場合 "それぞれ" の2つのトラック上で『美しい状態』になっているとは限りません。 これを美しく整える作業を「ミックスダウン」と呼びます。 とても繊細な問題で、経験と確かな耳が必要。 ハイエンドアマチュア以上ですと特別な機材を使う場合もあります。※1 質問に単純に答えれば、同じモノじゃないので音が違って当たり前とも言えますし、 初心者の場合、この「ミックスダウンが上手くいっていない」ため「その差」が極端に 大きくなる可能性が強いとも言えます。 どうすればよいか?は、ケースバイケース。 楽曲や好みにもよりますし、いろんな対処法があります。 以下、参考までに~ ・『2ミックスの音量レベルを適切にする!』 ・『マルチの各トラックをイコライジング(音質補正)する!』 こもってしまう場合は、ぶつかりやすい500Hz~600Hz辺りと、なくても まぁ成立する80Hz以下に特に注意を払うといいかと。 300Hz辺りがぶつかってるようだとアレンジ自体を見直すのも、手かも。 と、そんな風にメーターを見れるようになれば自然と上手くなるはず。 ようは「ゆずり合い」です。 ガレバンのイコライザに波形を見れるスイッチが付いているので活用します。 ・『音数を減らす!』 問題はじつは音質ではなく、アレンジにあることのほうが多いかも。 お好みで。でも効果的。 ・『リバーブやステレオ感を控えめにする!』 これもお好みで。ただ最初はどうしても使い過ぎちゃってるはず。 他の楽器の輪郭まで隠してないか注意します。 音の位相という性質は引き算にもなるのでじつはとてもむずかしい。 あまりステレオにこだわらない方が芯や腰が出て所謂CDの音に近づきます。 空間系エフェクター(リバーブ、エコー、フェイザーなど)は、 全体のバランスをみて最終的に再調整するといいかも。 ・『耳を調教する!』 こもった音、サイコーって風に感じ方を変えてみるのもときに良い結果を引き 出すことが多いかも。ちょっと不思議に思うかもしれませんが奥義です~w と、まぁゲストさんの曲を聴いてないのでかもかもづくしですが、ざくっとこんな点に 気をつければマルチと2ミックスの差はあまり感じられなくなるんじゃないでしょうか。 解決策「ミックスダウンを見直してみてください。」です。 注 ※1 コンピュータで作業してもミックスダウンはアナログに落とし込むという点に こだわる人が結構多いんですよ。(GarageBandではマルチパラアウトでき ないのでムリですが...)。そういう人らはPC上だと音の飽和の仕方が音楽的 じゃない、みたいな言い方をしますね。私にはよく判りませんがw でもつまり、大なり小なり誰もがマルチとツーミックスの差で悩んでると言え なくはないです。 ここ数年、専用機材(サミングミキサー)も増えてきた印象がします。 ミックスダウンにしか使えない「フェーダーすら付いていない」ミキサーという ものがあるのです。まだまだハイクラス向けの値段(30万円とかw)ですけど~ 逆に言えばゲストさんの悩みは30万円分の価値のある悩みなのですね。 |