8/13 札幌支部飲み会報告(含むスタジオセッション!)

1:8/13 札幌支部飲み会報告(含むスタジオセッション!)
Loop_9 08/15 00:00
GBUC札幌支部、今回は遠方よりいらっしゃったieieさんをゲストにお迎えして、楽しく遊びました。題して「GBUC北日本ミーティング」つうとこでしょうか?

●今回の参加者
ieieさん、peeさん、fishさん、Tackさん、サッポロ帝国のkiariさん&彼女、hiroctronicaさん、Loop_9夫妻。総勢9名

●1次会(PM7:00〜)
まずは居酒屋で飲み、楽しく歓談。ピッチャーがバカみたいに空いてった後は、日本酒に移行。
自分は、kiariさんhiroctronicaさんと「DJのクリエイティビティ」「パフォーマンスにおけるアナログDJの優位性」「模倣と個性」などを熱く語る。向こうからは「フランキーゴーズトウハリウッド」とか聞こえてくる(笑)。

●2次会(PM9:00〜AM2:00)
今回の目玉、スタジオセッション! ieieさん、peeさんがあらかじめ制作した未完成トラックに、みんなで音を足していこう、という楽しい試み。
PA以外はほとんど自前の機材。PAミキサーの上には僕のiBookをセット、オーディオインターフェースを介して全ての入出力をGarageBandでコントロールできる状態に。
kiariさんは今回一番の大荷物(すんませんでした&ありがとうございました!)、Nord LeadとmicroKORGをミニミキサーに通して、オーディオインターフェースに接続(全てkiariさんの自前)。
hiroctronicaさんは、持参したコンデンサマイク(ポップガード&サスペンション・ホルダ装備!)をセッティング。声録りはこれで完璧!
fishさんはでっかいセミアコのギターをエフェクタ&アンプに接続、指慣らしを始める。良い音出てるなーと感動。

セッティングが整い、いよいよレコーディング開始。
まずはhiroctronicaさんの曲冒頭のラップから録り始めることに。ライムを表示したiBookを肩に担ぎ(!)、リラックスした感じでいきなり収録、一発OK。さすが!キャリアの賜物ですねえ。全員が唸る出来映え。あとで「主役持ってかれたかも…」と話題になるほどでした。
続いて、kiariさんの2台のシンセを駆使してのライブエレクトロニクス。曲を通しての1発録り! 感性豊か&変幻自在のシンセサウンドで、曲の表情を彩っていく様、見事でした。これも一発OK。
次はギター。これも曲を通しての録り、という難しい条件ながら初回テイクはほぼOKの出来。部分的にリテイクしたのみでした。
hiroctronicaさんの、曲ブリッジ部分のラップ(これも一発OK!)の後ろに、Tackさんがあらかじめ用意してきたギターパートをFirewire通信で転送、GarageBand書類に加える。プレイバックを聴いてビビる。めっちゃカッコいい! ギタリストfishさんが「え?これ全部ループなんですか?」と驚愕するほどの迫力のウォールオブギター。曲がさらに面白くなる。
ここで、ディレクターpeeさんから「ここのhiroctronicaさんのラップんとこ、Tackさんのパートとコントラストつけるためにドラム抜きましょう」とナイス提案。方向性を協議しつつ試しにサクッとやってみるとドンピシャ。これがあるからセッションって面白い!

長めの休憩を挟み、ここから声関係の収録を開始。
まずはpeeさんと僕のコーラス録り。今までの快調なレコーディングに対して恥ずかしいぐらい(笑)、いくつかテイクを重ね、なんとかOK。
そして、お楽しみ&お約束の全員参加コーラス。2チームに分かれ、peeさんのナイスリードに導かれ、和気あいあいと収録。やっぱこれはやんなくちゃね。
最後に、ieieさんのヴォーカル再レコーディング。ここはpeeさんが厳しくディレクション。初めて聴くieieさんの生歌。響く声、艶のある節回し、真剣な表情、魅せられました。終了時間が迫っていることも相まって、この日で一番の緊張感が走ったときでした。疲れと眠さから、なかなか思うような歌がでてこない中、時間はどんどん迫る。そのぎりぎりの状況での最後のテイクは、まさに渾身の歌唱。拍手とともに、無事セッション終了!

●反省会(3次会)(AM2:00〜AM5:00)
ここでkiariさんたちとhiroctronicaさんは帰宅、残る6人は「反省会」と称した飲み会に(笑)。
80年代音楽及び昔の音楽機材、当時の音楽雑誌(サウンドール、テッチー、宝島)、少女マンガ、などなどで談笑。そして、ここでバンド最大の醍醐味が。
「バンド名どうしよう?」
バカネタを含めて(笑)、いろいろ出し合った結果、北海道らしさを前面に出す、というコンセプトにぴったりで、その場の誰もが「いや、これ以上はないでしょう」という決定的な意見がTackさんの口からポロッと出てくる。
『黒い恋人たち Amoureux noirs』
(大活躍しながら意見聞かなかったkiariさんhiroctronicaさんごめんなさい…)
一人また一人と沈没していく状況になってきたので、AM5:00頃、お開きに。
Fishさんが外が明るいことに大きなショックを受ける中(笑)、別れを惜しみつつ&再会を誓いつつ解散。

ホントに楽しかったですね。みなさまありがとうございました!
さて、手元に残された未編集の膨大なトラックは、これからまとめられて公開される予定です。
(仕事が超遅い自分のせいで、ややしばらくかかりそうですが…)
誰よりも楽しみにしてる、参加者の皆さんのために頑張ります!


2:Re: 8/13 札幌支部飲み会報告(含むスタジオセッション!)
pee 08/15 03:25
 Loop_9さま、早速の報告、お疲れさまです。GBUC北日本ミーティング、最高に楽しい経験となりました。時間を割いて集まってくださった皆さんに感謝します!

 一次会〜雰囲気の良いお店で、僕も少しだけお酒をいただきました。本日のおすすめ地酒、美味しかったですね。札幌クラブ系チームの方で盛り上がってたのは聞こえてきてましたよ。みんな熱くて音楽にノボせてるのがわかって、良い感触でした。

 二次会〜私たち「黒い恋人」のキュートなフロントマン、Hi-rockさんの録音からこのセッションをスタートできたことで、確かに方向が決まりました。言葉に対する鋭敏な感覚と敏捷性。ニュアンスで全てが伝わる説得力。全員に見られながらトップバッターを務めるのはプレッシャーだったでしょうけど、けろろん、とした感じでテイク1、テイク2、そしてOK!でした。早い、早い。
 kiariさんの録音風景は皆さんに見ていただきたかった。シンセ2台を同時に弾きながら曲に彩りを加えていく様は、一人YMO。全員が納得の音色とフレーズ。彼は直感力と繊細さを併せもつプレイヤーであり、今もなお、音楽をバクバク食べて急成長を続けている、末恐ろしい才能です。これも早い早い。
 ギタープレイヤーfishさんがギターの音を作りながらプレイバックに合わせてテロテロテロっと弾き始めたのを見て、これも曲にマッチしたギターを弾いてくれそうだと興奮。終盤、弾けば弾くほど調子が上がっていくのを見て、もっと弾いてもらいたくなりました。残るのは多分現時点でのベストテイク。初めはセミアコがベストチョイスとは思わなかったけど、終わってみたらなるほど、の音色。さすがです。
みんながタバコを吸いに録音ルームの外に出ている頃、Tackさんがノートパソコンを接続。事前にieieさんから何人かの人には曲データを送っていたのでした。自宅で仕上げたTackさん担当部分を移植。ところであの部屋には何台のマックがあったのだろう?
この辺りから、曲を通して聴いてみる。すでにドラムが逆回転になってたりして笑う。そもそもはスカスカのトラックなので、音を足しても足してもまだ弱い。特に弱いところを3カ所発見。口頭でイメージだけを伝えるとLoop_9さんはクールなトライアングルを足したり、Tackさん製作のアレをアレして、中だるみかな?と思っていた部分を、見事曲のハイライトに仕上げる。ここでTackさんの作ったパートが主役に躍り出る。生かすも殺すも編集次第。編集って怖い。この時点で(個人的には)Hi-rockさんのパート、Tackさんのパートが曲の主役になってきた印象。
Loop_9という人は現場主義の人なのか、その場でもどんどん編集を加えていく。トラックパッド使用で異常に早い操作。おかげでストレスなくどんどん音を入れることができました(家に帰ってからも鬼のような編集作業をするんでしょうけど)。また、一人だけずっと立ちっぱなしでミキサーに徹していただきました(感謝)。それに、なんというか、話が早い。相手の意図を汲んでフレキシブルに対応し、話の筋を交通整理してパッパッパッと可能性を提示していく。そして判断力。持ち前のセンスと編集能力。ナチュラルボーンリミキサー。
最後にieieさんの歌いれ。肉体(声)を使うパートなのに深夜、疲れきったところで録り始めることになって申し訳ない。別に厳しいダメだしをしてた訳ではないんだけど、ダメだししてくれっていうから、無理矢理してみました。

集まった人たちの良さはそれぞれ出せたと思う。最後にLoop_9さんがミックスダウンでさらに自分の色を出せたら良い。これは本当に楽しみだ。
集まった全員の音楽に対する情熱、GBUCの提供してくれた可能性。みんな新しい遊び方を考えている。素敵なものを共有することができた夜でした。

1-

BluesBB ©Sting_Band